茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記3月7日「花粉症の治療。」

2012-03-08 09:40:30 | 日記
花粉が飛び始めた様です。朝の天気予報で花粉情報を見て「非常に多い」などと表示されているとガックリしますよね。鍼灸治療は「花粉症」にも有効です。「花粉症」の治療って?と思われるかも知れませんが、「ことぶき堂鍼灸院」では基本的には本治法で治療、その後に標治法で「花粉症」の鍼灸治療をしています。
考え方として「花粉症」は鼻アレルギー(アレルギー性鼻炎)ですから、抗アレルギーの治療をすれば良いわけですが、鍼灸治療としては自律神経機能の調整を目的とした鍼をします。
本治法により体の「冷え=精気の虚」を補えば「花粉症」症状は緩和するのですが、当院では更に標治法で「印堂」「上星」「迎香」「合谷」などの経穴を使用し頭目を清利、鼻腔を宣通させます。
あるいは東洋医学的に鼻と関係の深い臓腑は「肺」となりますので、肺経を用いて「山根(奇穴)」「魚際」「孔最」「上星」などを使う事もあります。
鍼を刺すのはちょっと抵抗があると言う方には、耳つぼに金粒・銀粒を張る治療もしております。
耳穴での抗アレルギーの治療は「神門」「内分泌」「腎上腺」「皮質下」などの部位を基本とし、後は反応点を適宜用いる事になります。
*参考までに耳穴の位置は
「神門」 は盆腔穴の内上方
「内分泌」は珠間切痕の底部のやや前方
「腎上腺(別名は副腎)」は耳屏下面の一つ隆起したところ
「皮質下」は対耳屏内壁の前側
となります。
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