ゲートボール(GB)日記

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菅義偉内閣は実は国民のことを考えていない

2020年10月27日 | 社会

地球環境改善は人類生き残りのために絶対必要なことです。したがって菅内閣が炭素系燃料火力発電について減らすと言っていますが、当然のことだと思います。問題は菅内閣が、減らす行動を具体的に始めるか否かです。都市ガス技術をやめ、家庭には電気を供給するようにすると大幅な省エネルギーになります。これは今から実行可能ですが、菅内閣は実行するかどうかです。炭酸ガス排出削減は、発電のような大きなことだけでなく、小さな工夫努力の積み重ねが重要です。はたしてカネカネ(経済)と言っている菅内閣に小さな工夫努力の積み重ねができるか疑問です。

長い目で見ると原子力利用は人類破滅の原因になります。放射性物質・放射能の拡散は人やその他の生物の遺伝子を不必要に変えるか、破壊するので非常に危険です。ところが菅内閣は、安全最優先で原子力政策を進めることで、安定的なエネルギー供給を確立すると言っています。炭酸ガス排出は削減するが、代わりに原子力利用は続けると言っています。これでは地球環境改善になりません。

安全最優先にしても原発は微量の放射性物質を自然界に拡散し続けます。特に排出口近傍は、放射性物質が蓄積し、人にとってもその他の生物にとっても短期的に見ても危険区域になります。いかに安全最優先と考えても大規模放射能漏洩・汚染はおこります。東京電力福島第一原発事故のような恐ろしい事故は必ずおこります。

原発稼動を続けると放射性廃棄物は増える一方になります。北海道のある町村が、廃棄物最終処分場を受け入れると名乗りを上げたそうですが、地下数百mに保管施設をつくって保管すれば永久に安全かどうかは実証できていません。1円の得にもならない放射性廃棄物永久安全保管にまじめに国・地方あるいは人が取り組むとは思えません。いつしか管理はずさんとなり、地下施設は放射能汚染で管理不能となり、しょうがないので土石コンクリートで埋めてしまい、最後は無管理状態になるでしょう。とある日、その上の町村が放射能の高い環境になっていることに気付き、町村は捨てられるでしょう。

原発稼動は大気や海洋を加熱するだけになります。地球温暖化の原因にならないというのはうそです。極端な言い方をすれば地球を太陽にするような行為です。核融合については詳細は書きませんが、危険性は核分裂と変わりありません。核融合科学・技術者はうそをついて核融合実用化に取組み、政府は彼らに騙されて開発に大金を出しています。

原子力発電の発電コストが安いというのも完全なうそです。電力会社が分担する部分のコストは安いかもしれませんが、国、つまり国民の税金が分担する部分のコストを加えると一番高くなります。放射性廃棄物永久安全保管は、「永久」の仕事ですからこれだけ見てもコストは無限大になります。子々孫々が苦しむことになります。

原発も含め、原子力施設は、戦争に悪用されると核兵器並みの恐怖の施設になります。敵は核兵器を使う必要はありません。通常兵器で施設を破壊すれば、広域を放射能汚染で壊滅状態にすることができます。(注)日本は戦争放棄の国であるだけでなく、戦争できない国です。

このように原子力に対する取組みを見るだけで菅内閣は国民のことを考えていないと言っていいと思います。一事が万事です。

これからこのブログでおいおい取り上げていきたいと思いますが、菅義偉内閣の政治は矛盾が非常に多いと思います。国民のためにこうしたいが、カネのことや大国・国策会社のことを考えるとそうはしないということが非常に多いと思います。実は菅内閣は国民のためにならないと思います。

エネルギー問題ですが、当面省エネルギーに注力し、次に世界に立地をもとめ、太陽エネルギー利用に投資し、水素を生産して輸入し、水素燃料として利用することを着実に進めるべきと思います。国内では、住宅の屋根は太陽電池一体型屋根を標準とし、住宅に蓄電池を設け、自家消費するといいと思います。不足分を電力会社から買うようにするといいと思います。これに国が補助金を出すことは賛成です。



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