※歴史版画のイノベーターにして日本を代表する版画家でもある、原田維夫さん(写真左)とわたし。原田さんとは家族ぐるみのおつきあいをさせていただいている。先月5月のとある週末にも、白金のマンションの最上階にあるご自宅のパーティールームのほうへ、ディナーにご招待いただき、日本の文壇史として語られてもおかしくないお話をたくさん聞かせていただいた。。
(2013年3月都内ホテルレストランにて撮影)
○ ○ ○
沢木耕太郎さんの不朽の名作『深夜特急』シリーズの名をまったく聞いたことがない、という人は、そんなに多くないだろう。
紀行小説のあり方にイノベーションをまきおこし、旅人やバックパッカーのスタイルに大きな変革と活力をもたらしたバイブルともいわれ、1996~1998年には、俳優の大沢たかおを主役としてくり返しドラマ化もされた、超ベストセラーにして、ロングセラー作品である。
じつは、この作品が昭和59年にはじめて産経新聞に連載されたとき、その題字や物語中のさし絵を担当したのが、歴史版画の第一人者にして、これまた新聞・雑誌の連載小説の「さし絵」の世界に、その大胆な図柄や物語の先行きを予感させるような画風で強烈なインパクトをあたえ、新風をまきおこした原田維夫(はらだつなお)さんその人なのだ。
(※原田さんは、みずからの個展開催はもちろん、ふるくは海音寺潮五郎や吉川英治、司馬遼太郎などへの作品提供にはじまり、昨今では、直木賞作家の宮城谷昌光さん、山本一力さん、2012年受賞の安部龍太郎さんなど、そうそうたる人たちと仕事をしていて、文学賞受賞請負人ともいわれる人である。
ちなみに、身近なところでは、サントリーの「伊右衛門茶」のラベルや郵便切手などにも原田さんの作品がつかわれている)
※産経新聞 創刊80周年記念 連載歴史小説特集/2013年6月20日付(※画像のコピー等はご遠慮ください)
その原田さんが作画した題字『深夜特急』が、6月20日付の産経新聞に掲載された。同紙の創刊80周年記念の特集として、過去の連載歴史小説特集がくまれ、沢木耕太郎さんへのロングインタビューと一緒に紹介されたのである。
「類は友を呼ぶ」のであろう。沢木さんと原田さんは学生時代からの旧知のなかだそうで、それぞれの分野で新しいスタイルを模索していた者どうし、毎日新聞社の地下にある喫茶店で、初めて会話を交わした瞬間からお互いにピンとくるものがあったらしい。
※あの名作『深夜特急』が世にでた瞬間である。「原田維夫 画」とあり、題字の「深夜特急」も原田さんの作品だ。右はもちろん作者の沢木耕太郎さん。
沢木耕太郎さんこん身の作である「深夜特急」の連載開始にあたっては、沢木さんご自身が、原田さんとのお仕事をつよく希望されたとのことである。そして、それは見事に大当たりし、その後の作品の大成功はもちろん、前述した、旅人たちの行動スタイルに大きな変革と活力をもたらしたのは見てのとおりである。
下記、原田維夫さんのブログに、沢木耕太郎さんとの出会いのようすや「深夜特急」にかかわる心あたたまるエピソードがのっているので、こちらも、ぜひともご覧いただきたい。
◆板画師(いたえし)原田維夫の公式ウェブサイト:
http://www.haradatsunao.com/
(田中事務所のIT担当部門がプロデュース・運営しています)
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・ジェイ・ティー・マネジメント田中事務所 代表
・独立行政法人 産業技術総合研究所 研究参与
(先端情報技術プロジェクト統括マネージャー)
田 中 純 (Kiyoshi Tanaka)
(淑徳大学オープンカレッジ講師)
〒105-0003
東京都港区西新橋1-2-9日比谷セントラルビル14階
TEL: 03-3975-8171 FAX:03-3975-8171
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(2013年3月都内ホテルレストランにて撮影)
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「真のイノベーションは、既存の資源に新たな富の創出能力、活力、行動の変革をもたらす」
『テクノロジストの条件』 P.F.ドラッカー
沢木耕太郎さんの不朽の名作『深夜特急』シリーズの名をまったく聞いたことがない、という人は、そんなに多くないだろう。
紀行小説のあり方にイノベーションをまきおこし、旅人やバックパッカーのスタイルに大きな変革と活力をもたらしたバイブルともいわれ、1996~1998年には、俳優の大沢たかおを主役としてくり返しドラマ化もされた、超ベストセラーにして、ロングセラー作品である。
じつは、この作品が昭和59年にはじめて産経新聞に連載されたとき、その題字や物語中のさし絵を担当したのが、歴史版画の第一人者にして、これまた新聞・雑誌の連載小説の「さし絵」の世界に、その大胆な図柄や物語の先行きを予感させるような画風で強烈なインパクトをあたえ、新風をまきおこした原田維夫(はらだつなお)さんその人なのだ。
(※原田さんは、みずからの個展開催はもちろん、ふるくは海音寺潮五郎や吉川英治、司馬遼太郎などへの作品提供にはじまり、昨今では、直木賞作家の宮城谷昌光さん、山本一力さん、2012年受賞の安部龍太郎さんなど、そうそうたる人たちと仕事をしていて、文学賞受賞請負人ともいわれる人である。
ちなみに、身近なところでは、サントリーの「伊右衛門茶」のラベルや郵便切手などにも原田さんの作品がつかわれている)
※産経新聞 創刊80周年記念 連載歴史小説特集/2013年6月20日付(※画像のコピー等はご遠慮ください)
その原田さんが作画した題字『深夜特急』が、6月20日付の産経新聞に掲載された。同紙の創刊80周年記念の特集として、過去の連載歴史小説特集がくまれ、沢木耕太郎さんへのロングインタビューと一緒に紹介されたのである。
「類は友を呼ぶ」のであろう。沢木さんと原田さんは学生時代からの旧知のなかだそうで、それぞれの分野で新しいスタイルを模索していた者どうし、毎日新聞社の地下にある喫茶店で、初めて会話を交わした瞬間からお互いにピンとくるものがあったらしい。
※あの名作『深夜特急』が世にでた瞬間である。「原田維夫 画」とあり、題字の「深夜特急」も原田さんの作品だ。右はもちろん作者の沢木耕太郎さん。
沢木耕太郎さんこん身の作である「深夜特急」の連載開始にあたっては、沢木さんご自身が、原田さんとのお仕事をつよく希望されたとのことである。そして、それは見事に大当たりし、その後の作品の大成功はもちろん、前述した、旅人たちの行動スタイルに大きな変革と活力をもたらしたのは見てのとおりである。
下記、原田維夫さんのブログに、沢木耕太郎さんとの出会いのようすや「深夜特急」にかかわる心あたたまるエピソードがのっているので、こちらも、ぜひともご覧いただきたい。
◆板画師(いたえし)原田維夫の公式ウェブサイト:
http://www.haradatsunao.com/
(田中事務所のIT担当部門がプロデュース・運営しています)
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・ジェイ・ティー・マネジメント田中事務所 代表
・独立行政法人 産業技術総合研究所 研究参与
(先端情報技術プロジェクト統括マネージャー)
田 中 純 (Kiyoshi Tanaka)
(淑徳大学オープンカレッジ講師)
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