*** june typhoon tokyo ***

The night is still young...

MY FAVORITES LIVE AWARD 2008

2008-12-31 23:59:00 | 音楽
 アルバム・アワード同様、「マイ・フェイヴァリッツ・ライヴ・アワード」で2008年をしめたいと思います。こちらもあくまでも独断と偏見にもほどがあると思われるくらいのセレクトですので、ご容赦を。
 では、まず過去の授賞&ノミネートから振り返ってみましょう。

◇◇◇

【過去の授賞公演】

◆2005年
◎ ERIC BENET@BLUENOTE TOKYO

m-flo@日本武道館
m-flo@ZEPP NAGOYA
ANGIE STONE@BLUENOTE TOKYO
Jamiroquai@日本武道館

◆2006年
◎ LEELA JAMES@O-EAST

SOULHEAD@LIQUIDROOM
AI@C.C.LEMON HALL
SOUL'd OUT@横浜BLITZ
RAUL MIDON@AX
久保田利伸@代々木第一

◆2007年
◎ m-flo@横浜アリーナ

BEYONCE@東京ドーム
SOUL'd OUT@日本武道館
LEDISI@Billboard Live TOKYO
DWELE@BLUENOTE TOKYO
FRANK McCOMB@COTTON CLUB

◇◇◇

 2007年はほぼ50公演を観賞したなかでベストを決めなければならなかったのですが、2008年はだいぶ行く公演が減って30超公演となりました。しかしながら、なかなか見ごたえのあるライヴが多かったと思います。特に、ビルボードライブ東京、ブルーノート東京、コットンクラブなどの小さなライヴ・ハウスに行く回数が多かったのですが、ステージと客席が近いライヴは、音楽の醍醐味をダイレクトに受けるので、そういう意味ではいいサウンドをより体験出来たのではないかと思います。
 
 では、2008年に観賞したライヴを列記してみましょう。

◇◇◇

01/06 MISIA@代々木第一体育館
01/19 THE ROOTS@Billboard Live TOKYO
01/20 MISIA@さいたまスーパーアリーナ
02/14 EN VOGUE@Billboard Live TOKYO
02/28 K-Ci&JoJo@Billboard Live TOKYO
03/03 INCOGNITO@BLUENOTE TOKYO
03/12 JOHN LEGEND@BLUENOTE TOKYO
03/20 林田健司@表参道FAB
03/22 m.E.y.+α@原宿aco-studio
04/14 DURAN DURAN@ZEPP TOKYO
04/23 SOUL'd OUT@JCB HALL
04/27 JAMOSA@BOXX
05/17 ANGELA JOHNSON@COTTON CLUB
05/28 AI@日本武道館
06/20 LADY SOUL GREATEST TOUR@Billboard Live TOKYO
07/01 OMARION&MARQUES HOUSTON@Billboard Live TOKYO
07/06 KREVA@さいたまスーパーアリーナ
07/16 BENNIE K@ZEPP TOKYO
07/30 DOUBLE@STUDIO COAST
08/09 NEW CLASSIC GIG in Japan '08@東京国際フォーラム
08/30 DANCE☆MAN@横浜BLITZ
08/31 MONDAY満ちる@IKSPIARI
09/19 JOSE JAMES@Billboard Live TOKYO
09/26 BONNIE PINK@NHKホール
10/21 JOE@Billboard Live TOKYO
10/29 VAN HUNT@COTTON CLUB
11/06 Perfume@日本武道館
11/07 CRYSTAL KAY@ZEPP TOKYO
11/14 FRANK McCOMB@COTTON CLUB
11/25 RYAN SHOW@duo Music Exchange
12/10 THE BRAND NEW HEAVIES@Billboard Live TOKYO
12/25 INCOGNITO@BLUENOTE TOKYO
12/28 TORTURED SOUL@BLUENOTE TOKYO

以上、33ライヴ。

◇◇◇

 では、上記公演のなかから、2008年のマイ・フェイヴァリッツ・ライヴ・アワードのノミネートを選びたいと思います。
2008年からはアルバム同様に、洋楽と邦楽とに分けて選んでみました。

◇◇◇

【ノミネート公演】

≪洋楽部門≫
EN VOGUE@Billboard Live TOKYO (2008/02/14)
JOHN LEGEND@BLUENOTE TOKYO (2008/03/12)
LADY SOUL GREATEST TOUR@Billboard Live TOKYO (2008/06/20)
JOE@Billboard Live TOKYO (2008/10/21)
RYAN SHOW@duo Music Exchange (2008/11/25)
THE BRAND NEW HEAVIES@Billboard Live TOKYO (2008/12/10)
INCOGNITO@BLUENOTE TOKYO (2008/12/25)

以上7公演。

≪邦楽部門≫
SOUL'd OUT@JCB HALL (2008/04/23)
JAMOSA@BOXX (2008/04/27)
AI@日本武道館 (2008/05/28)
DOUBLE@STUDIO COAST (2008/07/30)
DANCE☆MAN@横浜BLITZ (2008/08/30)

以上5公演。

◇◇◇

 洋楽部門は質の高いライヴのなかでどう決着つけるか悩み、は邦楽部門の方は即「これだっ!」という公演がなかったので、なかなか判断しづらかったというところ。
 では、2008年のライヴ・アワード最優秀公演を発表します。

◇◇◇

【MY FAVORITES LIVE AWARD 2008】

【最優秀ライヴ】

≪洋楽部門≫
EN VOGUE@Billboard Live TOKYO (2008/02/14)

≪邦楽部門≫
SOUL'd OUT@JCB HALL (2008/04/23)

◇◇◇

 非常に悩んだ。ただ、洋楽部門と邦楽部門では悩み方が違っていて、前者は最後はアン・ヴォーグ、レディ・ソウル・グレイテイスト・ツアー、ライアン・ショウの3つの公演のどこで差をつけるかに、後者は“該当者なし”にすべきかどうするかという点についてだった。
 洋楽部門はパッケージと単独という差でレディ・ソウル~を落とし、アン・ヴォーグとライアン・ショウへ。バック・バンドを含めた総合的な完成度という意味で僅かの差でアン・ヴォーグに軍配を。鳥肌が立った、背筋がゾクゾクっとしたというところが、最後の一番の決め手になったのかもしれない。
 それに対して邦楽部門は、どれも悪くはないんだが……という、何か一つ二つ物足りなさを含んだ公演が多かったのは確か。それは、こちら側がアーティストに高いハードルを掲げて望んでいるということもあるが、どちらかというと、本当はもっと質が高く出来るのになぁという観賞前の期待値と終演後のズレがやや見受けられることが多かったということだろうか。そのなかで、アーティストが完全燃焼したという点において、SOUL'd OUTの公演を最優秀にセレクトした。
 全体的に邦楽よりも洋楽アーティストの方が優れた公演が多かったような気がする。日本にいる限り、日本のアーティストのライヴへ参加することも多いはずだから、2009年はより堪能出来る邦楽アーティスト公演を体感したいものだ。


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MY FAVORITES ALBUM AWARD 2008

2008-12-31 04:16:31 | 音楽
 2009年まであと僅か。今年も(個人的に)年の瀬恒例の「マイ・フェイヴァリッツ・アルバム・アワード」を開催したいと思います。毎回言いますが、この「マイ・フェイヴァリッツ・アルバム・アワード」はあくまでも独断と偏見にもほどがあると思われるくらいに趣味嗜好が偏ったもので、今年のミュージック・シーンを表わしたとか、そんな大それたことなどは全くありませんし、ロック、パンクやジャズ、クラシックなどの類は、そのアルバム存在しなかったように無視されていますので、ご容赦ください。要するに、J-POP、R&B/ヒップホップ、ソウル/ダンスなどに特化しまくってるということなので、それ以外が好みの方は、どうぞ他の格式高いランキングへ行ってみてください。(笑)

 では、今年のアルバム・アワードを発表する前に、過去の授賞およびノミネート作品を振り返ってみることにしましょう。

◇◇◇

【過去の授賞作品】

◆ 2005年
◎ ERIC BENET 『HURRICANE』

JAMIROQUAI 『DYNAMITE』
m-flo 『BEAT SPACE NINE』
ALICIA KEYS 『UNPLUGGED』
CRAIG DAVID 『THE STORY GOES...』

◆ 2006年
◎ NATE JAMES 『SET THE TONE』

JEFF HENDRICK 『SOUL CELEBRATION』
MONICA 『THE MAKINGS OF ME』
AMP FIDDLER 『AFRO STRUT』
SOULHEAD 『NAKED』

◆ 2007年
≪洋楽部門≫
◎ LEDISI 『LOST & FOUND』

ALICIA KEYS 『AS I AM』
ANGIE STONE 『THE ART OF LOVE & WAR』
CHRISETTE MICHELE 『I AM』
FRANK McCOMB 『LIVE IN ATLANTA VOL.1』
JILL SCOTT 『THE REAL THING WORDS AND SOUNDS Vol.3』
JOE 『AIN'T NOTHIN' LIKE ME』 
JOY DENALANE 『BORN & RAISED』
KEYSHIA COLE 『JUST LIKE YOU』
MUSIQ SOULCHILD 『LUVANMUSIQ』

≪邦楽部門≫
◎ AI 『DON'T STOP A.I.』

ICE 『Speak Low』
安室奈美恵 『PLAY』
JAMOSA 『ONE』
BENNIE K 『THE WORLD』
BONNIE PINK 『THINKING OUT LOUD』
MONDAY満ちる 『MY EVER CHANGING MOODS』

≪新人賞≫
CHRISETTE MICHELE 『I AM』
≪功労賞≫
ICE

◇◇◇

 昨年から洋楽と邦楽で部門を分けました。さらなるジャンル分けは、このアワードがJ-POPやR&B/ソウルなどに特化しているため必要ないかと。したがって、今年も洋楽と邦楽でそれぞれマイ・フェイヴァリットを決めたいと思います。

 では、最初に(生意気にも)2008年の総評から。

◇◇◇

【総評】

 洋邦通じて、今年の1番のキーワードは何だろうといったら、“ロボ声”とか“オートチューン”といった“エレクトロ・スタイル”ってことになるだろうか。洋楽ではオートチューン・スタイルをシーンの最前線へ送り出したT-ペイン、邦楽ではテクノ・ポップとしての側面を持ちながらアイドルの救世主となったPerfumeが中心人物にあたるか。そのエレクトロ・スタイル(特にヴォーカル・エフェクトという形で脚光を浴びた)を武器に、今年の音楽シーンを席巻したのは記憶に新しいところだ。
 この新鮮な風は、さまざまなアーティストに影響を与えた。T-ペインの作風は、カニエ・ウェストやリル・ウェイン、ディディなどによって積極的に採用されてヒット作を生み出すことになったし、Perfumeのブレイクで時代の寵児的な評価もされている彼女らのプロデューサー、中田ヤスタカのヴォコーダー・スタイルは、Perfumeの成功を受けて多くのJポップが採り入れるまでとなった。

 その一方で、特に洋楽R&Bシーンでは、旧き良きソウル・サウンドへ回帰する動きも多かった。ニーヨ『イヤー・オブ・ザ・ジェントルマン』などのように、そろそろ真剣にメロディを軸とした楽曲の構築をしようという意気込みが各アーティストにあったのかもしれない。とはいえ、誰もが2008年といえばこれだというような代表作が生まれたとも素直には言いがたいのも事実。傑作が多くなかった訳ではないけれど、全体的に小粒というか、アヴェレージ・ヒッター的なスケールだったような気がする。ただ、ジェニファー・ハドソン、エステルやアルジェブラ、ジャズミン・サリヴァンら、特に新人女性アーティストの有望株が出現したことは、明るい話題であった。

 邦楽については、近年次第に購入比率が低くなってきている。特に新人アーティストで、購入意欲がそそられるものがなかなかいない。アルバム単位のリリースとしては、ニューカマーは青山テルマ『Diary』を購入したくらいか(ただ、その後の青山テルマの楽曲にはちょっとという感じもする)。男性としては久しぶりだが、清水翔太が1stアルバムをリリース。ブルージィなソウルが多いが、今後の展開に期待したい。
 また、昨年同様、ベスト盤やカヴァー・アルバムなどの類が多かった。~周年を記念して、という企画はアーティストにとってもアニヴァーサリーという意味合いもあるので批判するつもりはないが、デビューして日が浅いアーティストがすぐにカヴァー、またはそれに準ずる曲をリリースしたり、ヴェテラン・シンガーが“Jポップの名曲を歌う”と称して他人の曲ばかりを歌う、徳永英明『VOCALIST』シリーズの二匹目ならぬ何匹目?のドジョウ戦法のような安易な作品を出す傾向にも、やっぱりちょっと閉口。2008年を“パーフェクト・イヤー”と銘打ったEXILEもしかり、売り上げトップランカーとなった『BEST FICTION』の安室奈美恵もしかり、引き続きカヴァーとコンピ盤で溢れた年だったという感じ。そろそろ安易なヒットだけを求めないで、ロング・タームで聴けるオリジナル曲で勝負していってもらいたいところだ。まぁ、それに耐えうるアーティストがどれだけいるのかという話になってくるのだが、楽曲獲得手段が配信、ダウンロード主流となりつつあり、手軽に素早く入手出来る反面、簡単にリスナーの耳を通り過ぎていってしまう傾向の強い昨今、とりあえず一旦気を惹かせるための安易なキャッチー・ソングが求められている
(リスナーからではなく会社や事務所から)ので、難しいところではある。だが、そのような傾向の反発や反動は必ずある訳で、来年以降はそれを実践するような作品を提示するアーティストが出てくるのではないか、ということに期待したい。

◇◇◇

 といったところで、2008年の“マイ・フェイヴァリッツ・アルバム・アワード”のノミネート作品の発表です。

◇◇◇

<ノミネート作品>

【最優秀作品】
≪洋楽部門≫
アンジェラ・ジョンソン 『ア・ウーマンズ・タッチ Vol.1』
コモン 『ユニヴァーサル・マインド・コントロール』
エリック・ベネイ 『愛すること、生きること』
エステル 『シャイン』
ジョー 『ニュー・マン』
ケイ・ビー 『ルック・ノー・ファーザー』
ミュージック・ソウルチャイルド 『オン・マイ・レディオ』
Q-ティップ 『ザ・ルネッサンス』
ラヒーム・デヴォーン 『ラヴ・ビハインド・ザ・メロディ』
サンバースト・バンド 『ムーヴィング・ウィズ・ザ・シェイカーズ』
ステファニー・マッケイ『テル・イット・ライク・イット・イズ』
Sy Smith 『CONFLICT』
ザ・デイ 『ザ・デイ・ハズ・カム』

以上13作品(A→Z)

≪邦楽部門≫
安室奈美恵 『BEST FICTION』
有坂美香 『アクアンタム』
宇多田ヒカル 『HEART STATION』
JAMOSA 『CRY』
DOUBLE 『10YEARS BEST WE R&B』
DANCE★MAN 『ファンクラヴ』
Perfume 『GAME』
MONDAY満ちる 『NEXUS』
YOSHIKA 『World』

以上9作品(あ→ん)

【新人賞】
アルブライト・フィーチュアリング・ヴィヴィアン・セッサムズ 『サニー・ワン・デイ』
アルジェブラ 『パーパス』
エステル 『シャイン』
ジャズミン・サリヴァン 『フィアレス』
ジェニファー・ハドソン 『ジェニファー・ハドソン』

以上5作品(A→Z)

◇◇◇

 洋楽が13作品、邦楽が9作品をノミネート。洋楽は絞るのが厄介でした。一番悩んだのが、メアリー・J.ブライジ『グロウイング・ペインズ』。リリースは昨年末(2007年12月22日)なのですが、昨年はリリースと発表が直近過ぎて見送った経緯があった気がしたので、今年に入れようかと思いましたが、やはり時期的なものとインパクトが薄れたということもあり、選外にしました。年をまたいでも有力候補に挙げられる名盤であるという一方で、それを挙げようか迷うという今年の全体の質を物語ったものだということもいえるでしょう。
 今年も12月中下旬リリースのものに好作が多く、きちんと聴いたものは対象に、そうでないものは翌年に考慮としましたが、このあたりはしっかりと対象範囲を考えなければいけないのかもしれません。たとえば、BRANDYの新作『HUMAN』はここにノミネートされて当然の良質を誇る作品だとは思いましたが、2009年に国内盤でリリースされるとの情報を得たので、2009年の対象作品としてピック・アップすることにしました。そのあたりは曖昧なところがあると思いますが、ご了承ください。

 邦楽は、頑張ってここまでノミネートを出した、という感じです。また、個人的に昨年はハマったハウス・シーンですが、それほど伸びることなく収束してしまった気がします。

 それでは、2008年、“マイ・フェイヴァリッツ・アルバム・アワード”の発表です!

◇◇◇

【MY FAVORITES ALBUM AWARD 2008】

【最優秀作品】

≪洋楽部門≫
ラヒーム・デヴォーン 『ラヴ・ビハインド・ザ・メロディ』
(Raheem DeVaughn 『Love Behind The Melody』)

≪邦楽部門≫
有坂美香 『アクアンタム』

【新人賞】
エステル 『シャイン』
(Estelle 『Shine』)

◇◇◇

 最優秀洋楽アルバムはラヒーム・デヴォーン『ラヴ・ビハインド・ザ・メロディ』。斬新な趣向を試みながらも、軸を常にグッド・ミュージックに置いている制作手法が素晴らしいメロウ作中心の傑作。こちらとエステル『シャイン』で迷ったが、キャッチーな分再生回数はエステルに軍配があがるも、質としての部分でラヒームに。その代わりといってはなんだが、エステルは新人賞ということで落ち着かせてもらった。そうなると、映画『ドリームガールズ』で完全にビヨンセを食ったジェニファー・ハドソンが割りを食ってしまったと思われるかもしれないが、歌唱力は間違いないが、多少多くを詰め込み過ぎというかリスナーを圧倒するという意味でトゥー・マッチなところもちょっと感じたので次点に。それでも良質盤には変わりないのだが。
 2005年に『ハリケーン』で最優秀を授賞しているエリック・ベネイだが、その時は押し出された感じだったが、今作『愛すること、生きること』は元来の路線に回帰するようなベネイらしいサウンド・プロダクションに好感を受けた。ジョーやミュージック・ソウルチャイルドなどは、純粋に前作からの流れを受け継ぐだけでなく、新たな素地を織り込みながらも、“らしさ”を吹き込むことに成功した傑作だ。ケイ・ビーは“UK盤R.ケリー”との呼び声高いで、こちらも旧き良き生音を散りばめた優良作。UKにも元気なってもらいたいと思い、ノミネートに挙げてみた。ステファニー・マッケイも最優秀候補に迷った1つ。彼女やサイ・スミスなどは実に音楽を大切に扱い愛しているんだな、という感覚が伝わってくる。
 ヒップホップ系では、久々にリリースしたQ-ティップ、コモン、ザ・デイなどがお気に入りとなった。その他にも、カニエ・ウェスト『808s&ハートブレイク』、N・E・R・D『シーイング・サウンズ』なども再生率が高かった。ザ・デイ『ザ・デイ・ハズ・カム』はアース・ウィンド&ファイア「宇宙のファンタジー」という大ネタ使いの「ギヴ・ユー・ザ・ワールド」ばかりが注目になったが、それ以外でもラテン・テイストを採り入れたりするなど、高いプロダクションが窺える好盤だと思う。リル・ウェインやT-ペインはどうした! という声はあるかもしれない。総評で今年は“オートチューン”といっておきながら、何だと。(苦笑) ただ、これはもう好き好きの度合いとしかいえないので。評価出来ないというものではないので、悪しからず。
 もう一つ、サンバースト・バンドはマイ・フェイヴァリット・アーティストの1つであるインコグニート関連のメンバーが参加。廃り流行の早いダンス・ミュージック・シーンにあって、こういったダンス・サウンドは長く親しめるものだと思う。

 最優秀邦楽アルバムは文句なしに有坂美香『アクアンタム』で。カテゴライズにとらわれない幅広さと柔軟さが堪能出来る2枚組。彼女をフィーチャリング・シンガーだとかバック・ヴォーカリストだとしかで知らなかった人は、是非その世界観の広さに触れてみるべき。カテゴライズだけでなく時代にとらわれない名盤だと思う。
 安室奈美恵は前作『PLAY』、そして今作『BEST FICTION』と一つの新たな安室像を創り上げた感じ。ただ今回はベスト盤ということで、一つ引いてもらった形。安室がスタイリッシュならJAMOSAは濃厚路線。多少濃すぎるリリックは好き嫌いの度合いを高めるかもしれないが、それを含めてメッセージ・シンガーとして今後も期待出来るだろう。
 年末付近でリリースされたMONDAY満ちる 『NEXUS』(11月)とYOSHIKA 『World』(12月)。特にYOSHIKAの復帰作の『World』は、聴いたのは短期間であったが、グッと心象表現の深まったサウンド・プロダクションにやられた。カテゴリーを捨てて自身がジャンルとなるようなオリジナリティを発揮した快作だ。
 宇多田ヒカル『HEART STATION』については、ランキングもトップクラスだしオリジナル作としての完成度も高いと思う。ただ、アルバムの構成上で「ぼくはくま」が終盤に配されていたのが、個人的にどうしても違和感が消えなかったので、最優秀から外した。収録しなくてよいってことはないが、これはボーナス・トラック扱いとして収録して欲しかった。ただそれだけ。それがなければ、当作が最優秀を脅かしていたかもしれない。
 DANCE★MAN 『ファンクラヴ』はファンだというのもあるが、こういうカメオの焼き直しみたいなモロ・ファンクっていうサウンドをもうちょっと邦楽アーティストでもやっていいんじゃないかと思って候補に入れてみた次第。

 新人賞は上述のようにエステル。ジョン・レジェンド、カニエ・ウェストなどのバックも万全。自身もラップとヴォーカルを共に駆使出来たりと、アリシア・キーズ級になれる逸材だろう。候補は洋楽からのみのエントリーとなってしまったが、それが個人的な邦楽に対する総合的な感想なのかもしれない。

◇◇◇

 いかがでしたでしょうか。“オレのと違うじゃないか!”“ワタシのがちゃんと評価してるわ!”のような意見はたくさんあると思いますが、そこは独断と偏見のあくまでも個人的な賞ということで、ご勘弁を。
 ちなみに、邦楽で今年のフェイヴァリット・ナンバーをいくつか挙げろといわれたら、世間は全く注目してないかもしれませんが(苦笑)、WISEの「Mirror feat. Salyu」は挙げますね。これは名曲。あとは、Spontania feat. JUJU「君のすべてに」(JUJU feat. Spontania「素直になれたら」でもいいけど)とかかな。あと、Perfumeならば「love the world」。そして、リリースは昨年12月だけど、DOUBLE「残り火-eternal BED-」は今年よく聴いた1曲ですね。

 では、次回は“マイ・フェイヴァリッツ・ライヴ・アワード 2008”をお送りします。

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TORTURED SOUL@BLUENOTE TOKYO

2008-12-28 23:39:00 | ライヴ
Tortured_soul
 2008年最後のライヴはトーチャード・ソウル、“TORTURED SOUL with special guest ANGELA JOHNSON”をブルーノートで観賞してきた。25日のインコグニートがちょっと出遅れて行ったこともあり、受付開始の30分以上前に会場に行ったら、ほとんど並んでいる人がおらず、結果、最前列の席で観賞することに。クリスチャン・ユーリックとの距離、僅か1メートルである。それゆえ、クリスチャンが靴を脱いで(黒の靴下姿で)ドラミングしているのも目撃出来た。(笑)

 トーチャード・ソウルはドラム兼ヴォーカルのジョン・クリスチャン・ユーリックを中心としたプロジェクトで、キーボードのイーサン・ホワイトとベースのジェイソン・クライヴロフを擁したダンス・ミュージック・ユニットだ。打ち込みやサンプリングなど電子機械に頼ることがほとんどだと思われるクラブ系アーティストにおいて、生バンド・スタイルでしっかりとサウンドを伝えられる彼らの強みは、数多く経験してきている“ライヴ力”だ。
 まず、クリスチャンだが、ほぼメドレーかとも思われるくらいに曲間がほとんどないセット・リストながらも、ずっとスティックを叩き続けるパワフルさに感服。そのスキンヘッドにシェイプされた顔立ちがそう思わせるのかもしれないが、前をじっと凝視したり瞑想する僧のように目を閉じて寡黙に演奏しているかと思えば、額から汗を滴り落としながら多彩な表情で力強いビートを叩き続けたりする姿は、“生”を感じさせる躍動感に溢れている。キーボードのイーサンはクレヴァーな出で立ちで、ジャズ・ピアノ経験があると思しき雰囲気あるタッチを展開。前に出過ぎずそうでいてツボを押さえた印象をしっかりと残す、存在感ある演奏が魅力だ。そして、ベースのジェイソンだが、このベースがかなりファンキー。よく響く弾力の強いボトムを繰り出していて、実は彼の存在がこのユニットをファンキーでソウルフルなものへとさせている一つの大きな要素になっているのではないかと感じた。

Tortured_soul03 セット・リストは、12月にリリースされた新作『ディド・ユー・ミス・ミー』(『Did You Miss Me』)と前作『Introducing』からの楽曲が中心。そこに、クーリーズ・ホット・ボックスの楽曲を埋め込むという感じだ。クーリーズ・ホット・ボックスでクリスチャンとメンバーだったアンジェラ・ジョンソンが途中で加わり、ヴォルテージを上げていくのだが、最初アンジェラがステージ・インした時に驚いたのが、髪をバッサリ切ってダイアナ・キングみたいになっていたこと。(笑) ヘア・スタイルが変わったくらいで、と思うかもしれないが、5月のコットンクラブでの彼女の公演でドレッド・ヘアを見ていただけに、ちょっと衝撃的だったのだ。
 アンジェラが加わり、クーリーズ・ホット・ボックスのナンバー「ドント・ビー・アフレイド」を披露すると、それまで比較的クールなビートで展開されてきた雰囲気にあっという間にパッと鮮やかさが増していく。特に目視でやりとりを頻繁にすることもなく入り込めるのは、クーリーズ・ホット・ボックスで培われてきたマッチングの良さに他ならない。タンバリンをリズミカルに鳴らしながら、“さぁ、今夜はダンス・パーティよ!”とアンジェラが言うと、待ってましたとばかりに立ち上がった。最前列の自分は、調子に乗って左右や後ろを向いて観客に“みんな立とうぜ”とジェスチャーでアピールしたのだが、その姿を見てクリスチャンが笑ってくれたのは何よりだった。(笑)

 本編で一番の盛り上がりを見せた「スペシャル・レディ」ではあったが、アンジェラがステージ・アウト後に続けて演奏された「エピック」ではややディープかつスローに落とし込めてしまったため、立っていた多くのオーディエンスを座らせてしまったことは、ちょっと残念だったか。自分はそのムーディでディープなサウンドにもスタンディングで体を委ねていたのだが、本編ラストの「フォール・イン・ラヴ」ではコール&レスポンスもあり、再び多くが立ち上がりダンスしていただけに、クライマックスへの構成を日本人様に多少アレンジしても良かったのではとは感じた。

Tortured_soul02 アンコールでは再びアンジェラ・ジョンソンも加わり、クーリーズ・ホット・ボックス時代の「メイク・ミー・ハッピー」を。DJスピナにリミックスされクラブで話題となったというあの曲だ。ソフトでクールなイーサン、陽気なアンジェラ、汗をほとばしらせるクリスチャン、スタイリッシュながら熱いボトムを弾くジェイソンと、それぞれが独特の存在感を発しながら、時にシャープで時にスムースなサウンドを創り出す彼らには、確かな演奏力とグッド・ミュージックを届けたくてやまないという気概が伝わってきた。そして何より、極上のグルーヴで“生きたサウンド”を楽しませてくれたのだった。ライヴは嘘をつかない。

 最後にクリスチャンが合掌しながら、“アリガトウゴザイマシタ、See you soon”と告げてステージ・アウト。欲を言えば、もう少し長い尺のセット・リストにしてもらって、是非実現してもらいたいものだ。

◇◇◇

<SET LIST>

01 ENJOY IT NOW
02 HOW'S YOUR LIFE
03 TIME TO MAKE UP YOUR MIND
04 DON'T BE AFRAID (with ANGELA JOHNSON)
05 CAN'T STOP (with ANGELA JOHNSON)
06 DID YOU MISS ME (with ANGELA JOHNSON)
07 SPECIAL LADY (with ANGELA JOHNSON)
08 EPIC
09 FALL IN LOVE
≪ENCORE≫
10 MAKE ME HAPPY


<MEMBER>
Christian Urich (Ds/Vo)
Jason Kriveloff (B/Back Vo)
Ethan White (Key/Back Vo)
Mark Tewarson (G)
Angela Johnson (Vo)

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第53回 有馬記念

2008-12-28 14:28:28 | 競馬
 終わりよければ全てよし、と。
2008年も結局はなんだかんだいってそれなりに良かったと言って終わらせるためには、この有馬記念での勝利が不可欠です。(笑)

 武豊騎乗のメイショウサムソンが優勝したらドラマだけど。そうは上手く行かないのも人生ってことで、悩みますな。有馬記念は、
上位人気はそれなりにくるので大荒れはないと思うところに、たまにドカン級(表現が古いな…)の大穴馬が突っ込んでくるからなぁ。ダイワスカーレットの軸が堅いと思われる今年ですが、それが飛んだら凄いことになるなぁ。

とりあえず、個人的有力馬は以下のところ。

カワカミプリンセス(横山典)
フローテーション(ルメール)
エアシェイディ(後藤)
アルナスライン(ペリエ)
スクリーンヒーロー(デムーロ)
メイショウサムソン(武豊)
マツリダゴッホ(蛯名)
ドリームジャーニー(池添)
ダイワスカーレット(安藤勝)

ここからさらに絞り込まないと。

 ダイワスカーレットのデータには有利となるものばかり。ケチをつけるなら、中山で勝ちがないというのと昨年は53キロの斤量が今年は55キロだというところか。天皇賞・秋は1着といってもいいほどの大激戦だったが、ウオッカとの激闘の反動はどうなのか。間隔をあけてこのレースに万全の態勢で挑む感じだが、穿った見方をすれば、順調に行けば天皇賞・秋からJCを経て当レースというプランが出来ていたはず。とはいえ、外枠ではあるが先行してそのまま押し切るスタイルは崩れそうにはない。

 中山巧者で昨年Vのマツリダゴッホ。騎乗する蛯名はマンハッタンカフェでも有馬を制しているし、このコースは熟知している。得意でもなく休み明けの前走JCで0.2差の4着であれば中山替わりの有馬はさらに有力になる。ただし、今回は目標にされながらの競馬となる分、展開が味方となるかがひとつのカギか。これまでサンデーサイレンス産駒が4連勝中。その最後の世代がこの馬。SS産駒として有終の美を飾るか、それとも種牡馬も世代交代となるのか……。

 ドラマティックな演出なら引退レースのメイショウサムソンと武豊。引退の花道ということでは、自身が騎乗したオグリキャップ、ディープインパクトが有終の美を飾っていますが、果たしてサムソンもそうなるか。ただし、サムソンは意外と冬場に強くない。

3歳 菊花賞4着→JC6着→有馬記念5着
4歳 天皇賞1着→JC3着→有馬記念8着
5歳 凱旋門10着→JC6着→有馬記念? 

驚異的な回復とはいえ病み上がりの武豊、ここで持って来たら本当に劇的だよなぁ。

 人気がないなかで注目しているのが、エアシェイディ。天皇賞・秋はウオッカと0.1差、中山は(2 3 1 4)と好相性。勝ちきるとまではいかなくとも馬券対象にはなるかも。
 それと外国人騎手が3人エントリーしている。ルメールのフローテーション、ペリエのアルナスライン、デムーロのスクリーンヒーロー。終わってみたら騎手買いしておけばなぁってことはよくあること。そのうち、フローテーションとスクリーンヒーローの父はそれぞれスペシャルウィークとグラスワンダー。スペシャルウィークのラストランとなった1999年の有馬記念はわずか4cm差でグラスワンダーが勝利。その雪辱をスペシャルウィークの仔、フローテーションが晴らす……なんていうのも、ドラマティックでいいかも。橋口厩舎とルメールというコンビは、2005年の有馬記念でディープインパクトを破ったハーツクライの時と同じだ。

 さまざまな夢が詰まった有馬記念。自分の好きな馬、買い方をして、後悔しないラストを飾りましょう。
あ、といいながら、自分のラストは有馬じゃなくて、マイPOG馬であるキャプテンベガが出走する阪神12RのファイナルSだったりしますが、何か。
 それと有馬記念は10Rなので、お間違えなきよう。


≪予想≫

◎ スクリーンヒーロー
○ マツリダゴッホ
▲ ダイワスカーレット
△ カワカミプリンセス
△ フローテーション
△ エアシェイディ
△ ドリームジャーニー
☆ メイショウサムソン

馬券は手広く。ワイドも。

◇◇◇

≪結果≫

1着 13 ダイワスカーレット (安藤勝)
2着 14 アドマイヤモナーク
3着 06 エアシェイディ
4着 11 ドリームジャーニー
5着 08 スクリーンヒーロー

 牝馬37年ぶりの有馬記念優勝。強い勝ち方だった。4歳男馬が弱っちいとか5歳以上もイマイチとかいろいろあるけど、4歳となってもトップレヴェルで連対100%を続けているからには、認めざるを得ないところ。
 人気馬にヒモ荒れするっていう有馬記念の典型的なレースといってしまえばそれまでだけど、あれだけダイワを先に行かせたらこういう展開になるよなぁ。でも、まさか大外8枠同士とは。ただ、アドマイヤモナークは今年初めは長距離重賞2連勝、日経賞はマツリダゴッホの3着、GIは天皇賞・春6着、天皇賞・秋12着、JC12着と奮わなかったが、どれも1秒以内の負けとそれほど決定的な負けをしている訳ではなかったことを考えると、買えなくはないけど……。
 メイショウサムソンはダイワスカーレットを負かしに行っての競馬だから、仕方ない。後方でそのまま伸びずっていう競馬だけはしたくなかったんだろうね。一度消えてしまった闘志はなかなか戻ってこなかったか……。
 個人的に注目してたエアシェイディは3着に食い込んできた。最後まで迷いに迷ったエアシェイディのワイド全通り流しだったが、買っておけばよかったナ……そんなこといっても後のマツリダゴッホってか。

 ま、来年(って来週だけど)は当てまくりたいですな。

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12/22-28の雑記

2008-12-28 05:23:35 | 日記・エッセイ・コラム
 ウィークリー形式の雑記&備忘録&戯言も、今回が今年のラスト。
とはいいつつも、いつもと変わらずにゆる~くいってみたいと思います。
それでは、ヒア・ウィ・ゴー! ヒロミ・ゴー!


■ 12/22 (MON)

 中田ヤスタカがメイン・ワークとしているCapsuleの新作『MORE! MORE! MORE!』を聴いた。ここ最近のCapsuleは、個人的にはちょっと違うというか、受け入れる態勢にないサウンドになっていたのだが、今作もやっぱりそうだった。何でなんだろうと考えてみたら、今のCapsuleってパンク・ロックなんじゃないかと。いや、確実にパンクだと思う。自分はハウスとテクノだったら、ハウス寄りを受け入れやすい体質になっているので、テクノ・ポップであった彼らのサウンドが、今はポップを離れパンクに近づくテクノであるとするならば、そりゃあ受け入れづらいなぁと思う。自分としては『NEXUS-2060』『L.D.K. Lounge Designers Killer』の頃のサウンドがツボなので。
 今の中田ヤスタカ・ワークスだったら、個人的にはPerfumeのが断然いい。ただ、今年あちらこちらで語られたPerfumeだが、たまに彼女らをテクノ・ポップ・アイドルからアーティストへと成長したというような評論をしている人がいるけれど、それはちょっと違うと思う。彼女らはどちらかといえばサウンドよりも元来あるアイドル性がテクノ・ポップというフィルターを通して融合したことが斬新かつ新鮮であるがゆえにここに来て認知されたのであって、テクノ・ポップ・ミュージック・シーンに現れたアイドルというスタンスではないと考えるのだが。簡単に言えば、アイドル好きだなんていい年増の、大の大人たちが声にするのが恥ずかしいところを、“テクノ・ポップ”サウンドという入り口(話のきっかけ)があるのをいいことに、アーティスト解釈(=「俺たち、私たちは恥ずかしくないんだ」という拠りどころ)をしているんじゃないか、と。え、あまりにも売れたんで僻みたくなったんじゃないかって? まぁ、性格的にはひねくれてますけど。(苦笑) いや、単純にアイドルでも好きっていえばいいんじゃないかってことですよ。好きってことを肯定するために、わざわざそういうアーティストに昇華させることで一段高いところへ無理矢理に祭り上げるみたいなことは要らないんじゃないかってことですよ。
 じゃあサウンドはダメなのかっていったらそんなことはもちろんないんだけれど、サウンドでいうなら、現段階ではPerfumeより鈴木亜美の『Supreme Show』のが完成度としては高いと思う。ただ、ヴォーカルはアミーゴなので、そこが許容出来るか出来ないかの問題があるけれど。「can't stop the DISCO」もそうだけど、「climb up to the top」なんて、今の中田ヤスタカの最高傑作なんじゃないかとも思ったり(自分だけですかね)。あと、残念なのはアート・ディレクションというか見せ方というか。アミーゴらしさでの中田ヤスタカ・サウンドとの融合でいいんじゃないかと。変に何かを意識させようとしたり懐にないものを追い求めようとしたりするから、中途半端なカイリー・ミノーグみたいなヴィジュアル・ワークになっちまうんで。ないとは思うけど、カイリーのあとを追おうとか少しでも考えてたりするんだったら、それはカイリー見くびり過ぎ。経験値もベクトルも違うんで。ま、それらはアミーゴが悪いってことじゃないんでね。スタッフ力というか。そういう意味では中途半端に真似たYUKIにしか見えないMEGもそうかな。なんか、もったいない。


■ 12/23 (TUE)

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 “てっぱく”行って来たー。イッテキタ━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━!!
 鉄道に目がないオーストラリア人の友人と再び会うことになり、上野ですし屋を探すも見つからずしゃぶしゃぶを食って腹ごしらえした後、大宮の1つ先にある鉄道博物館に。祝日の今日でしたが、一時期のピークを過ぎたようで、観客の入りもそれなりだったので、スムースに入ることが出来ました。とはいえ、マニアックなオーストラリア人なので(笑)、一つ一つ丁寧過ぎるほど観ていくので、時間はあっという間に過ぎましたが。
 彼はなぜだか解からないけど、自分のことを鉄道はもちろん、日本の文化的なことをだいたいほとんど知っているヤツだと勘違いしているような節があって(苦笑)、いろいろ興味を持って話を聞いてくれます。ただ、それには自分の英語力ではかなり不都合がありまくりで……思ってることを伝えられないのは辛いです。もう簡単な単語すら出てこない。でも、彼の日本語スキルがかなり上がっていたので、何とか楽しさに水を差さずに済みました。ってことは、語学力上げなくていいか。(それは違う)

 閉館時間までじっくりと観覧した後は、メンバーの知人に頼みごとをするために、その知人のいる銀座へGO。その人はオシャレな美人さんなんですが、日本語だけでオーストラリア人に普通に話して会話が成立しているのを横でみて、「ああ、会話って語学力じゃなくて気合なんだな」と思った次第。(爆)
 それから、銀座だとヴェリィ・エクスペンシヴだってことで、ア・リル・ビット・ウォーキングして新橋の居酒屋で夕食をイートすることに。チョップスティックも見事に使いこなし、納豆オムレツもサラサラっと平らげてしまう彼にビビリながら、楽しい夜は更けていきましたとさ。帰り際、プレゼントしたプラレール・スペシャルセットを大事そうに抱えて帰っていったのが印象的でした。

 そういや、彼は外国人に与えられる5万ちょい払うと一定期間新幹線など乗り放題(のぞみとかは規定外)のJRパスポートみたいなのを持っていて、それを使って結構日本中を旅行しているんだとか。今日会う前も広島の宮島に行って来たそうで、デジタルフォトで厳島神社とかの写真を見せてもらったり。そして長野にも行ってきたと。さらに、この後は日光に行くんだとか行ってました。「超VIP待遇じゃんか!」と言うと喜んでましたが、鉄道博物館へ行く時は大宮からニューシャトルに乗って行くのでそのパスポートは使えず。そこですかさず、「ここではそのパスポート使えないね」といったら、おもむろにSuicaを取り出して、「これでピッとやる瞬間が最高に楽しいんだ」とか言いやがりましたよ。へんなの。(笑)


■ 12/24 (WED)

 YOSHIKAの待望の新作『World』のリリース日&渋谷のアップル・ストアでフリー・ライヴ……だったんですが、仕事もあって泣く泣く断念。ああ、生ヨシカ……。
 そんなクリスマス・イヴはケーキを食う代わりに、昨日オーストラリア人の知人に貰ったコアラ型キャラメルチョコを一人頬張りつつレデシー『イッツ・クリスマス』を聴いて深夜まったり。そして、その後PCに向かって残っている仕事を……。

 飯島愛が自宅で死亡していたと。36歳。一世を風靡しても、末路がこんな形とは寂し過ぎるなぁ……。


■ 12/25 (THU)

 本日はインコグニート@ブルーノート東京。詳細はライヴ・レポ記事をどうぞ。ライヴ・ステージ時間は実質21:40~23:50過ぎまでの大ヴォリューム。ブルーノート(2部制)で2時間超えですよ! ただ、平日です。翌日、仕事です、の人々かなり多し。ああ、都内に住んでて良かった。(笑)

 帰りに元日決勝のチケットを購入する。29日に勝たないと決勝へは進めないんですが、そうなると信じて。
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■ 12/26 (FRI)

 昼休みに交差点で、“ハンバーガーをナメているすべての人たちへ”“ニッポンのハンバーガーよ もう遊びは終わりだ”というバックロゴの入ったジャンパーを着ているマックの店員に遭遇しました。例の“クォーターパウンダー”の挑発的な売り文句ですが、記録的な売り上げとなった表参道の勢いそのままに続いたといわれる御堂筋の店舗の長蛇の列には、サクラが1000人いたそうで。会社は「意図的に行列をつくるつもりはなかった」と弁解してますが、数十人ならともかく千単位じゃ意図的じゃないっていう方が無理でしょう。だいたい当初はマックというブランドを表に出さないで売ろうとしていたのに、何で発売当日にマックに長蛇の列が出来るんだと。
 まぁ、こういう手法はマックだけじゃなくて、ハリー・ポッターの日本語訳本発売の時だって、有名ファッション・ブランド開店の時だって、パチンコ屋は開店の度に、そこにサクラがいるのはいまや常識日常茶飯事ですが、何でもやりすぎは良くないってことですよ。“ハンバーガーをナメているすべての人たちへ”ってのを“消費者をナメているすべての企業へ”って言われ返されまくっているんじゃないでしょうか。“自称日本一のハンバーガーショップよ もう遊びは終わりにしてくれ”とかさ。
 ちなみに、このクォーターパウンダーを先日食べたんですが、んー、マックはやはりマックというか。微妙ってことですね。キャッチコピーに商品がついていけなかったという感じかな。それと、決定的なミスと思われるのは、セットに関していえば、ハンバーガーのみに革新性を持たせようとして、サイドメニューに気を配らなかったこと。これですかね。要するに、ポテトが従来のセットのポテトと同じだってことですよ。革新性を持たせるなら、全てが斬新、目玉っていう感じじゃないと、印象が波及していかないと思うんだけどね~。

 Jリーグが9月20日の日立柏スタジアムでの柏×鹿島戦での鹿島サポーターの旗振り妨害行為により一時試合が中断した件について、ホームの柏に200万、鹿島に100万の制裁金を科したと発表。はい? まず、9月のことを何で今頃のこのこと発表する? 遅すぎだよ! 次に、制裁金。1桁足りなくないですか、これ。さらに、だ。柏のアレックスに旗を当てたのも、その後反対のコーナーへわざわざ行ってCKを蹴ろうとした栗澤に旗で攻撃していたのも鹿島サポーターなんですが、なんで柏のが制裁金が高いんだよ。あ、あれか、柏のホーム・グラウンドで起きたことだから、ホームの責任だってか。じゃあ、これからはアウェイで八つ当たり的に暴れまくりやり放題出来るってことですね。って、馬鹿か。
 あ、そういえば、鹿島が優勝した時の報道って、鹿島優勝よりもジェフの奇跡的な残留劇の方に時間を多く割いていた&注目していたなぁ。これって最終節の日に、鹿島の勝ち点剥奪が発表されちゃったりしたら大変だからってことで、TV局側が配慮してわざと扱いを大々的にしなかったのかもねー…って違うよ。
 どうせ、出入り禁止の処分となった主犯人物も、そんなことお構いなしにその後もスタジアムに入れたんだろうし、Jリーグの裁定はチームに対するものだからともかく、鹿島自体が暴挙を起こした人物をしっかりと罰を与えられずにそのまま放置同然だっていうのが許せない。ま、そういう事態を放置しているクラブということで、Jリーグが鹿島に制裁を下してもいいと思うけど。純粋な鹿島サポーターは悪く言われる筋合いはないんだけど、一部の連中が、しかも何度も問題を起こしてもそのまま……っていう状況が続いている限り、自浄作用もないとして、辛く言われちゃうのは致し方ない部分もあるかな。また、そういうことでチームや選手が悪く見られるってのが、一番切ないところでもあるね。残念だけど、人間の感情ってそんなものだから。


■ 12/27 (SAT)

 第88回全国高校ラグビーで“平成のスクール☆ウォーズ”と話題となり、創部2年目で高知代表となった、元日本代表・大八木淳史がGMの高知中央が福島の平工と対戦したが、10-78で完敗。選手たちにはよくやったと言いたい。が、高校ラグビーも、考える時期に来ているんじゃないか。高知県予選は高知中央、土佐塾、高知工、宿毛工のたった4校しか出場してない。島根の江の川は18年連続18回目の出場となるが、それもそのはず、予選出場校が江の川と出雲の2校しかない(しかも決勝戦のスコアは江の川 123-0 出雲)。予選出場校数が10校以下の県も結構ある。これで県代表といわれてもなぁ……。これ、選挙権の1票の格差でいったら、確実に違憲になっちまうでしょ。大阪だけが第3代表まであったりと歪んでるんだから、原則1県1代表にこだわらずに、例えば出場校数が少ない地域同士で代表を決める地域代表制を取り入れるとかしないと。

 紅白のトリが決定。紅組が和田アキ子、大トリとなる白組は氷川きよしだって。んー、何ですかこの歯に物が挟まった感は。紅組はアッコしかいないんですかね、NHKも“アッコにおまかせ”なんですかね。大トリはさ、素直にミスチルにしとけばいいものを。大トリはベテラン大物ではないけれど、演歌勢にしときましたよ、っていうNHK側の配慮ですか。謎。でも、森進一「おふくろさん」で締められるよりは、“ズン、ズンズン、ズンドコ♪”のがかなりマシかな。
 さらにNHKは、“歌姫・浜崎あゆみ”を何とも大胆に通常は若手・新人枠ともいえるトップバッターにしちゃったりしたもんだから、あゆが右手にケガを負っちゃった上に「マイクを持てない」って言って出場が微妙らしいじゃないか。代役も検討するって言ってるけど、どうすんだろうね。浜崎の代役だからAVEXになるのか??そこにDJ OZMAにそっくりなメンバーがいる矢島美容室(一応女装してるから紅組)を持って来たら、NHKも大したもんだけどね。(笑) まぁ、ないだろうけど。


■ 12/28 (SUN)

 これで、今年のウィークリー・スタイルの雑記は終わりにします。たくさんとはいわないけど、毎日そこそこアクセスもあるみたいで、貴重な時間を割いてこのくだらない記事を読んでくれた方々、どうも有難うございました。あと僅かとなりましたが、年末までの更新は、日、週単位ではなく単独の記事として2、3回、アップしていく予定です。

 その単独記事の内容といっても、まぁ、2008年のアルバム・アウォードとライヴ・アウォードがほとんどになる訳ですが、昨日聴けてなかったCDや買い忘れていたCDなどを買いすぐに聴いたところ、その中でもランキングに影響を与えるだろう好盤があったりして。これまでにそこそこ順位などを脳内で決めていたのですが、それがまたもう一度練り直しというか、考え直さないといけないかも。なんて事態に陥ってます。
 24日に買えなかったYOSHIKA『World』ですが、完全にR&Bというカテゴリーを取り払い、YOSHIKAならではのシルキーな世界観に没頭していて、予想以上に良い! さらに、ミッシー・エリオット関連の2作、彼女が全面プロデュースしたジャズミン・サリヴァン『フィアレス』と彼女が持つスター発掘番組で勝ち抜いたミラクル・ガール、ジェシカ・ベッツの『ジェシー・パール』がツボに来てしまい……。
 ライヴの方はあと1つ、本日のトーチャード・ソウルを残すのみになってますが、これが一気に年間ベスト・ライヴにならないとも限りませんので。まぁ、詳しいことは、年内に更新する記事にて。っていうか、その前に残ってる仕事をどうにかしろってことなんですけどね。(^▽^;)

 ということで、みなさま、良い年の瀬をお迎えください。

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