Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

2/9 森川菜々美・寺崎純(p)Duo at Candy 花見小路新門前

2011年02月10日 22時27分32秒 | Weblog

に、いって参りました。そもそも、私はデュオが嫌い。たった二人、もしくは楽器一つにボーカル一つ、空間を埋めるのに、無理がかかるのが好きじゃない。逆に、プレーヤーにとっては、ドラム、ギターなどのリズム楽器が無い分、リズムを埋め合わせる技量が必要になります。やはり、ジャズの勉強には、ピアノトリオ+Somethingと言うのが私の考え。それに、Jamey Aebersoldの教則CDでも、大概ピアノトリオだし。

それに、森川嬢の歌、昼ソネで一度聞いたことがあるんだけど、特に何も感じなかった。

ところが、今回、たったピアノ一つで、ボーカルが歌う、これが全然しょぼく無い。寺崎氏はいつもより、シンガーの動向を厳しくチェック、その分、音数が少なくなったような。でも、空間の隙間が何故か少ない。エエンチャウン?????!

森川嬢は、徹底的なトレーニングをこなし、、インストともガチンコ対応する実力の持ち主と聞いています。実際、寺崎氏のピアノに、ぐぐっと入っていって、寺崎氏、ちょっと引いたりする場面も。これが一カ所だけと思っている人は、まだまだシロウト。何度がそういった場面がありました。寺崎氏もいつになく上気してましたっけ。楽しいんだろうな?!

それに何よりも、この人、声が綺麗。まさに日本人の美声。オリジナリティーを確保しつつ、異国でも通用している、そんな感じです。ハイファイセットの山本潤子を更に透明感豊かにしたような声。

彼女のスケジュールを見ると、結構デュオが多い。其れは、自信があるからなんでしょうけど、これをピアノトリオバックにやれば、そして、彼女の素晴らしさが出せれば、これは凄くなると思います。私が彼女を最初に聞いたライブハウスは、音響が悪く、彼女の素晴らしさが伝わってこなかっただけなんです。その時はピアノトリオだったけど。

この日のお客様は、多かったけど、演奏中、しーんとして、皆さん、聞き入っている。森川嬢もいささか驚き、謝意を表していましたが、コンサートの雰囲気とは良くおっしゃった。その通り、そして、それに答えるお二人。驚きました。ボーカルの技量は当然のことながらバッチリですが、レパートリーも、ジャズ以外にも。それも、適当に、ではない。そこで、勝手な考え。HiFi setの失恋レストラン、歌って欲しいなー!

コメント
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