ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

お祭り

2018年08月14日 | Weblog
徳島市観光協会が主催してきた徳島市阿波踊りは歴史があり有名ですが、累積赤字が4億円以上だそうです。
本来は市民が楽しむお祭りだったと思うのですが、市は観光産業と考え、いろいろ準備し、出費がかさんでいるようです。
阿波踊りは夏祭りですから一時的な行事で宿泊業や商店はこれで大儲けとはいきません。
市外、県外から来たお客さんは阿波踊りを見てすぐ帰り、徳島市に長く滞在しません。。
わざわざ演舞場をつくり、有料の観客席を設けたりして収益を上げたが、利益は出なかったようです。
 
4億円ぐらい夏祭りの経費と思うことができればいいが、市の財政はそれほど豊かではないようです。
市民が楽しむお祭りという原点に帰り、特色のあるお祭りとして永続させることが大事と思います。
お祭りだけで徳島市が観光産業で栄えるということはありません。
 
ところで私が住んでいる町(大手不動産による都市部の大規模宅地造成地)の夏祭りはまちなかの公園の広場を利用した平凡な盆踊りを中心としたお祭りで有名になるような特色あるお祭りではありません。
町ができてやっと50年ですからしょうがありません。
夏祭り企画実行委員会がありますが、ありきたりの企画にとどまっています。
 
公園広場のお祭りは公園だけが賑やかですが、町の通りはお祭りの雰囲気がまったくありません。
商店街があると、商店街はお祭りの雰囲気になりますが、住宅街はそうはなりません。
 
昔私が住んでいた地方のお祭りでは、町の人は家の門に提灯を飾り、また山車が町の通りを回って、町全体がお祭りの雰囲気につつまれる工夫をしていました。
山車は見事な装飾を施したもので、移動舞台のような役割を持っており、笛太鼓などの奏者や扇子で人々を煽る人が乗っていて、山車の前の人々が提灯を持ってねったりするのを鼓舞していました。
子供だった私は山車の舞台の前部で小太鼓を打ちました。
お祭囃子は子供の私に強烈な印象を残し、今でも私の頭の中で響いています。
山車の中から周りの家を見ると、家の中では家の人々が宴会をやっていました。
すべての人がお祭りを楽しんでいました。
 
私の今の町もこんな雰囲気のお祭りになるといいと思っています。