茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記11月23日「冷え症で夜眠れない方の鍼灸治療。」

2012-11-24 05:55:03 | 日記
今日は寒い一日でした。
この天気で体調を崩された方も多いのではと思います。

本日来院された方は「腰痛」と「冷え性」が酷く夜眠れないと言う訴でした。
この方の「冷え性」は夏場でも夜足先が冷たくて眠れない程で、触診したら手足の先が氷の様に冷えていました。
腰も足先から冷えが昇ってくる感じでとのことで、触ると冷っとしています。

患者さんの「腰痛」の原因は「冷え」が原因ですね。
具体的には五臓の気が虚しているのが原因で、今日は腎の気が虚している「腎虚証」としました。

鍼灸では「手足の症状には体幹部を刺し」「体幹部の症状には手足を刺す」というのが基本です。

今回は「冷え」の症状が強く、体幹部と手足の症状が出ているので「澤田流太極療法」を使い治療してみました。

鍼を刺すと患者さんから「手足がじわ~として来ました。暖かい物が指先に動いていくのが分かります。」と言われました。

今回の症は「腎虚証」で取りましたので、背部の腎のツボに鍼と灸をして、更にビワの葉温湿布をすると「腰がとても温まり痛みが治まりました。」と言われましたので、最後にスイナで気血の流れを調え治療終了としましたが、治療を終えると手足の先まで気血が流れ「ぽかぽか」との事でした。

鍼灸治療は気血の滞りによる、各種の痛みや冷え性によく効きます。

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