Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

ジーン・デノヴィの新譜 鈴掛の径 9/12発売

2009年09月23日 17時06分18秒 | Weblog
マシュマロレコードより、ジーン氏のCDが発売になりました。
彼のライブは、昨年大阪で、滝川雅弘(cl)中村尚美(b)佐藤英宜(dr)との共演で視聴しました。ジーン氏は、80歳ですが、ピアノは勿論、お姿も若々しく、関西在住のミュージシャンと息のあった演奏で、感心した覚えがあります。
さて、今回のCD,滝川雅弘氏がゲストプレーヤーとして、クラリネットを4曲吹いています。鈴掛の径、Don't be that way,Poor Butterfly,Invitationです。
選曲全体は、概ね聞きやすい曲を、聴きやすい演奏で集めた様に思いますが、Invitationのように激しい曲も。実は、この曲が、このCDの山じゃないかと思う、いい演奏です。
滝川氏のクラは、いい状態で録音されており、他のプレーヤーとのバランスも良く、久しぶりに、いいジャズクラリネットのCDが聴けました。ジーン氏とのコラボ、素晴らしいものがあると思います。概ね、ゆったりとした演奏なのですが、Invitationだけは別。丁々発止のクラとピアノのコラボ。滝川氏のモダンなクラリネットをデノヴィ氏、しっかり受け止めての演奏です。
単に日本でお馴染みの曲、鈴掛の径をお題に頂戴しただけのCDでは無い、中身の濃い、ジャズクラリネットが聴けます。
英文でのLiner noteで、滝川氏は、トニー・スコットのようなスピリットと、流麗なバディ・デ・フランコを彷彿とさせる演奏をしているなど、絶賛されています。その通りの素晴らしい演奏。このCDが、ジーン氏のピアノのみならず、滝川氏の現状を伝える、いいCDに仕上がっているように思います。節島氏の抑制の効いた日本語版ライナーノートも、素敵に仕上がっています。

詳細は、こちらまで。http://www.marshmallow-records.com/
コメント (1)
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