ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

防災

2010年09月02日 | Weblog
昨日は防災の日でした。
横浜は1923年の関東大地震以後特に大きな地震がなく不気味です。
防災の重要性が叫ばれている割には横浜の住宅や町は地震に弱そうです。

私は4歳の時、大地震(M7.9)を経験しました。
すぐ家を飛び出し、庭を走って逃げようとしましたが、目の前に掘りかけの防空壕の穴があり落ちてしまいました。
思わず飛び込んでしまったのかもしれません。
後で父から、もし崩れて穴が土で埋まったら生き埋めになったではないかと厳しく叱られました。
家は倒壊しませんでしたが、傾き、基礎からずれてしまいました。
私達は隣り町の住める家に引っ越しました。

この経験で大地震の恐ろしさが心に焼き付いてしまいましたので30代で最初の家をつくったとき在来工法より地震に強いということでツーバイフォー(壁工法)の二階建てにしました。
当時ツーバイフォーは日本で数千軒しか実績がありませんでした。
しかし1974年の伊豆半島沖地震(M6.9)でツーバイフォーは倒壊しなかったとの報告がありました。
大工さんはツーバイフォーは在来工法(軸組)ではないのでこんなものは家ではないと言いましたが私の最初の家は約35年たった今も使われており、構造は全く問題なく、歪みゼロで在来工法よりすぐれているのではないかと思います。

60代で現在住んでいる二番目の家をつくりましたが、集成材を使った軸組の外側に構造用合板を釘打ちした構造(在来工法プラス壁工法)とし、さらに一階建てとして耐震性を上げました。
都市ガスによる火災発生が心配でしたのでオール電化としました。
オール電化は省エネにもなるようです。

家が倒れなくても大地震の時は家具家電が飛ぶというので家具家電は部屋に置かないように努力していますが、これらは日常便利でしてじりじりと増えてくるので困っています。
寝室は何も置かず毎夜布団を敷いて寝るようにしています。
老人はベッドが便利と言いますが、ベッドは置かず、軽い布団を使って押入れへの上げ下ろしを楽にしています。

家の近くで心配なものは高さ10m以上もありそうなコンクリート製電柱です。
大地震で倒れ危険です。
電力線、通信線は共同溝に敷設するのが望ましいのですが、横浜市はまだ一部にしか実用化していません。
市はよく道路を掘りくりかえしているのですが、水道管、下水管を直接地下に埋設しているだけです。
計画的に共同溝建設はやっていません。

町には瓦屋根、都市ガスを使っている家がまだ多く、また家具がいっぱいの部屋で寝ている老人が多いのが現状です。