*** june typhoon tokyo ***

The night is still young...

Ryohei 『Cavaca~Catch the Various Catchy~』

2007-07-31 04:44:00 | CDレヴュー
Cavaca_cd 覚醒と変態(メタモルフォーゼ)。
Ryoheiと著名なクリエイターが創りあげたハウス・カヴァー・コンピは、彼のシンガーとしての資質の芯なるところを萌芽させ、新たな高みを見据えるような意義あるアルバムとなった。全体的には、湿度をぬぐった爽やかな乾いた風を思わせる、偏西風的なテイストが感じられるサマー・ブリーズ・アンセムだ。

 オープナー「You Gotta Be」はデズリー(Des'ree)のカヴァー。爽やかだがどこか陰影を偲ばせるオリジナルを、BPMを速めて颯爽の極致へと導いた瀧澤賢太郎の手腕が光る。フットワークの軽いRyoheiのヴォーカルから、微笑みが感じられるような一曲だ。
 「Sweet Soul Revue」はいわずと知れたピチカート・ファイヴ(Pizzicato Five)のヒット・チューンだが、このカヴァーは小西康陽のリリックをRyohei自身が英詞したヴァージョン。オリジナルの野宮真貴のヴォーカルは、スウィートだがそこにキュートやコケティッシュといった要素が多分に含まれていた。一方、Ryoheiはというと、タイトルよろしくスウィート・ソウルという言葉がピッタリの、夕暮れから夜の帳への架け橋ともいうべき煌めきが楽曲いっぱいに広がっている感じだ。サウンドにファンタジックな演出を施したピアノを駆使したMAKAIのアレンジも見事だが、タイプの異なるヴォーカル・アプローチにしっかりと耐え得る楽曲のクオリティの高さに改めて感服。

 本作では他曲と一線を画した、異質なトラックが「Calling You」だ。1987年西ドイツ(当時)映画『バグダッド・カフェ』(Bagdad Cafe)の主題歌で、オリジナルはジェヴェッタ・スティール(Jevetta Steele)だが、後にカヴァーしたホリー・コール(Holly Cole)のヴァージョンで知られている曲だ。
 これはあくまでも個人的な趣味、嗜好となってしまうが、クラジクワイ・プロジェクトが手掛けたこのカヴァー、本作では少々浮いた感じがしたというのが本音だ。楽曲そのもののクオリティは低くないし、むしろこの難易度の高い楽曲にチャレンジした心意気とそれを活かすようなトラック・メイキングとなっているとは思う。だが、ヴァースからのある程度の身軽さをコーラスでも保とうとする展開が、どうも中途半端に聴こえてしまった。米西部の砂漠に佇む寂れたモーテル“バグダッド・カフェ”での人間模様を映し出した映画の主題歌という印象が強いからか、あのどこか異様な緊迫感が張り詰めたコーラスを単にアンニュイなスタイルへと昇華させたことが、もったいなく思えたのだ。
 この曲をやるのであれば、もっと大胆にBPMを高速にして従来のイメージをぶち壊すくらいのアレンジにするか、逆に音数の少ないアコースティック・ギターだけで紡ぐ、Ryoheiの心の奥底を吐き出させるような、よりディープなアレンジを施して欲しかった。ただ、その場合、ハウス・カヴァー盤というテーマから外れてしまうが。

 スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の「Lately」は、Jazztronikの野崎良太が料理。パーカッションの使い方が絶妙な開放的なボッサ・ダンス・チューンの上で、気持ちよく泳ぐようなヴォーカルを披露。
 続く「Human Nature」はブラック系では多く使われるマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の大ネタ。パーカッション・トラックを下地にしつつもガット・ギターとエレピを巧みに駆使したラテン・ラウンジ・チューンに仕上げたLAVAによるサウンドは、能動的で清涼感バッチリ。ただ、ヴォーカルは完全にマイケル・ジャクソンのそれを意識した、というか挑戦したともとれるよう。マイケルにハウスというアプローチでありながら果敢に挑んだ姿が窺える作品だ。
 TOTOのオリジナル「Georgy Porgy」は、eighteen degrees.のKen Araiによるプロデュース。Ryoheiの持ち味である浸透力の高さとフットワークの良さを最大限に活かしたソフィスティケイトなアッパー・ハウスで、アレンジャー=Ken Araiとの相性の良さが存分に発揮されているナンバーだ。RyoheiはTOTOというよりも、エリック・ベネイ(Eric Benet)を意識したソウルフルなヴォーカルを披露している。

 終盤はcargoによるマルーン5(Maroon5)の「She Will Be Loved」とAKAKAGEによるデバージ(Debarge)の「I Like It」で締め。どちらも疾走感と清涼感を前面に打ち出したアレンジで、夏の太陽を感じながらもしっかりと涼しさが与えられる、ホットなハウス・チューンとなっている。

 「Calling You」をどう評価するかで多少変わるところもあろうが、Ryoheiがヴォーカリストとして新たな扉を開いた分岐点になる作品であることは間違いない。コラボレーションなどでその実力を発揮してきていたとはいえ、ソロ・シンガーとしては決して恵まれた結果や評価が表われなかったRyohei。今まで自らに眠っていた資質を活かしきれずにもがいていた彼が、ハウスという媒体を通して、新たなスタイルで花開こうとしている。それは、見てくれの綺麗でないさなぎが、見事に美しい蝶へと変態するかのようだ。その蝶が高みへと羽ばたき舞うことが出来るかは今後にかかっているが、何よりも実力あるクリエイターたちが起こした音の波の上を楽しげにそして余裕を持って乗っている姿に、彼の自信と懐の深さがうかがえるのは、頼もしい限りだ。

Cavaca~Catch the Various Catchy~/Ryohei

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FC東京×FCソウル@国立

2007-07-26 23:10:00 | FC東京
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“2007 プレシーズンマッチ”FC東京×FCソウル@国立を観戦。
試合前に雨もあがるが、温度湿度とも高く、先日のアジア杯のような蒸し暑い雰囲気か。

端的に言うと、あまり収穫がなかった試合だったか。
滑りやすいピッチということもあるが、なかなかスムースに進まず積極性が空回りしている感じだった。

先発で森村が起用されたが、若いんだし親善試合なんだから、もっとアグレッシヴに勝負して欲しかった。
周りを気遣うあまりプレーがこじんまりしているというか、安全を洗濯しようとして逆に攻撃のスピードを落としている印象を受けた。今日は結果としての失敗を恐がらず、自分のベストを尽くすことに徹して欲しかった。

茂庭はディフェンス・ラインをあげようという気概は見られたが、まだまだ不用意なミスが多過ぎる。
特にバウンドするルーズボールの処理を多くミスしていたが、あれではまだ先発で使うには怖い。

それとミドルレンジでのシュートを打つ姿勢がない。
細かいパスを狭いスペースで回そうとする窮屈なサッカーで、シュートはおろかその態勢にも持っていけないはがゆさが続いた。やはりゴールに背を向けたサッカーでは進展はない。

良かった点は、サイドからの切り崩しが数回あったこと。そこで決められない決定力のなさは現時点のチーム力としては、致し方ないところもあるが、少なかったとはいえ、そういうチャンスを作れるものは持っていた。
途中出場の川口信男などはシンプルにセンタリングをあげて、好機を演出していたし。
あまり難しいことを考えず、シンプルなプレーが連なれば、ゴール前でのチャンスも多く増えるはずだ。

特に思ったことは、うちにはFKやCKを蹴るスペシャリストがいないんだなぁ、と。
後半でのコーナーキックの時、CKに行く選手がまったくおらず、仕方なくショートコーナーをして、簡単に相手に奪われたり。池上がショートコーナーからそのまま相手にパスを奪われるという大失態もあった。
攻撃もシュートまで行く機会が少なく、セットプレイでのキーマンもいない今の状態は、ギリギリのところで勝たなければいけない試合を迎えたときに、大きくのしかかるデメリットである。改善を求めたい。

よく言えば、そのような状態の中で失点をせずに、引き分けられたことか。
あと、声もまあまあ出していた。それはよかった。
今日の試合を反面教師にして、何か多くのことを感じ学んで、Jリーグ後半戦につなげてもらいたいものだ。

◇◇◇

Fctokyo_fcseoul_20070726d それにしても前半の最初以外は全く応援すらせず、ゴール裏は葬式状態だったな。
FCソウル側は盛り上がっていたのに。
どちらがホームだか解からないような応援はやめてもらいたい。
後半は、前半よりは頑張ったみたいだが。

ハーフタームでのちびっこチアリーダーによる「YMCA」ダンスが、顔をほがらかにさせたよ。


◇◇◇

FC東京 0(0-0、0-0)0 FCソウル


≪スターティングイレヴン≫
GK 01 土肥洋一 (→後半0分、塩田)
DF 25 徳永悠平
DF 02 茂庭照幸
DF 08 藤山竜仁
DF 17 金沢浄
MF 07 浅利悟
MF 37 福西崇史 (→65分、池上)
MF 14 馬場憂太 (→52分、赤嶺)
FW 18 石川直宏 (→52分、川口)
FW 30 森村昂太 (→68分、リチェーリ)
FW 09 ルーカス (→79分、平山)

≪SUB≫
GK 22 塩田仁史
DF 04 八田康介
DF 26 小山泰志
DF 29 吉本一謙
MF 16 池上礼一
MF 27 栗澤僚一
MF 28 鈴木健児
MF 35 リチェーリ
FW 13 平山相太
FW 20 川口信男
FW 24 赤嶺真吾


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m-flo loves お疲れme

2007-07-23 23:09:00 | 音楽
Photo_31先週、3日連続でライヴに行ったからかもしれないけど、何だかかなり身体が重たいというか、疲れちゃってる週始めです。(寝起きが悪いの何のって…って、もともと寝起きは悪いしあんまり寝てないけども)

 いやー、m-flo@横浜アリーナのライヴで、かなり精魂を吸い取られた感じでしたから、まぁ、致し方ありませんな。
普段は、ライヴに行った後は、その余韻を楽しみながら、ふたたびそのアーティストの楽曲を聴いたりするんですが、興奮が覚めないのか、ライヴ以降まだm-floを聴いてません。何だか、聴いたらまたライヴを思い出して、疲れそうで。(苦笑)
だから、ジャズトロニックとかJUJUとか、爽やかなのを聴いちゃった日曜でした。

 ライヴ・レポもダラダラながながと書いてしまったし(それでも言いたかったことをかなり端折ったつもり…爆)、おさらいの意味でまとめてみると(何だそれ)、ツアー・ファイナル@横浜アリーナでのベスト・アクト5は、

○A.D.D.P. / m-flo loves Monday満ちる
○Love to Live by / m-flo loves Chara
○Luvotomy / m-flo loves 安室奈美恵
○Lotta Love / m-flo loves 日之内エミ
○miss you / m-flo loves melody.&Ryohei

こんなところでした。

いや、甲乙つけがたいというか、ここに挙げないアクトももちろん良かったんだけど。
ボニピンとかBoAとかも。ただ、BoAの髪型はちょっと…。(笑)
まぁ、端的に言えば、個人的に最もインパクトが強かったのが、Monday満ちるとCharaだったってことです。

テレビのワイドショーでもチラッとやったみたいですね。
</object>

DVDを早く観たいところですな。
(またいろいろカットされてるとは思うけども)

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m-flo@横浜アリーナ

2007-07-21 23:50:00 | ライヴ
Mflo_cosmoearthconsciousact_1 Time to get the party started~~~♪

“m-flo TOUR 2007 COSMICOLOR~m-flo loves Ameba~”ツアーファイナル@横浜アリーナへ参戦してきた。
ZEPPツアーを終え、スペシャル・セットとなるツアー・ファイナル。
開場時間の30分ほど前に横浜アリーナに到着しましたが、もう人人人。
明らかに“コズミクルーピーポー”だとわかる人並みが、そこかしこに集っている。
横浜アリーナ付近のコンビニ(サンクス)からはm-floの楽曲が流れまくり、コンビニ店内外、喫茶店にはツアーTシャツやツアー・タオルを身に着けた人ばかり。
ツアーグッズは完売しており、整理番号順に待機する列は、横浜アリーナの周りを囲むような行列。
この光景だけで、ちょっと疲れがきてしまったり。(ウソ…苦笑)

 スタンディングのアリーナDブロックというよくないポジションで、アリーナ最後方という一番ステージが見えにくい場所を想像したが、サイドへ回って前方左(melody.がいうところの右 say ホォウ yeah!なポジション)で、意外とステージに近い位置をキープすることが出来た。(背後のスタンド立見のがよっぽど良く見えるけども…)

 さて、今回の公演で注目していたのは、ゲストに誰がやってくるかということと、多くのコラボレーション・アーティストとどれだけ一体感のある完成度の高いライヴを手掛けるか、ということ。ZEPPツアーに同行した日之内エミ、Ryohei、YOSHIKA、EMYLI、LISAはもちろん、単に豪華なゲストを呼んだアクトというだけに終わらせない構成力がいかに純粋にライヴとして発揮されるか、ということだ。

◇◇◇

 “横浜……”というアナウンスからスタートした“宇宙一のステージ”、「Love Long Prosper」の途中のブレイクで今公演のメンバーの名前がスクリーンに映し出される。日之内エミ、Ryohei、YOSHIKA、EMYLI、LISA……、そして“and more”の文字。前回の武道館ではこの段階でスペシャル・ゲストを発表していたが、やはりあくまでもあとのお楽しみ的なスタンスにしてきた。
 
 「Summer Time Love」から「Loop In My Heart」までは従来のツアーと同じ流れ。EMYLIが残り、Diggy-MO'がまず最初のゲストとしてステージ・インして「DOPEMAN?」。前回の武道館ツアーで本編ラストを飾った曲が、序盤で披露されることを考えると、m-floのテンションの高まる楽曲の多さと今後の展開の期待を感じてしまう。続いて、“仙台、兄弟”のコールを受け、MONKEY MAJIKのメイナードとブレイズのプラント兄弟が登場。m-floヴァージョンの「Picture Perfect Love」MONKEY MAJIKのオリジナル「Picture Perfect」よりはハウス調にアレンジしてある分ノリやすい楽曲となっているとはいえ、この楽曲をこのツアーでやるとは思わなかったので、ビックリ。
 
 この後も怒濤のスペシャル・ゲストのオンパレード。
どこか遠慮がちにステージに降りて来たBONNIE PINKが“トゥルルットゥ~”と「Love Song」を披露すれば、妖艶さを振舞って登場したのはDOUBLEのTAKAKOで「Life Is Beautiful」を。この曲も意外だったが、この夏VERBALとコラボ曲をリリースしていることを考えると、まったく考えられないということはなかった。中毒性のある「Love Song」からジャジーな「Life Is Beautiful」と艶やかなフィメール・ヴォーカリストとの共演の後は、韓国からクラジクワイ・プロジェクトのALEXが爽やかな風をもたらす。ZEPPツアーでRyoheiが魅せたアコースティック・ヴァージョンのイントロを踏襲し、スロー・バラード調から爽やかなダンス調へと展開させていく。ALEXとRyoheiを比べると、Ryoheiの方が若干ソウルフルでアクをちらりと垣間見せるヴォーカルだが、基本的にはこの手のライトで爽やかなクルージング・チューンが似合うと感じた。
 VERBALが“もう一人、海外から昔ユニットを組んでいた相棒を呼んでいいですかー?”と言って、Snacky Chanを呼び込み、「LOVE ME, HATE THE GAME」を。サビ前にステージ・インしたRyoheiが花を添える。途中でVERBALが“I say Snackey, You say Chan”とコール&レスポンスを促すが、他のメンバーと比較すると知名度が高くはないChanということとVERBALが“Snackey Chan”とネイティヴの発音でのコールをリスニング出来た観客が多くいたかということを考えると、それほどのレスポンスにはならなかったような気も。
 次は、後にセットされる「gET oN!」やDragon Ashと“loves”した「WAY U MOVE」同様にクラブ・ユースな楽曲で、わざわざゲストを呼ばなくてもDJのトラック+バンドで成立してしまう「she loves the CREAM」だが、ここで“ロックスター”、メガネがトレード・マークの古川裕のギターが炸裂。楽曲構成的にジャジーな曲から爽やかラウンジ系、オーディエンスのノリが難しいヒップホップと流れてきただけに、“ロックしちゃってもいいですか!”と煽ってからスタートしたこの曲が、中盤に陥りやすい中だるみを巧く防ぎ、そればかりかヴォルテージを上昇させていった。

 そして、次が個人的にはこのツアーの最大のトピックの1つとなった「A.D.D.P.」。VERBALがステージ・アウトし、ZEPPツアーではEMYLIがインしてパフォーマンスするこの曲。“Analyze”“Dissect”“Detect”“Process”の赤い文字がスクリーンに点滅するように映されて、ちょっとの間をおいてから、☆Takuが“Ladies&Gentlemen……”とコールすると、右からMonday満ちるが!!!!!彼女がツアーで来日していることは知っていた(もちろん観に行った)ので、可能性はあると思っていたが、ついに実現。元来モンド・グロッソをはじめ、ハウス、クラブ・シーンでも長けたヴォーカル・ワークで魅了してきた彼女が、m-floのエキセントリックなサウンドと生のステージでどのように邂逅するのかを心待ちにしていた自身にとっては、ツアー・ファイナルという場所で観られることに興奮。その瞬間は冷静でなくなった自分だったが、後に振り返ると、贔屓目を除いたとしても、前半のハイライト、いやステージ・アクト全篇を通してもヴォルテージが最高潮になった瞬間を迎えたのではないかと思う盛り上がりのように感じた。特にオーディエンスを煽ることはなかったが、その上質でありながら情熱を込み上げさせるようなソフィスティケイトなヴォーカルとなかなかお目にかかれないコラボレーションということもあいまって、場内の熱気が一気に昇華した瞬間だった。

Mflo_yokohama_04 こうなると、この熱をキープしたままどのような流れへ繋げるかは、かなり難儀だと思えるが、ここで軽くVERBALがMCを挟んで、“まだ、呼んでないゴッド姉ちゃんがいますねー?”と煽ってLISAのパートへと展開してきた。m-floとLISAのコラボは切っても切れないメイン・ファクターであるゆえに、その使いどころを間違えると満足度が欠けてしまうというアクトだ。ZEPPツアーではややマンネリ感も受けただけに注目していたが、それまでの流れを切らずにいいムードで繋がったといえる。
 アクト自体はZEPPツアーから特別に改善してきたということはないが、以前と違って好意的に受け入れられたのは、この位置にLISAのセクションを配した構成力によるところが大きい。「she loves the CREAM」から「A.D.D.P.」へと早急に駆け上がるテンションとはベクトルを異にした期待感がそこに芽生えていた。どんなに美味なものでもそればかりを続けたら飽きてきて、本来の受けるはずの味覚も薄れてしまう。人間の感情も同様で、ただ勢いに任せて楽曲を連ねただけでは、初期衝動に足るだけの気持ちの発芽や高揚は得られない。そこで、高いヴォルテージを維持させながらも、安定感と信頼感をともなったLISAのセクションをここに持ってきたのは、大正解だといえる。欲を言えば、『Planet Shining』時代の懐かしい楽曲で終わらずに、もう1アクション盛り上がって終わればよかったのではとも思うが、「L.O.T.(Love Or Truth)」「been so long」とLISAの美メロに乗る浸透力のあるヴォーカルを聴かせるパートとして、結果的に位置づけられることになったのは、この構成のセットにメリハリをつけたものとなった。

 オーディエンスがLISAのヴォーカルにしみじみと聴き入った流れからリフレッシュさせるように「gET oN!」へ。続いて加藤ミリヤが登場。コンシャスな「ONE DAY」をLISAにも負けないくらい、こちらはパワフルに歌い上げた。ミリヤのこの一曲をこのステージで歌うことへの意気込み、いやそれ以上に、この楽曲が持つメッセージを横浜アリーナに集った1万3000人余の人たちへ伝えたいという強い思いが、いつもより熱のこもったアドリブ・フェイクとなったのではないか。
 コンシャスなミリヤのヴォーカルに酔いしれるオーディエンスを尻目に、EMYLI&YOSHIKAによる「Taste Your Stuff」へ。やっぱりBENNIE Kは来ないんだな。などと考えながら終盤へ。オーディエンスが盛り上がるツボを知っているこの曲が、結果的に(偶然にも?)クライマックスへ向けての心の準備段階というか、助走的な役割としてピッタリの配置となった。お約束の“ニャー”ポーズも披露し、充実した空気が場内に漂う。
 
Mflo_yokohama_03 本編ラスト3曲は、超強力。まず、前回の武道館でもかなりの盛り上がりで魅せた「the Love Bug」。“I said hip hop I have it, I have it, to the hip hip hop and you don't stop”のフレーズが流れるなか、ほどなくざわざわした空気に包まれたやおら、VERBALが“凄い人がきちゃいました”的な発言の後でステージとスクリーンにBoAが登場! 一気にヴォルテージを爆発させるオーディエンス。この楽曲とコンビは、何よりコンビネーションのよさが光る。全身でエンジョイしている空気が会場全体に波及していくのがわかった。

Mflo_yokohama_09 そして、BoA以上にざわめいた雰囲気から爆発的な高揚感をもたらしたのがCharaとの「Love to Live By」だ。あの神妙でシックなイントロに合わせてステージ右側の扉からゆっくりと階段を降りてくるCharaに、VERBALも思わず“She's only, beautiful, wonderful!!”とコール。この公演最大のトピックのひとつ、パート2となった。CDなどでしかその声を聴いたことがない人には、良い意味で期待を裏切るというか、甘ったるいイメージを払拭するキレっぷりに驚いたのではないだろうか。低く太いダミ声にも近いヴォイスを発したかと思えば、キーンと突き抜けるような奇声を発する。その佇まいはポップ・アーティストというよりロックのそれ。そのハイテンションのなかで魅せるコケティッシュな姿が何ともキュートで、観客を大いに魅了したアクトだった。
 ラストは、『COSMICOLOR』からのナンバー「Lotta Love」を日之内エミと。MINMIは湘南乃風の若旦那との子を妊娠してると発表があったから、このツアーに参加しないだろうなとは思っていた。だが、この曲が持つエネルギーの大きさとPVに出演しているm-floの2人とMINMIを模したかわいらしいキッズ・ダンサーによって、ラストに相応しい爆発力を持ったエンディングとなった。

 アンコールのオープナーは、LISAを呼んでの「come again」。もはやこの楽曲が最大のクライマックスとならないほどの熱気を帯びた会場だったが、やはり初期からのファンやこの曲で彼らを知ったファン、そしてこの曲以降に彼らのファンになった人たちにとっても、特別な感慨があることに変わりはない。その意味からもこの配置、そして選曲は間違いではないのだが、かなり高いレヴェルであえて求めるならば、もはやお約束になりつつある“REWIND”(曲途中で再び最初からプレイするスタイル)は容易にはやって欲しくない気もする。自分が“EXPO EXPO”ツアーでのあの“REWIND”を体験しているからかもしれないが、“また最初から聴けるのか!”というテンションになってはじめて“REWIND”して欲しいのだ。それは、そのツアーを体験したことのない人たちにとっては、ゴリ押しのひとりよがりの思いに感じられるかもしれないが。
 そして“次で最後の曲”とVERBALが紹介したのが、「let go」。YOSHIKAが出産報告と感謝を述べると温かい拍手に包まれる。ZEPPツアー初日に聴いた時には、やはり1年のブランクがあるなぁと思われたが、この数日に歌い込んだのか、以前の瑞々しさと伸びやかさが戻ってきた感じだった。 

Mflo_yokohama_02 しんみりとしたエンディングも悪くはないが、やはり彼らのツアー・ファイナルとしては、汗を吹き飛ばして声をあげて終わりたい。そういう思いが募るなかで、2ndアンコールに。ステージ・サイドに設置されているスクリーンのメーターゲージを見て、“これは(CGだと思ってるかもしれないけど)、本当のメーターになってるんだぜ”“オーッ!というとメーターが上がる仕組みになってる”とVERBAL。“次に出てくるアーティストはメガトン級だから、もっともっとメーターを上げないと出てこないぜ”に“メガトン級って言葉は今使わないけど…”と☆Takuが突っ込みつつ、オーディエンスにビッグ・スクリームを要求。サイドのスクリーンのメーターがフルゲージになり、さらにステージ中央上方に設置されたゲージもフルになるところで、「Luvotomy」のイントロが。メガトン級のアーティストに和田アキ子を予想した人もいたかもしれないが(笑)、ここで安室奈美恵が登場。さすがのアムロ人気か。会場は割れんばかりのヴォルテージに。“YES, SIR!YES, SIR!”“Oh, Ooh!”のコール&レスポンスがこだまする。
 そして、“まだやってない曲がある、それは?”と煽ってに“miss you!”とレスポンスさせるVERBAL。「miss you」がオーラスだ。“この曲をやるにはこの2人が必要だ~”とmelody.とRyoheiを呼び寄せる。おなじみの左右のピーポーへのコール&レスポンスの後にロック・オン!やはりこの楽曲はm-floにとって、重要なものなのだろう。LISA脱退後、まだ現在ほど方向性も定まってないだろう頃、“loves”スタイルとしてやっていく推進力を与えたこのナンバーをラストに配してきた。“loves”最終章のアルバム・リリース・ツアーのラストとしてだけでなく、今後も彼らの活躍を期待できる、いつになく充実したアクトのような気がした。
 最後に、このライヴに参加したアーティストを一組ずつコール。(MONKEY MAJIKのプラント兄弟が呼ばれなかったのは、仙台へ帰る新幹線に間に合わないからか?)豪華なメンバーを見ると、1組のアーティストのライヴというよりも、フェスティヴァルに勝るとも劣らない陣容だ。最後にコラボ・アーティスト、バンド・メンバーや関係者、ファンに感謝を述べて幕。かなりのヴォリュームを持った、お得なという言葉が陳腐にも聞こえる豪華なステージだった。


Mflo_yokohama_01 豪華な参加アーティストが揃ったステージならば、満足度が高くて当然と思えるかもしれない。
だが、1つ1つがビッグ・ネームや強力なトラックであっても、その構成力が綿密なものとならなければ、かえって不満を生んだりもする。スポーツなどでもみられるように、各チームでの主力選手が集まった代表チームが、集まった段階で即座にチームの完成度が最高のものになるとは必ずしもいえない理屈と同じだ。これだけの豪華なメンツを揃えれば、それだけ神経を尖らせて、誰しもが納得のいくステージとならなければ、一体感や完成度も高まらないのだ。そして、この夜のステージは、それらのプレッシャーを充分に跳ね除けたパフォーマンスであったと評価出来るだろう。
 さらに、大きなことは、これら多くのアーティストや関係者に支えられて、溢れるほどの愛を感じたことだ。そして、それらを今まで見守り期待してきたファンに“loves”という名を借りたトラックを提供し、全てのリスナーに“愛”を届けることが出来たことだ。それを横浜アリーナで、ツアー・ファイナルで具現化出来たことは、彼らにとってもリスナーにとっても、抱えきれないほどの勇気と経験を与えたに違いない。

 “loves”スタイルとして最初と最後を飾ったCrystal Kayが残念ながら参加しなかったこと、全体を通してみれば「LOVE ME, HATE THE GAME」がやや低調気味な雰囲気があったこと、LISA時代のナンバーに重きを置かなければならない現実……。細かいことをいえば、諸手を挙げて完璧だった! とはいえないところもあるかもしれない。ラストの選曲が予測出来てしまうこともその一つだろう。今回は、アンコール時の拍手や声が思ったより大きくはなかった。それが前述したステージ横のスクリーンのメーターゲージが上がらずに、安室奈美恵登場前にVERBALがやむなく(?)ゲージを最高に上げないとゲストは出てこないと煽ったことに繋がったのだと思う。
 本来なら、アンコール時に会場全体からの拍手や声であのメーターゲージが上がり、再登場する……というシナリオだったのだろう。だが、オーディエンスは、まだあの曲をやっていない、あのアーティストが出ていないと予測して、“どうせそのうち出てくるんだろう”というような気持ちになっていたのかもしれない。そう思わせないためにも、セット・リストのマンネリ化は避けたいところだ。
 しかし、ZEPPツアーとは会場の規模が違うこと、それによりまとまった音声が拾いにくいことを考えれば、致し方ないところなのかもしれない。
 それよりも、表面的には表われなかったのかもしれないが、オーディエンス各個人の心にある充足感、そして、その一つ一つが結合して生み出した一体感は、このステージでしか成し得なかったものだ。この大きなキャパシティのなかで、“人々の心をロック・ダウンしてしまう”このステージは、過去最高と称しても全くおかしくはない、素晴らしいパフォーマンスであったといっていいだろう。相当なプレッシャーを感じながらこの日を迎えた彼らに、しばし休暇を与えて、次なるステップへの充電をしてもらいたいくらいだ。

 とはいえ、動き出さずにはいられない彼らのこと。今夜のビッグ・パフォーマンスを毎度望むことは無理だが、この夏以降もさまざまな場所で、その勇姿を見せ楽しませてくれることだろう。
 “宇宙一のDJ”と“宇宙一のMC”たちが繰り広げたこの素晴らしい空間で、“宇宙一のパーティ・ピーポー”と化し、グルーヴしロック・オンした余韻に浸りながら、しばらくはさまざまな場所で彼らの楽曲に身を委ねていくことにしよう。


◇◇◇

<SET LIST>

01 Love Long and Prosper(YOKOHAMA ARENA ver.)
02 Summer Time Love (loves 日之内エミ&Ryohei)
03 Love Don't Cry (loves 日之内エミ)
04 Loop In My Heart (loves EMYLI&YOSHIKA)
05 DOPEMAN? (loves EMYLI&Diggy-MO')
06 Picture Perfect Love (loves Plant Bro. from MONKEY MAJIK)
07 Love Song (loves BONNIE PINK)
08 Life Is Beautiful (loves DOUBLE)
09 LOVE ME, HATE THE GAME (loves Snacky Chan&Ryohei)
10 she loves the CREAM (loves YUTAKA FURUKAWA from DOPING PANDA)
11 A.D.D.P. (loves MONDAY満ちる)

≪loves LISA's SECTION≫
12 TRIPOD BABY
13 How You Like Me Now?
14 Hands
15 L.O.T.(Love Or Truth)
16 been so long

17 gET oN!
18 ONE DAY (loves 加藤ミリヤ)
19 Taste Your Stuff (loves EMYLI&YOSHIKA)
20 the Love Bug (loves BoA)
21 Love to Live by (loves Chara)
22 Lotta Love (loves 日之内エミ)
≪ENCORE #1≫
23 come again (loves LISA)
24 let go (loves YOSHIKA)
≪ENCORE #2≫
25 Luvotomy (loves 安室奈美恵)
26 miss you (loves melody.&Ryohei)

≪MEMBER≫
石成正人(Gt)
千葉純治(Key)
繩田寿志(Syn Bass)
山崎哲也(Dr)

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Ne-Yo@STUDIO COAST

2007-07-20 23:09:00 | ライヴ
Neyo「今年も猛暑の予感だな」
「ラニーニャの影響?」
「へ、何?エルニーニョ?」
「エルニーニョじゃネーヨ」
「エルニーニョじゃネーヨって…ギャグですか」
「ギャグじゃネーヨ」
「…あ、お前、ネーヨっての好きとかいってたな」
「ネーヨじゃネーヨ!ニーヨだよ!」





Neyo_20070720 …というウザい前フリはいいとして、
Ne-yoの“SPECIAL LIVE IN TOKYO”@STUDIO COASTに参戦してきた。
7月18~20日の3日間に新木場で行なわれるのだが、19日に若干当日券がある以外はソールド・アウトという超人気ぶりのこの公演の最終日でした。会社を終えて駆けつけると、すでにホールはアゲアゲなダンスホールとなっておりました。以前スタディオ・コーストに行った時は通常のフロア・エントランスから入れたのだが、当日はそこは閉鎖されていて、後方の2階席のエントランスからホールに促された。指定席、VIP席の後方にある立見スペース(というか通路というか)では、すでにDJプレイに身体を揺らす女子が多々。ビヨンセとかリアーナとかクリスティーナ・ミリアン?あたりのダンス・チューンを中心にかけておりました。

 その立見スペースから階段を下りて1階のフロア・スペースへ向かうのだが、そこから見た1階フロア・スペースはすでに満杯状態。天井には巨大なミラーボールが輝く。カクテル光線が縦横無尽に伸びるなか、濃い目のメイクでキメキメの女子がはびこる(爆)フロアへ。男女比率は4:6~3:7くらいか。比較的スペースが空いてそうな(だいたいこのフロアはそうなんだけど)ステージ左前方へ足を運ぶ。
 
Thara オープニング・アクトは、ビヨンセやアシャンティ風のキュートなヴォイスが魅力のThara。ソカの代表的アーティスト、RUPEEを迎えた、ビヨンセ「リング・ジ・アラーム」を彷彿とさせるサイレンからスタートするオリエンタルなダンスホール「PUSH UP ON ME」など数曲を披露。
まだ少し薄いような印象もあるけれども、彼女独自の色をどのくらい濃く出せるかが今後のカギだろうか。

 オープニング・アクトを終えて19:40頃にニーヨのショーはスタート。
今回は中央にターンテーブル、女性ダンサーが4人というステージ。黒人のファット・ボーイなDJがガナリ声で煽るのだが、ものすごい熱狂という訳でもない。まぁ、これは英語圏でない日本では多少致し方がないところか。「アーユーレディ?」「ジャパーン」「トキオー」「スクリーーーーム!」くらいにはものすごく「ウォーッ!」と反応するんだけども。(苦笑)だ、か、ら、マネージメントする人に、「日本はそれほど英語を理解できる人が多くないら、わかりやすくモアスローリーにトーキングしてくれ」と頼み込んでおけと。(爆)

 ショーはシンプルに歌うのが基本スタイルなのだが、ニーヨはファン・サーヴィスがいいのか、オーディエンスの帽子を次々に被ったり、前列のファンが差し出したハンドメイド(?)のチェーン・ネックレスを首にかけたり、タオルで汗を拭いて投げたりするパフォーマンスが多かった。それにキャーキャーいうファン。こういうのが、アイドル・コンサートのノリなんだろうな。
 ステージは、オープナー「Ain't Thinking About You」から小気味よく進行していく。どちらかというと美メロに乗ったヴォーカルを聴かせるというよりも、スタンドを振り回してみたり、ダンサーと絡んでみたりと、パフォーマンス・ステージの感が強かった。ステージアクト用にノリのいいアレンジを組んできたのか、一曲一曲をだらけさせない工夫はしっかりとされていた。

 途中でDJセクション後、「シンガロング!」(歌い続けてくれ)と観客を煽って、ニーヨが他のアーティストに提供した楽曲のサビをコーラスさせていた。マリオ「Let Me Love You」、次にリアーナ「Unfaithful」、そしてビヨンセ「Irreplaceble」。指揮者のように両手を広げてオーディエンスを煽る。そして、「次もシンガロングしてくれ!」といって、自身の曲へと繋げる構成は、なかなかのアイディアだと思った。ただ、オーディエンスは、どの曲でもイントロが流れた時点で「ギャーッ」って叫んでいるから、あまり意味なかったか。(笑)

 「これはカップルに送る曲なんだ。カップルで来ている人いるかい?そこはカップル?そこもカップル?」というフリからスタートしたのは、「Make It Work」。「『Work』の意味わかるかい?」に観客は「イェー」と返すも、ニーヨがまだ声が足りないと思うや「OK?」と聞き返す。それに、たちまち大きな歓声で「OK!」とレスポンスするオーディエンス。会場の異常な熱気ももちろんあるが、ニーヨはオーディエンスの興奮のうねりを感じ取るのが巧みだ。耳に手を当てたり、指で“OK”ポーズを作ってコール&レスポンスをするなど、このようなステージいじりが嫌いではないようだ。

 明らかなアンコールはなかったが、DJプレイからの煽りで、黒いスパンコールの上着を羽織って出てきた「Because of you」からがアンコール・アクトということか。ラストはダンサーまでが出てきての、タオル投げ大会。それにオーディエンスが群がる中、場内が明転しライヴ終了のアナウンス。

 終了時間が20:40あたりと、ニーヨ本人のステージは約1時間くらいか。「So Sick」など1stからもヒット・チューンを織り込んだダンスホール・アクトに適したセット・リストを組んできた。トラックに乗せてくるヴォーカルのバランスも悪くないし、何よりファンへも目を向けたステージングは、一気に成り上がった海外アーティストにありがちな自己満足的なアクトに終始することなく、評価できるものであるといえる。
 出来ればDJセットだけでなく、バンド・セットでやってもらいたい気もした。(平日3日間ほぼソールド・アウトの集客力なら、次は武道館クラスでも充分出来るはず)ただ、今回のDJは煽りは巧いのだが、個人的にはガナリ声ということもあって、ニーヨとそれほど相性がいいとは思えなかった。これは嗜好という意味なので、DJの入り込みがなければいいということではないが。 
 
 ただ、正味1時間で数十曲で8000円は、ちょっと高いか。いいとこ、6000~6500円だろう。2F指定席は10000円、VIP席は15000円らしいが、それを支払っていて、アンコールなしで1時間であのステージング・セットだったら、不満は残るかも。

 あと、不満といえば相変わらずこのようなライヴではいなくならない、携帯カメラ小僧。(小僧というよりほとんどやってるのが女子だったからアマガキか)
 目の前で携帯を差し出されていたら、張り飛ばしてどかせばいいだけなんだが、その携帯やカメラでの撮影を遮るために、係員がステージ下や横や後ろからペン型のサーチライトを当てる訳だ。そうすると、その光が目に飛び込んできて、眩しくなり、一気に気持ちが萎える。係員もただライトを当てるだけだから、気にしない輩は何度も撮影するし、その度にこちらが光を当てられたんじゃ、たまったもんじゃない。そんなに撮影されるのが嫌なら、撮影行為をした人は画像を消去します、なんて甘ったるいこと言ってないで(実際、撮影しているヤツには何のお咎めもなし)、撮影行為をした段階で強制退場させるとかしないと。係員もボーッと後ろに突っ立っているか、ライトを携帯にグルグル当ててるだけだし。それが出来ないんだったら、中途半端に撮影禁止とかしないで、オープンフリーにしたらいい。
 一番よくないのは、こういうことで結局被害を受けるのは、バカ正直にルールを守ってる人たちになるってこと。ライヴではよく自分がよければそれでいい的な風潮がはびこりやすいが、そういう小さな不満でもいつか大きくなって自身に返ってくるということをお忘れなく。

 セット・リストはかなりアイマイミーマイン!DEATHノート。

◇◇◇

<SET LIST>

≪OPENINNG ACT:Thara≫

BREAK MY HEART
PUSH UP ON ME(WITH RUPEE)

≪Ne-Yo≫
Ain't Thinking About You
Crazy
Stay
Do You
When You're Mad

~DJ SECTION~
Let Me Love You (ORIGINAL by MARIO)
Unfaithful (ORIGINAL by RIAHNNA)
Irreplaceble (ORIGINAL by BEYONCE)

Let Me Get This Right
So Sick
Addicted
Can We Chill
Sexy Love
Make It Work
Because Of You
Say It

(Go On Girl)


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