茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記7月29日「スポーツ障害の鍼灸治療。」

2012-07-29 07:51:11 | 日記
今日も暑かったですね。治療院の室温は温度は34℃ですが湿度は50%台でしのぎやすい。湿度が高いと「湿邪」によ体調不良が増えます。
本日は最初に「スポーツ障害」の方がお見えになりました。
昨日トレーニングしてから、右足が地面に着けないほど痛いというのです。
診察したところ「右第5中足骨」(右足の小指の骨の付け根)が特に痛いと言うのですが、捻挫した様子もありません。
経絡的に考えれば、足の小指は「膀胱経」の流れる所ですし。足部外側は解剖学的には第5腰神経の支配領域です。

「積聚治療」で「基本治療」を開始し、四診の結果腹積は「曲骨」上の圧痛が一番強く「右第5足骨」の痛みを指標として「腎積腎虚証」として治療した後に、「右第5中足骨」に知熱灸を5壮、すると痛みのエリアがピンポイントで「金門」に絞られて来たので、右陽陵泉を指標として「透熱灸」を5壮すると、右足を地面に着けても普通に歩く分には痛く無いと言うので。「曲骨」の圧痛を確認し治療終了としました。

「金門」は「膀胱経」の郄穴で急性病の時に症状が現れるツボです。「腎経」と「膀胱経」は表裏経ですから「腎積腎虚証」の痛みが今回は、「右第5中足骨」の「金門」付近に痛みとして出た様です。
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