中国、インドが先進国の経済水準に追いつくことは不可能と思います。
資源・エネルギー有限、環境悪化を考えますと先進国が経済水準を大幅に下げるべきです。
現在の一人当たり消費世界平均を1とするとアメリカの消費は4、そのほかの先進国は2ぐらいです。アメリカは現在の1/4に、そのほかの先進国は1/2にする必要があります。世界平均1でも資源・エネルギーが枯渇し、環境悪化が進んでいるからです。
いまだに先進国は経済成長を求めていますが価値観が狂っていると思います。
すべての先進国が失敗し、否応なしに経済水準が下がっていくと思います。
日本も経済については下り坂です。
日本は経済水準が下がることに苦悩するより、価値観を変え、生活様式を変えることが大事です。
無駄なものを生産しすぎていないか、無駄なものを消費しすぎていないかと考えるといいと思います。
学問、技術開発、身近な自然愛好などに時間を使うような生き方になればものの消費を大幅に減らせるでしょう。
家の中には何もないが、窓をあけると外の自然と一体化し、至福を感じるといった日本の伝統的美意識を見直してみてはどうでしょうか。
無機質な大都市の中で消費生活を送っているのが本当に幸福なのか考え直してみてはどうでしょうか。
放射能汚染を心配しながら電力多消費社会に生きているより放射能汚染のない省エネルギー社会に生きている方が安心ではないでしょうか。
ところで生きるとは食べることです。
日本は食料輸入が多すぎます。
食料については国内生産を真剣に考えた方がいいと思います。
水田、畑、治水技術、海を守った方がいいと思います。
放射能汚染で日本の食べ物は不安では悲しすぎます。
なお、食料技術については草食動物の胃腸の中の消化の仕組を応用して植物可食化技術を開発しておくと世界が深刻な食料不足に陥っても対応できます。
日本は草木がよく茂る国です。
組織培養も開発しておくべき技術と思います。