茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記7月19日「巨大ヘルニアの鍼灸治療。」

2012-07-20 03:27:13 | 日記
連日暑い日が続いております。気温が35℃を超える日でも「腰が冷える」「足が冷える」と言う日患者様が来院されます。
症状的には「腰椎ヘルニア」や「不妊症」などの患者様です。気血のエネルギーが全身に均等に行き渡らないので「体感的」に「冷え」を感じるわけですが、鍼灸治療で陰陽バランスを調えることで「気を動かして冷えを取る」ことができます。

現在治療中の患者さんに「巨大ヘルニア」の腰痛患者さんがいっしゃます、病院で片側性の巨大ヘルニアと診断され、入院・手術を勧められたそうですが、腰椎ブロックの処置中に拒絶反応が出て処置が中止となり、主治医から観血的な手術を勧められたそうですが、手術をしても、今の足の痺れは治らないと説明され当院に来院されました。

鍼灸治療を開始して三回目ですが、背部腰部を軽擦すると、腰部の感覚が明らかに異なる、最初は力が無く、ゼリー状のグニャグニャにた感じがしていたのが、やや乾いた締まった感じがする。明らかに「巨大ヘルニア」は縮小している。患者さんに確認すると、初回は痛かった、L5~S1の右一寸5分くらいの所を押されても痛く無いとの答えが帰ってきました。治療する前は痛くて眠れなかったのが、今は全然痛く無いと云うのです。
巨大ヘルニアが脱核している右の足先の感覚が鈍いのは残っているが、症状は快方に向かっているのが分かりました。
手術しても大きなリスクがあるヘルニアが三回の鍼灸治療でこんなに良くなることもあります。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 壽堂日記7月16日「男も鍼... | トップ | 壽堂日記7月24日「不眠症... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事