じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

クジラの思い出

2007-11-24 11:46:27 | Weblog
★ 日本の調査捕鯨に批判が起こっているという。

★ 種の保存を考えれば乱獲はいかんが、食文化にあれこれ注文をつけられるのはどうかとも思う。「かわいそう」などといった感情論は論外だ。牛や鶏や魚だって「かわいそう」といえば、何も食べられなくなってしまう。

★ 私が小学生の頃は牛肉が高く、クジラカツやクジラ肉のステーキがよく食卓にあがったものだ。給食でもクジラの竜田揚げ、甘酢あんかけなど定番だった。肉は固かったが、若かったから平気だった。

★ 私の母はクジラのベーコンが好物だったし、コロ(クジラの脂身)とみずなの煮物もよく食べた。おでんにもすじ肉ではなくてコロがはいっていた。

★ そのクジラがいつからか小売店から姿を消し、たまに見かけてもおそろしい値段がついていた。高級牛肉に匹敵するようなときもあった。

★ そのクジラ肉を最近、ちょくちょく目にするようになった。値段も一時期のことを思うと安くなっている。需要と供給で価格が決まるとすれば、この価格の定価は供給が増えたに違いない。

★ 海外からの批判も「調査捕鯨」と言いながら「商業捕鯨」をしているではないか、ということだろう。日本流のあいまいさは外国では理解されないようだ。

★ ところで先日おでんにコロを入れて食べたが、どうも脂っこくて食べられたもんじゃなかった。クジラ独特の臭みも気になった。長く食べない間に味覚が変わったようだ。

★ 以前、北海道の土産にトドだったかセイウチだったか海獣類の肉の入ったカレーをもらったが、あれも結構生臭かったように記憶している。

★ 年をとってから、小学生時代の初恋の人とは会わないほうが良いように、クジラの味も記憶の中にとどめておくのがよさそうだ。
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