ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

新型コロナウイルス変異種の登場で観光産業支援どころではなくなった

2020年12月27日 | 社会

航空会社は旅客機の中での感染拡大を防止するためいろいろな工夫を行ってきたと思いますが、人の移動が感染拡大の原因になるということで旅客機利用が厳しく規制されています。お客さんがいません。そこで旅客機を貨物用に転用することをやっていますが、ほとんどの旅客機が遊んでいます。

来年後半から旅客機利用者が増えるとの期待もありますが、元に戻ることはないでしょう。半分ぐらいの旅客機が処分されるそうです。

ウイルス禍終息後も航空産業は困難が待っています。国は脱炭素をめざします。今は自動車を電気自動車にすることが論じられ、ジェット旅客機をどうするかはほとんど聞こえてきませんが、ジェット旅客機はガソリンを大量に消費します。燃料をどうするか真剣に検討しなければなりません。アイデアはありますが、すでに実用化されている代替技術がありません。ジェット旅客機の運行を減らすしか対策がありません。

菅義偉内閣は脱炭素に注力すると言いながら、一方で日本を観光先進国にすると言ってカジノを含む統合型リゾート施設を各地に建設する構想を積極的に推進しています。脱炭素と整合しているようにまったく思えません。観光産業拡大のためには外国人観光客を増やさなければなりません。ジェット旅客機の運行を増やさなければなりません。脱炭素を重視するのか、観光産業を重視するのか、どうするのかという問題が生じます。

それよりなにより、中国、韓国、台湾、その他の国が菅内閣の観光先進国の考えに協賛し、日本に遊びに来てくれるでしょうか。日本の家族が、みんなで出かけて宿泊してカジノでお金を損して財布を空っぽにしてよかったと思うでしょうか。子供達が賭博を覚えることをいいと思うでしょうか。統合型リゾートに投資する地方・観光産業は大損することになるのではないでしょうか。

世界はウイルス禍を反省し、また脱炭素に取り組むため、大幅に価値観を変えると予測します。菅内閣は従来の方針にのっとって安易に観光産業を考えていますが大失敗すると思います。