Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

今週は、音無の構え

2008年07月25日 20時49分29秒 | Weblog
帰宅しても、楽器が吹ける訳でも無し、今週は特に時間的余裕があるのに、せいぜいズージャを聴く位。という訳で、本ばかり読んでます。
ムカーシ、呼んでた”逆説の日本史”井沢元彦氏の労作ですが、たまたま引っ張り出してきた第1,2巻、とても面白かったので、文庫本で出ているのを買い込んできて現在読書中。
週間ポストに連載してあるのを、楽しみにしていた頃が思い出されるのですが、本になってみると、同じ説明が繰り返されているので、これなら週刊誌読むだけで良いと、以後買わないでいたのですが、その内ポストも読まなくなって。
年をとってくると、シツコメに書いてある方が、忘れても良いので、むしろ有り難くなってきています。
彼は保守の論客として、高い評価を得ていますが、高校生からの古寺巡礼を重ね、人生を賭けてこの大作に取り組んでいます。
昔、高校の歴史の教師が言っていたことに、歴史は古代史と現代史が実は面白い、但し、現代史は政治的色彩が強いので、大学入試には出ない、と。
このシリーズ、目から鱗、が多いのですが、現代史、早く書いて欲しいと思います。一時、井沢氏は目を悪くして、週間ポスト連載を中断していたことがありますが、やはりそれ位の努力を長期間重ねないとこれくらいの大作は出てこないのかなと、思います。これは偉業です。
古代日本が、任那日本府を守るために軍隊の派遣を試みたことがあり、大和朝廷の起源が実は朝鮮半島にあるのではないか、というのも面白い洞察です。
哲学者の梅原猛氏による著作も以前よんだことがありますが、共に興味ある作品です。
コメント
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