鈴木孝紀氏のFirst CDの中の1曲。
このCDは、全曲彼のオリジナル曲という、思い切ったCDです。いささか暗い、抑制の強い印象の曲想が多いのですが、一方で、音楽の力強さをも提示する、という印象で、素晴らしい出来栄えだと、改めて思います。
彼はクラリネット奏者で、ジャズもクラッシックも、現代音楽も、という多彩な演奏技術を持つ一方、ジャズ界では、クラリネットの音の美しさで定評があります。でも、勿論音だけじゃありません。さらに、作曲技術、うーん、素晴らしい。ライブでのこの曲の演奏は、又美しくなります。
さて、何曲か、私自身も演奏させていただく中で、この曲、とても気に入っています。偶に、Jam sessionで演奏、Jam仲間が、最近、この曲に反応して、自分も吹きたいと。彼らは、CDを聞いたことはなく、モダンなコード進行、美しいメロディで、私の拙い演奏はそれでごまかせているんじゃないか、と思っているのかもしれませんが、曲想の斬新さも魅力を感じる理由の一つでしょう。
Session hostも、勿論聴いたことはなく、譜面のみですから、Maiden voyage風の伴奏になったり、モダンなスローになったりと、とてもおもしろい。若いジャズメンの解釈は、私にとっても印象的です。勿論、素朴な演奏でもいい曲はやっぱりいい。
近々、美しい音を出すトランペット奏者に譜面を提供、一緒に演奏を、と、企んでいます。この方は、Confirmationなど、バッチリ。今度、Indiana~Donna Lee(谷口英治氏の演奏がYoutubeで見ることができます)の楽譜もと思っていますが、自分は吹けない吹けないと言いながら、Confiramationでのあの演奏。能ある鷹は爪を隠すのか、余裕なのか???
元はクラ、ギター、ベーストリオでの演奏、ピアノカルテット(クラ入り)もいい。クラ二本にピアノ・トリオ、ってのもやったことがあります。でも、トランペットはまだないなー!ということで、この件、とても楽しみです。
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