茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記25年8月15日「腎陰虚証と食事。」

2013-08-15 08:47:14 | 日記
腎陰虚証で治療した患者様から食事について質問されたので、ここで簡単に説明いたします。

腎陰虚を補う食べ物としては

❀黒豆、黒ゴマ、クコの実、キクラゲ、ソラマメ、セロリ、豚腎、スッポン、うなぎ、百合根などがあります。
 体の虚熱を鎮め、体液を補う性質を持つ食材です。


腎虚証は「腎陰虚」と「腎陽虚」に分けられ、それぞれ「陰虚」「陽虚」で適する食材が異なりますので注意が必要です。

食物には「陰」と「陽」の性質があり、「陰虚証」の方は「陰性の食物」「陽虚証」の方は「陽性の食物」をとることが大切です。

「陰虚証」が原因で体内が「陽盛」と成っている方が「陽性の食物」を摂りすぎると「陽」がさらに過剰になります。

では「陽性の食物」を全く摂取してはいけないかと言うと、そうではなく、あくまでバランスが重要なのです。

「腎陰虚証」の方の場合は「腎陰」を補う食材を選ぶ訳ですが、前提として保存料が添加されていない質の良いものを選ぶこと更に調理や加工で食物の陰陽が変わり、「陰性の食物」でも熱を加える、圧力をかける、塩分を加える、などすると陽性になりますので注意が必要です。






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