*** june typhoon tokyo ***

The night is still young...

FC東京×札幌

2011-04-30 23:58:00 | FC東京
■ 苦難のスタート


 開幕から3試合で1勝1敗1分け。数字の上なら、序盤ということもあり、良くも悪くもない結果なのかもしれない。ただ、開幕の鳥栖戦は試合終了間際のギリギリでのラッキー・ゴールで勝ったものの、内容としては決して褒められるものではなかった。アウェイの千葉戦は負けるにしても、一気に崩れての3失点。そして、気持ちを律して臨んだ札幌戦だが、結局は決めるところで決めきれず、時間が経つにつれてアイディアも乏しくなってのドロー。相変わらずのシュート欠乏症で“勝ち点2を失った”形だ。 

 J2では屈指の選手層を誇ると言われても、泥臭くともゴールを奪わない限り勝利はないし、勝ち点も伸びない。札幌と同様に、J2のほとんどのチームが自陣で守備を固めてくるだろう。そこをこじ開けない限り……というのは、戦前にも何度も言われ続けたこと。攻撃を繰り返していればいつかは得点が生まれる……もし、そのような安易な意識を持っているならば、早急に改めてもらいたい。実力はある、それは自負していいだろう。だが、実力は出し切って初めて結果が出るのだ。今必要なのは実力よりも戦う意識が強い選手だ。型にはめ込むのではなく、ガムシャラに勝ちを、ゴールを奪いにいける選手だ。冷静に分析することも必要だが、もっとチームを鼓舞し、切迫するくらいでないとダメだ。

 平山に続き、米本も負傷で長期離脱となった。ホベルトも一時帰国。石川もまだのようだし、ペドロ・ジュニオールはデビューこそ果すも、本来の動きには程遠い。字面上での圧倒的な選手層に胡坐をかいていると、この混沌としたJ2を勝ち抜くことすら危うい状況だということを、もう一度肝に銘じないといけない。

 次節はヴェルディとの東京ダービーだ。東京は13位、ヴェルディは3連敗で最下位20位という順位の高くない状況でのダービーとなった。だが、幸いといっていいか、東京としては、このダービーを起爆剤にして、チームの意識や戦略を変化させる好機ともなりうる。もちろん、結果が第一だが、勝利へ向かって貪欲に戦う意識をピッチで見せられれば、その後の戦いも変わるはずだ。心して臨んでもらいたい。


◇◇◇

Jリーグディビジョン2 第9節

2011/04/30 味の素スタジアム

FC東京 0(0-0、0-0)0 札幌

【得点】
なし
 
観衆:17,572人
天気:曇り、弱風


<メンバー>

≪FC東京≫

20 GK 権田修一
33 DF 椋原健太
06 DF 今野泰幸
03 DF 森重真人
26 DF 阿部巧
02 MF 徳永悠平
10 MF 梶山陽平
11 MF 鈴木達也 → 14 MF 中村北斗(70分)
39 MF 谷澤達也 → 19 MF 大竹洋平(81分)
09 FW ロベルト セザー
30 FW 高松大樹 → 17 FW ペドロ ジュニオール(54分)

01 GK 塩田仁史
04 MF 高橋秀人
22 MF 羽生直剛
32 MF 上里一将


◇◇◇



 
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CDゲッター2011(4/28篇)

2011-04-29 02:41:00 | CDレヴュー
■ CDゲッター2011 4/28篇


 今回は新譜中心で。
 
 それにしても、やっぱりCDショップには通わないと、とつくづく思った。新たな発見があることが多い。ネットでは得られない皮膚感覚とでも言おうか。人間が元来持ち合わせている本能的な察知能力……とまで言うと大袈裟なのかもしれないが、それに近い感覚がある(気がする)。ジャケ買いはその一つだと思うし、店内を歩き回らなかったら、おそらく引っかからない(はじめから求めていない)だろうアーティストや盤が目に入ったりしてくるのは貴重なことだと思うのだ。それらが以降、自身に大きな影響を与えるアーティストやアルバムになるかもしれないのだから。
 
 ただ、そのデメリットとしては、必要以上に買い過ぎてしまうこと。自分のような、おおよそR&Bやソウルあたりのコーナーしか目に入らない人でさえそうなのだから、ジャンルを問わずに目を向けている人にとっては計り知れない。(苦笑)

 では、懐寂しになりながらも、音楽の素晴らしさを噛み締めて、適当なレヴューへいってみますか。


◇◇◇


□ ANTHONY DAVID『AS ABOVE SO BELOW』

Anthonydavid_aasb

 前作『Acey Duecy』以来となるアトランタ出身のR&Bシンガー・ソングライターによるアルバム。マイルドに溶け込むような渋みのあるヴォーカルが白眉で、深みのあるソウルを聴かせてくれる。軽やかな浮遊感を携えながら展開するシンセ・トラックが美味の「レット・ミー・イン」、アルジェブラとフォンテを迎えてのスムースなグルーヴィ・ミッド「フォーエヴァー・モア」、ボーイズIIメンのショーン・ストックマンをフィーチャーしたティアーズ・フォー・フィアーズのカヴァー「ルール・ザ・ワールド」など、浸透度の高い楽曲が揃った。ネオ・ソウル一辺倒ではなく、意外とフットワークの良さも披露しているのは、インディに戻っての自由が利いたからか。ハーモニカをアクセントにしながら音階を上下する旋律がスティーヴィを思わせる「リーチ・ヤ」は、心地良い多幸感を生んでいる。

Anthony David“4Evermore”feat. Algebra & Phonte


 いやぁ、非常に心地良いですな。詞は解かりませんが、映像を見るに、ウェディング・ソングにも重宝しそうな感じです。

 あと、前からうすうす感じてはいたんですが、アンソニー・デヴィッドって、ちょっと長友に似てませんか。(笑)

Anthonydavid

 どうでしょう。(笑)
 
 
□ JEREMY JAMES『FOR YOU』

Jeremy_james_fy

 “アイズレー・ブラザーズの甘さとスティーヴィー・ワンダーのサウンド”という触れ込みのニューヨークのシンガー、ジェレミー・ジェイムスのアルバム。瞬間的ではなくじっくりと染みわたっていくような深みを伝えていくヴォーカルが特色。温かみをもったギターを軸としたオーガニック・テイストのサウンドも魅力だ。ボブ・マーリィ「REDEMPTION SONG」(解放の歌)をアコースティックにカヴァーするなど、長閑なソウルを想い起こさせてくれる。


□ RAPHAEL SAADIQ『STONE ROLLIN'』

Raphael_saadiq_sr

 ラファエル・サディークの前作『ザ・ウェイ・アイ・シー・イット』に続くアルバム。コロンビア移籍となってからは古き良きソウル・ミュージックを体現するような楽曲が多いが、今作もその流れを汲んだ、というかいっそう深化させたような佇まいだ。
 決して奇を衒ってはいないが、60、70年代のR&Bを真摯に蘇らせる態度は、かえって新鮮に映る。ロックンロールとの近似性が窺える“リズム&ブルース”的なサウンド・メイクにも、ゆるぎないルーツへの回帰が読み取れる。正統派としてのソウル・アルバムだ。


□ JENNIFER HUDSON『i remember me』

Jennifer_hudson_irm

 映画『ドリームガールズ』で主役のビヨンセを食いシンデレラガールとなるも、その後母や兄の死、息子の誕生など私生活で波乱万丈があったジェニファー・ハドソンの2ndアルバム。ダイエットによる36キロ減もあり、ジャケット等を見ると非常に細く美しくなった印象がまずあった。ただし、歌声は以前と変わらず、パワフルながらも麗しいヴォーカルを披露してくれている。
 R・ケリー制作の「ホエア・ユー・アット」、アリシア・キーズ&スウィズ・ビーツによるコーラス・パートへ向かって高まっていくサウンドと伸びやかなヴォーカルが特色の「エンジェル」、「スポットライト」制作でも話題となったスターゲイトの手による「アイ・ゴット・ディス」など、ヒット曲を収録。
 その他、アリシア・キーズが手掛けたものとしては、グイグイとダンサブルに展開する「エヴリバディ・ニーズ・ラヴ」「ドント・ルック・ダウン」、ニーヨによる「ホワイ・イズ・イット・ソー・ハード」など、上質なR&Bをもたらしてくれる。高い期待値に応えた1枚。


□ MINT CONDITION『7』

Mint_condition_7

 90年代から活躍するセルフ・コンテインド・バンド、ミント・コンディションのタイトル通り7枚目となるアルバム。トピックは何といってもケリー・プライスを迎えた「ノット・マイ・ダディ」。ウォーレン・キャンペルとケリー・プライスが手掛けた濃密なスロウで、ヴェテランだからこそ醸し出せるアダルトな芳香を漂わせながらストークリー・ウィリアムスと実に艶やかなデュエットを披露している。
 ファットなベースとうねったファンキーなグルーヴがプリンス風にも思えるミディアム・スロー「キャント・ゲット・アウェイ」をはじめ、哀愁をたたえたスウィートなファンキー・ソウルが満載。清爽な心地良さを与えるミディアム「コート・マイ・アイ」も美味だ。


□ BANDA ACHILIFUNK『GITANO REAL』

Banda_achilifunk_gr

 スペイン・バルセロナを拠点にするモダン・ファンキールンバ・グループ、バンダ・アチリファンクがジャズ・オーケストラを率いて作り上げたデビュー作。ラテン・バンドらしく陽気さとノリの良さは言わずもがなで、そのグルーヴに思わず身体が疼くこと間違いなし。
 この『ヒターノ・レアル』での特出は、ダンスクラシックス/ディスコからの選曲によるラテン・カヴァー。ラテンだからといって決して暑苦しくない洒落たアレンジが魅力のジャクソン・シスターズのカヴァー「I BELIEVE IN MIRACLES」をはじめ、マクファーデン&ホワイトヘッド「エイント・ノー・ストッピン・アス・ナウ」のカヴァー「NO NOS PARARAN」(“パララン”の響きがいい7分弱の大作)、マイケル・ジャクソン「バッド」のインスト・カヴァーなど、あくまでもモダンなラテンに徹した楽曲群が光る。とはいえ、ラテン特有のゴキゲン度はしっかりと見せ、「RUMBITA TRU-LA-LA」などのインスト曲のグルーヴも楽しい。


□ VERBAL『VISIONAIR』

Verbal_visionair

 m-floやTERIYAKI BOYZなどで活躍するMC、VERBALのソロ・アルバム。幅広い交遊を活かしたゲスト参加がまず目を引く。リル・ウェインと安室奈美恵を招いた震災後としてはタイムリー過ぎるタイトルのジャーメイン・デュプリ補制作曲「BLACK OUT」、スウィズ・ビーツ制作のクラブ・バウンス「BALL N BOUNCE」、大沢伸一制作の「DOPE BOY FRESH」、ニッキー・ミナージュ客演の「CHANGE CHANGE」など、話題性は事欠かない。
 ただし、m-floとの関連性を求めるとやや肩透かしを食らうかもしれない。2011年という時期のリリースの時代性もあるのか、ヒップホップというよりクラブ、エレクトロに寄ったサウンドを軸に作られている。全編でヴォーカル・エフェクトを使い通した「I CAN'T HELP MYSELF」などはそれを象徴する楽曲だろう。
 
 結構ベタなセンスが好きなVERBALだけに、楽曲の色合いも多種多彩。その楽曲ごとにその評価はかなり分かれると思われるが、「DOPE BOY FRESH」は大沢伸一の牽引力の恩恵かクラブ・チューンの体を貫徹していてなかなかの出来。スウィズ・ビーツのプロデュースによる「BALL N BOUNCE」もヘヴィなビートと軽いフットワークでうねるトラックが中毒性を生んでいる。ただ足を踏み鳴らして楽しむ姿が想起される「STOMP DEM ROACH」などは、今自身がやりたいことをストレートに描写したのかもしれない。
 荘厳なファルセット・コーラスを配した不穏なトラックが特徴的な「I WANT IT ALL」やマドモアゼル・ユリアを迎えたロックンロール風味の「LIAR」などは、別にVERBALがやらなくてもいいのではとも思えなくもない。クレジット上ではラストの曲となる大沢伸一プロデュースの「NOTHING」は、それまでの流れと一転して軽やかな爽やかさが残る心地良い初夏を感じさせるナンバーで、Ryoheiあたりと組ませたらとも思わせる。

 といったように、振り幅が大きいがゆえ、アルバムとしての評価はなかなか難しいところ。現在の時流にフィットした、今現在のVERBALが詰め込まれた作品と考えて聴くのが一番適しているのかもしれない。“僕にはこんなにさまざまな引き出しとヴィジョンがあるよ”という、ソロ・アーティストVERBALを紹介する作品として、今は捉えておきたい。


◇◇◇






以上です、キャップ。


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近況注意報 0427

2011-04-28 07:59:10 | 日記・エッセイ・コラム
■ 近況注意報 0427

 知事選挙の時は演説カーなし自転車や徒歩での演説周りなど自粛ムード風だったのに、“自粛過ぎるのは経済、景気によくない”ということを履き違えてか、先週24日の市区町村議会選挙に際しては演説カー完全復活で相変わらず名前ばかりの連呼と「最後のお願い」のループに超辟易だっちゅーのLike A パイレーツな野球狂。です。こんにちワン

Photo
 
 TVやラジオで「震災の影響が~」という言葉をよく聞きますが、もう1ヵ月以上経ってもある一定の不安が拭い去れない状況が続くのって、震災じゃなくて明らかに“人災”の影響です。政府とマスコミによる人災DEATHノートです。

 個人的には有難いことに不自由なく過ごさせてもらっているのですが、直接的に被災されなくても、過度な不安を煽る情報や精神を不安定にさせる閉塞感などによって心理的ストレスが顕示されてる人が多くいるだろうし、そこまではいかなくとも、多くの人がそのようになりえる状況が潜在的にあるということも本来は考えなければならないのだけれど、そんなところまではケア出来ないだろうな。政府当局は。比較することは出来ないけど、後遺性が強いという意味では、この心理的ストレスを回避させることこそが今後の重要な対応の一つでもあると思うのだけれど、そういうことに気がつく人って、どのくらいいるのでしょうか。

 そんななかで、怠惰に暮らせる自分は、本当に有難いことです。ありがとウサギです。

Photo_2

 心理的な影響なんてめっそうもないけれど、感覚がちょっといつもと違うなっていうのは、新譜CDを買わないでいることです。もちろん、経済的理由も大きいのですが、なんだか流行を追うことが滑稽以上に無意味に思えてきている部分もほーんの僅かなa little bitアリルビッとあったりする訳です。
 
 でも、買わなきゃな! と。買いますとも。やや遅れ気味にはなりましたが、ジェニファー・ハドソン、ノエル・ゴーディン、メアリー・メアリー、ラファエル・サディーク、アンソニー・デイヴィッド……ミュージック・ソウルチャイルド、ケリー・プライスも間近。あと、安室ちゃんも。
 いやはや、一度腰を上げるとワクワクしてきますね。WAKU WAKUさせてよウゥ~ウゥウウッ、ハァ~ン by 中山美穂みたいな。

 最近は特に過去モノをどんと見据えてチェキ(Don't miss it, Chack it out)している訳ですが、やっぱり新しいものも触れていかないと、いけNIGHT。「おせちもいいけど、カレーもね」の精神ですね。

 そんな自分のパワー・プレイのうちの1曲は(といっても昨年になりますが)、アル・オリーヴですかね。

Al Olive / Slow Down

 

Al Olive / L.O.V.E


 
 ルーサー・ヴァンドロス風の美声を響かせながら爽快に展開するスムーサー「スロウ・ダウン」と深みとコクがじんわり優しく溶け込むメロウ・チューン「L.O.V.E.」! んー素晴らしい。
 

 CD購入で散財するのは致し方ないとはいえ、しっかりと整理していかないとそのうち机周りのスペースがなくなって雪崩が起きかねないので、買ったママ、放りッパパにならないように、気をつけたいと思います。

 あー、音楽って本当にいいもんですね。それでは、さよなら、さよなら……さよなライオン


Photo_3

 
 ぽぽぽぽ~ん、と以上です。キャップ。
 
 
 


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千葉×FC東京@フクアリ

2011-04-24 23:41:00 | FC東京
■ Jリーグ再開

 震災による中断がようやく解け、Jリーグも再開。その初戦となる千葉×FC東京の試合をフクアリで観戦。

 さて、この中断期、何をやっていたのだろうか。
 終わってしまえば、決定機に決められないでいると負けてしまうというパターンから卒業出来ないままでいるチームの姿があっただけだ。

 ミリガンの超ロングスローからJ最長身のオーロイのヘッドという、もはやサッカーという次元を超えたプレイによる失点で先制されたが、それまでの決定機に決めていればいいだけの話。それまでオーロイを全く止められていなかった、という訳ではなかったのだから。たとえ頭では競り勝たなくとも、他との連係を分断しておけばいいし、何よりジェフの攻撃はそれほど脅威といったものではなかった。

 東京は米本が怪我で退場してから、詰めが甘くなった。鈴木達也の交代も痛かった。それにしても、意識が低いのではないか。あまり個人を対象にしたくはないが、プレッシャーが遅く、プレッシャーをかけに行った途端頭を越され、横をすり抜けられ、ここで詰めろ!というところでボール・ウォッチャーになっている徳永はどうにかならないのだろうか。あのような状態ならば、昨年もポジションをやっていたというだけでボランチの位置へ置くのはやめてもらいたい。もう右SBを椋原と争わせて、ダメならサブくらいじゃないと。梶山の独特の動きとの連係もあり、ボール・ロストするとあっという間にスルスルっと攻め込まれてしまう。J2に降格した以上、過去のJ1でのパフォーマンスは参考にならない。いかに勝てるチーム編成を、スターティングメンバーを揃えるか、に徹してもらいたい。

 そして、言われ続けているメンタル面。1本目のオーロイのゴールは致し方ない部分もある。だが、その後に立て続けに点数を獲られるのはどうなのか。千葉が“奇跡的な残留”を果した、あの時の11分で4失点された状況から何の成長もないってことになるのか。
 今野は期する思いがあったのだろう。前線に留まったまま、ボールを追い続けた。その闘争心は認める。ただ、それによって後ろが手薄になり、失点への可能性が広がったともいえなくもない。このあたりは難しいところだが、チームとしてしっかり連動していたのだろうか。冷静さを失っただけでのパフォーマンスでは、綻びが大きくなるばかりだ。
 それを見て同様にファイトをした選手がどれだけいるか。こんなチームなら……昇格が出来なければ、昇格しても圧倒的な力を見せられなければ、今野はこのチームに留まる可能性も低いと思えてしまう。

 千葉戦に谷澤。もし古巣相手にやりづらいことがあって、技術的にではなく精神的な意味において、絶対に決めなければならないシュートを外すのであれば、次のホームの千葉戦には起用しないことだ。
 やはり、どこかに、チーム、選手、サポーターたちに、昇格は間違いないという緩い思いがあるのではないか。

 ゴール裏は、試合前に“ヴェルディだけには負けられない”のチャントをやった。昇格の最大のライバルといってもいい千葉の試合を目前としてるのに、先の試合のことを持ち出す浅はかさ。“J2なめてません”という茶化した横断幕。もし、サポーターの意識や態度がプレイに影響するというのであれば、そのような選択をしているサポーターが意識を変革しない限り、東京というチームは同じようなプレイを繰り返す。もちろん、相手によっては格の違いを見せ付ける時もあるだろう。だが、それは単なる一喜一憂サッカーであって、結果オーライのサッカーである。結果オーライと結果を出すということは似て非なるものだ。東京がこの激戦のJ2を勝ち抜くためには、悠長なことはいっていられない。気づいた時にはすでに遅し……になるまえに、叱咤し鼓舞して、チームを戦う集団にしなければならない。それに尽くす気概がなければ、ゴール裏サポーターの自己満足などはもうこりごりだ。

 監督の戦術も見えてこない。過去の実績はもう関係ない。これだけの駒を持ちながらもふがいない戦いを続けるようであれば、今、東京にとって必要な監督は他にもいるはずだ(大熊監督自身が無能といっている訳ではなく、今、この時期の状況を打開するのに相応しい監督なのかを考えなければならない、ということだ)。

 次からの試合は、まだ序盤という思いを捨てて、死に物狂いでやってもらいたい。この時点でライバルと目される千葉に3失点の大敗を喫しているのだから。 
 
 
◇◇◇

Jリーグディビジョン2 第8節

2011/04/24 フクダ電子アリーナ

千葉 3(0-0、3-0)0 FC東京

【得点】
(千):オーロイ(77分)、米倉(83分)、オーロイ(89分)
 
観衆:16,360人
天気:晴、弱風


<メンバー>

≪FC東京≫

20 GK 権田修一
33 DF 椋原健太
03 DF 森重真人
06 DF 今野泰幸
26 DF 阿部巧
02 MF 徳永悠平
07 MF 米本拓司 → 22 MF 羽生直剛(43分)
10 MF 梶山陽平
39 MF 谷澤達也
11 FW 鈴木達也 → 09 FW ロベルト セザー(46分)
30 FW 高松大樹 → 19 MF 大竹洋平(76分)

01 GK 塩田仁史
36 DF ジェイド ノース
14 MF 中村北斗
32 MF 上里一将


◇◇◇

20110424_jef_fct01
千葉ゴール裏。

20110424_jef_fct02
東京ゴール裏。

20110424_jef_fct03
風にたなびくフラッグ。

20110424_jef_fct04
ウォーミングアップ中。

20110424_jef_fct05
東京ゴール裏。ユルネヴァ中。

20110424_jef_fct06
千葉ゴール裏。黄色が眩しい。

20110424_jef_fct07
東京ゴール裏。

20110424_jef_fct08
ユルネヴァ中に“一緒に歌いませんか(笑)”の投げかけ。

20110424_jef_fct09
千葉ゴール裏。
“ALL YOU NEED IS FOOTBALL"のビッグフラッグ。

20110424_jef_fct10
東京ゴール裏。スクリーンには“チカラをひとつに。”

20110424_jef_fct11
選手整列。

20110424_jef_fct12
選手整列、撮影。

20110424_jef_fct13
キックオフ直前。ポジションへ散る東京の選手たち。

20110424_jef_fct14
試合終了。
“0-3”を示すスクリーン。

20110424_jef_fct15
試合終了後、健闘を称え合う両選手たち。
 


 
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KYLIE MINOGUE@幕張メッセ

2011-04-23 23:31:00 | ライヴ
■ カイリー、20年ぶりに降臨
 
Kylie_minogue_aphrodite_tour


 人間美で圧倒。

 実に20年ぶりとなったカイリー・ミノーグの公演を急遽観賞してきた。会場は幕張メッセ・イベントホール。当日は雨が降る中、今や遅しと入り口前にカイリーを見たさに多くの人が集まった。クラブ・カルチャーに近しいスタンスの楽曲が多いカイリーゆえ、クラブと密接な関係のある、いわゆるゲイ・カルチャーを信奉している人たちが多く見られた。カイリーもそういうことを解かっているのか、バックスクリーンには隆々とした筋肉を持つ男性陣のヌーディティな映像や、ステージ上では同様のダンサーがパフォーマンスも印象的だった。

 前座はm-floからVERBALとMADEMOIRSELL YULIA(マドモアゼル・ユリア)のDJ。最初に16:30頃VERBALが登場、m-floの楽曲やカイリーの楽曲を時折織り込みながらフロアを煽っていく。ベル・ビヴ・デヴォー「ポイズン」のイントロを流した時は「この年代の人~?」と手を挙げさせたりと、フロアを熱くする術は知っているVERBALならではのセットだ。途中で、ピンクのコズミックな感じのドレス衣装を纏ったマドモアゼル・ユリアも登場。しばらくVERBALと二人でステージにいた後、VERBALが退場。ユリアはユニークなマッシュアップも組み込んでいたが、あまり煽ることをせずに淡々と繋げていく感じなので、やや退屈なセットと思われたかもしれない。終盤はカイリーの出番のタイミングを見計らってのDJだったから、ある程度仕方ない部分もあるか。ただ、カイリーのナンバーを流した時には、やはりフロアからも歓声があがる。

 18時20分頃、場内が暗転。ステージは背面に縦長の5面LEDスクリーン、バックの高台から左右と中央それぞれ3本の階段がステージ中央へ向かって降りている。その階段と階段の間に、左からドラム、ギター、ベース、キーボードが配される。ステージ・セットとしては、意外とシンプルな作り。だが、背面のLEDスクリーンと男女ダンサー陣、さらには二人のバックコーラスが加わることによって、そのシンプルさが一気にゴージャスな場面へと転換する。

 ステージ構成はアフロディテ、古代戦士、カーニバル、デヴィル、アラビアン……などの数テーマに分けられ、そのたびにドレス・チェンジしたカイリーが登場する。水中を舞うセクシーな男性たちの映像から、ゴールドを基調とした衣装のダンサーたちが迎えるのは、ステージ高台へせり上がって貝に乗ったカイリー。ボッティチェリのルネサンス期の著名な絵画『ヴィーナス誕生』を彷彿とさせるギリシア神話の世界を、カイリーが神々しく成し遂げてしまった瞬間だ。そして新作『アフロディーテ』タイトル曲から、幕は切って落とされた。貝が女性器を象徴するということ、『ヴィーナス誕生』が海からやって来た成熟した女性像(ヴィーナス・アナディオメネ)ということを考えれば、このステージのテーマは性であり愛だ。愛と性と美、そして時に戦の女神であるアフロディテ、つまり身近な例で言えば、“ミロのヴィーナス”が日本に、幕張の地に降臨したともいえる。

 カイリーの素晴らしさは総合的なプロデュース力、つまり、圧倒的な世界観を披露することだ。さらに、それを小難しいことをせずにキャッチーでダンサブルなミュージックで繰り広げるところに、そのスケールの大きさと伝播力の大きさを感じるのだ。

Kylie_minogue これまで女性や美しさをアピールしてきたアーティストは多くいた。最近ではビヨンセしかり、アリシア・キーズしかり。だが、彼女らとカイリーが異なるところは、ビヨンセらが“女性の強さ”を強調してきたのに対し、カイリーはあくまでも“女性の美しさ”、もっと突き詰めて言えば、“人間の美しさ”を如何に芸術的に、しかしながら、高尚過ぎずに見せるか、というところにフォーカスしていることだ。それはまさしく、人間味溢れる神々の世界、ギリシア神話の世界観を具現化しているのだ。性・生・愛に貪欲であっただろう(言い方を変えればシンプルということも出来る)古代の価値観を、現代の悩める人類に問題提起しているのかもしれない。あくまでも取っ付き易い、ダンス・ミュージックという形で。
 ほとんど裸体の男性が筋肉隆々でセクシーなポージングをしたかと思えば恍惚な表情を繰り返したり、海中でタコの化身になりきったカイリーなどの背面スクリーン映像や、SMとグラディウスを合わせたような衣装を着たかと思えば、イカのような三角頭のギラギラしたコートを羽織ってただ歩くといったダンサーたちなど、人間らしい滑稽さも含有した、艶やかながらも人情のある、人間の喜怒哀楽を表わしたステージだ。視覚と聴覚……五感を駆使して、官能と生命力を伝えていく、そんな使命があるようにも思えた。

 さすがのヴェテランということはあるが、飛び抜けて声量で圧倒するというタイプではない。だが、唯一といっていいアコースティック調で披露されたプリファブ・スプラウト「イフ・ユー・ドント・ラヴ・ミー」のカヴァーでは、時折観客の歓声に微笑みながら、しっかりとした歌唱力を披露してくれた。決してヴィジュアルやトリッキーなことだけでは、やってきていない……という矜持がチラリと見えた瞬間でもあった。だが、それは誇示ではなく、あくまでもストレートにこの心の声を届けたいという気持ちからの歌唱だったと感じた。

 ヴォルテージ……そもそも最初からヴォルテージは上がりっ放しなのだが、さらに一体化したのが、やはり大ヒットの「ラッキー・ラヴ」だ(次の曲は“オールド・ソング”と紹介)。観客から返って来るコーラス・フレーズにはカイリーも嬉しく驚いたようで、女神を気取って出てきた当初とは違った、キュートな表情ばかりを見せていたのが印象的だった。その興奮の冷め遣らぬまま「プット・ユア・ハンズ・アップ」で本編は幕。

 アンコール・ラストは「オール・ザ・ラヴァーズ」。全ての愛する人たちへカイリーが送る普遍の愛のメッセージだ。高台へ登場した円柱ピラミッドへダンサーたちの手を介しながら頂上へ上り詰めるカイリー。同時に金色の紙吹雪。愛と美の伝道師カイリーが海から現れて、愛を求める人々=観客たちに愛を施し、天上へと帰還していく……カイリーによるヴィーナス・パフォーマンスは、観客に喜びと刺激を与えて幕を閉じることとなった。




◇◇◇


<SET LIST>

00 OPENING/INTRODUCTION
01 APHRODITE
02 THE ONE
03 WOW
04 ILLUSION
05 IN YOUR EYES
06 I BELIEVE IN YOU
07 CUPID BOY
08 SPINNING AROUND
09 GET OUTTA MY WAY
10 2 HEARTS (Original by Kish Mauve)
11 WHAT DO I HAVE TO DO
12 CONFIDE IN ME
13 CAN'T GET YOU OUT OF MY HEAD
14 IN MY ARMS
15 LOOKING FOR AN ANGEL
16 THERE MUST BE AN ANGEL(PLAYING WITH MY HEART)(Origial by Eurythmics))
17 LOVE AT FIRST SIGHT
18 CAN'T BEAT THE FEELING
19 IF YOU DON'T LOVE ME(Original by Prefab Sprout)
20 BETTER THE DEVIL YOU KNOW
21 BETTER THAN TODAY
22 I SHOULD BE SO LUCKY
23 PUT YOUR HANDS UP
≪ENCORE≫
24 ON A NIGHT LIKE THIS
25 ALL THE LOVERS


◇◇◇


Kylieaphroditetourverbal

 こちらは前座のVERBAL(ヴァーバル)のDJプレイの様子。

 カイリーは終演後、ツイッターにこんなメッセージをつぶやいてくれました。

@kylieminogue

Tokyo...you were a*m*a*z*i*n*g!!!!!! so emotional so fun so beautiful!!!!


 ワオ!(笑)

 ほぼ最前列に近い場所で観られて、こちらこそソー・アメイジング!!ですYO。
 

◇◇◇

 そして、カイリーとVERBALとのコラボ曲「ウィー・アー・ワン」。

Kylie Minogue × VERBAL / We Are One


 


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