じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

校内暴力

2007-11-14 13:59:12 | 教育
★ 神奈川県では男子中学生が女性教諭に暴力を振るい逮捕されたと言う。女性教諭は胸の骨を折る重傷だそうだ。

★ 宇治市でも最近、校内暴力により逮捕される中学生が増えているように思える。先日1人、そして昨日また1人が逮捕された。いずれも教師に暴力を振るったと言う。

★ 中学生が教師をからかい挑発するといったことは珍しいことではない。子どもたちが教師や社会の権威自体を軽視している風潮にもよる。

★ 大人に対するタメ口など日常化している。

★ 社会や家庭の影響が大きいことは言うまでもないが、彼らをイラつかせているものは一体何なのだろうか。

★ 子どもたち自体の変化も感じる。ひ弱さとプライドの高さが同居しているアンバランス。弱さを見破られないように精一杯の虚勢を張っているようにも感じる。

★ 教師への暴力は、そこに教師が存在したから起こる。それは幼児がダダをこねるような振る舞いにも似ているし、コントロールできない感情を教師に訴えかけているとも言える。ツッパるのは自己の存在を認めて欲しいと言う叫びであり、甘えであるように思える。

★ 彼らのイライラの主たる原因は家庭にある場合が多い。生徒指導の難しさはその点にある。家庭を変えなければ、親を変えなければ根本的な解決が難しい。だが、学校や教師はそこまでは入り込めない。

★ 受験期を控え、生徒たちの緊張感は高まっていく。ちょっとしたことにも過敏な反応が見られるし、注意が必要だ。まして校内暴力は伝染する。早期に対策を講じないとより大きな悲劇を招く。校内暴力が増えている学校には経営上の問題も潜在している。教師に対する陰での不満が渦巻いていたりする。

★ 学校経営者や教師は自らの学校の状況に敏感であらねばならないし、対策は限りなく早期に、問題は小さいうちに封じ込める必要がある。

★ 学校のプライドなど言っていられない。渦中に陥ってしまうと自分の状況が見えなくなるので外部からの支援も必要であろう。

★ 対教師暴力がある学校は生徒間暴力や人間関係の問題も発生しやすい。まずは危機意識をもつ必要がある。
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