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2020年オリンピック

2018年01月13日 10時15分14秒 | 気がついた事
2020年東京オリンピック
3年後の夏には、オリンピックが56年ぶりに再び日本で開催される。前回、1964年の東京五輪はカラーテレビ普及率がわずか1%未満であり、多くの家庭では白黒画像をみながら家族全員で日本人選手の活躍を応援した。東洋の魔女と呼ばれた大松監督率いる日本の女子バレーボールチームの活躍には日本中が沸き上がりソ連との優勝決定戦ではスポーツ中継では歴代最高の数字、視聴率66.8%を叩き出した。ちなみに歴代最高の視聴率は前年の1963年12月31日のNHKの歌合戦であり、81.4%という驚異的な数値だった。
2020年の東京オリンピックは7月24日から8月9日までの17日間開催される。参加は204の国と地域で約1万人の選手が集結する。その2週間後にはパラリンピックが13日間の日程で開催される。期間中の観客動員数は前々回のロンドンオリンピックと同様の約1000万人と想定されている。オリンピック開催中の東京の人口は現在の1300万人から2倍近くに膨れ上がる。国内の日本人観戦者以外に世界中から五輪観戦者が東京に集まるために、宿泊施設数の問題や競技場間を円滑に移動する交通対策がクローズアップされている。2012年のロンドンオリンピックでは大企業や官公庁が在宅勤務を推奨した結果、150万人が期間中の通勤を自粛し、試合会場周辺ではタクシー等を含む車両乗り入れが制限された。交通ではロンドン市内に700カ所 以上のシェアステーションを持つ自転車シェアリングシステムであるバークレイズ・サイクルハイヤーが1ヶ月で100万回近い利用者があったと報告されている。ただし使いがっての面で外国人には少し面倒である。
東京都の予測によれば、五輪期間中の1日当たりの会場来場者数は最大92万人と推定されている。移動手段の核となりそうな地下鉄の東京メトロと都営地下鉄では混雑が予想される。当然、ロンドン五輪と同様にレンタサイクルやコミュニティ自転車の利用を検討する必要がある。自転車レーンの整備は当然として、特に障害者も手軽に自転車を利用出来るように柔軟性のある駐輪場の設備が求められる。さらに交通渋滞の抑制や交通量の抑制の為の、日中に都心部に乗り入れる車にはロンドン並みに通行料金を課すロードプライシング制度の実施も検討すべきである。

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