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娘から・・

 卒業旅行に行っていた娘が無事に帰国した。と言っても、家に戻ってきたわけでもなく、直接話をしたわけでもないので、「帰国したそうだ」と書くべきなのかもしれない。ただ、金曜日に小包で旅行先で買ってきたみやげ物が送られてきたから、帰ってきたことだけは紛れもないことのようだ。
 宅配業者から受け取った包みを妻が嬉しそうに開けた。小遣い程度にしかお金を渡していなかったので、おみやげをもらうのも面映い気がするが、娘の感謝の気持ちが表れたものとして喜んで受け取るべきなのだろう。
 細々した物がいくつか出てきた。同封された手紙に一つ一つ説明が書き記されている。


 ベルギーのビール。「トラピストビール、フランボワーズ風味」なのだそうだ。オランダだけでなくベルギーにも行くと、旅立ってから知ったのだが、ベルギーがフランス語圏であることも知らなかった私では、事前に教えてもらっても何の役にも立たなかっただろう。てっきりドイツ語圏だとばかり思っていた。しかし、チョコレートがおいしい国であることくらいは知っている。


 棒付きチョコ。「コーヒーに入れてください」と書いてあったし、パッケージにもそんな写真が載っている。果たしてどんな味がするのだろう。「ふつうにも食べられるかなあ」とも書いてあるから、妻が色々試すことになった。


 スナック菓子、こんなの送ってくれても仕方ないのだけど・・・。まあ、もうすぐ帰ってくる息子へのおみやげということにしよう、案外喜ぶはずだ。


 「くっさいチーズ」と書いてあったが、本当に臭い!!何重にも包んであったにもかかわらず、臭いがもれてくる。勇気を出して包みを開けてみたら、あっという間に臭さが部屋に充満してしまい、軽い吐き気さえ覚えた。「チーズの腐ったような臭い・・」とはよく聞く形容だが、実際にこんなにも臭いものだとは初めて知った。旅行の始めの頃に買って常温で持ち歩いていたと言うから、本当に腐りかけているのかもしれない。様子を見て食べるかどうか決めよう・・。
 最後に「スウドク・キット」。

 

 先月帰省したときに、私が「スウドク」に凝っているのを知った娘が気を利かせてくれたのだろう。マグネット式の数字を切りはずして、それをマス目の書かれた緑の薄い鉄板に貼っていって、スウドクを完成させる仕組みになっている。例題も100問付いているので、それを自分で貼って解いていけば楽しめる。ちなみに VERY HARD と注釈の付いた問題をマス目にセットしてみた。


 少しやってみたが、なかなか歯ごたえのありそうな問題で、かなりの時間がかかりそうだ。

 何にせよ、狭い世界で毎日苦吟している私とは違って、広い世界で見聞を広めるのはいいことだ。でも、きっとみやげ話なんてすぐには聞けないだろうな・・。
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