*** june typhoon tokyo ***

FC東京 2019シーズン新体制発表


 Jリーグ・FC東京の2019年へ向けた新体制をアナウンスするイヴェント〈2019FC東京新体制発表会〉が、2019年1月12日に東京・三鷹市の三鷹市公会堂 光のホールで開催。2018シーズンのSOCIO(年間チケット購入者)や2019シーズンのクラブサポートメンバーから抽選で招待された500名ほか各メディアなどが集った会場には、初雪が観測された東京の寒空とは対照的な熱を満ちた空気と視線が注がれていたようだった。

 自分もSOCIOということで応募を試みたが、当選ならず。年間チケット購入者とはいっても安価な自由席で、クラブサポートメンバーも旧ビッグフレームス(10口=1万円以上)でもない非“上客”ゆえ、当選の期待値はそれほど高くなかったから想定内。寧ろ「この寒さの中で都心から三鷹へ出かずに済む」とポジティヴに考えながら、温かい部屋の中でSNSやYouTubeのライヴ配信を観ることに。

 新たに発表となったのは、要約すると次のとおり。

 (1)味の素スタジアムの使用制限について
 (2)ユニフォーム発表
 (3)トップチーム新任スタッフ&新加入選手の発表、全選手の背番号発表

 それぞれを端的に見ていく。

 今年はラグビーワールドカップが開催、味スタが会場となることもあって(1)の味スタの使用については、かなり制限されるようだ。



 既にFC東京のJ1リーグ開幕戦は2月23日に前年度王者の川崎フロンターレとアウェイの等々力での対戦が決定。ホーム開幕戦は第3節、3月10日にサガン鳥栖を味スタに迎えて行なわれる。第2節は未定だが、FC東京のアウェイゲームで、既に第2節のカードが決定したクラブを除くと、鹿島、湘南、磐田、広島のどこかとなる(湘南はビール消費量の更新が期待される夏での対戦を望んでいるだろうが……笑)。
 
 味スタの使用制限をみてみると、3月1週までは使用不可。これがホーム開幕戦が第3節となる理由だ。3月2週~6月末までは平日使用およびナイター不可、7月~8月2週までは平日使用不可、8月3週~11月1週までは使用不可、11月2週~11月末は平日使用不可、12月は使用不可となる。リーグ戦は17試合ホームゲームを確保するとのことだが、そうなると味スタでのホームゲームは3~8月の前半戦に詰め込まれそう。特に4~6月はホームゲームが集中、逆に9~10月は味スタでの試合はなしとのことだから、後半戦はアウェイの連続。通例開幕戦がアウェイであれば最終節はホームゲームとなるが、12月の最終節もアウェイとなりそうだ。

 次に新シーズンのユニフォーム。20周年の節目を経ての新たな1年のスタートとさらなる進化を謳った“Next Stage”をコンセプトにした、矢印(=Next)とクラブの象徴的なイメージのストライプを融合させたデザインに。また、胸のロゴはmixiのゲーム・映像事業“XFLAG”にチェンジしている。
























 FC東京のカラー“青赤”は青を基調にして赤が加わるイメージが強いのだが、ユニフォームの上だけを取り出すと鮮やかな赤の面積が多く占めているように見え、またソックスもほぼ赤ということもあり、多少違和感を覚える人たちの声も。ただ、ユニフォームは見慣れるまでに時間がかかるのが通例。シャツとパンツを上下合わせて見れば“青赤”のテイストは維持されていると思う。とはいえ、パンツまで購入し、上下ユニフォームを着用してスタジアムへ足を運ぶファン・サポーターはほとんどいないだろうから、上だけでみると赤が強いという意見も解らなくはない。

 個人的には無意識のうちに“オラゴン”感を取り入れたのではないか、と踏んでいるのだが(適当)。



 なお、2ndユニフォームはあまりFC東京っぽさを出していないというか、スタイリッシュなデザインに。今年は2ndユニフォームの人気が高くなりそうな気もする。



 そして、(3)トップチーム新任スタッフ&新加入選手の発表。まず、補強状況についての説明が大金社長よりあり、補強はまだ終わっていないと発言。今後に新戦力が加わる可能性が高く、選手は現時点での陣容とのこと。
 新加入選手は、山形からGKの児玉剛、福岡東高校からDFの中村拓海、中央大学からDFの渡辺剛、新潟(金沢へのレンタル)からMFの宮崎幾笑、CAヴォトゥポランゲンセから期限付き移籍でMFのアルトゥール・シルバ、バンコク・ユナイテッドFCから期限付き移籍でFWのナッタウット・スクム。また、横浜F・マリノスから久保建英、福岡からユ・インスがそれぞれ復帰。

 


児玉剛。“ダマ”と呼んで欲しいとのこと。




期待のドリブラー、宮崎幾笑。名前は“きわら”と読む。




高校生ルーキーの中村拓海。まだ表情にはあどけなさが。




東京ユース出身の渡辺剛。同じ“剛”の児玉が“ダマ”なので“ツヨシ”と呼んでと。丹羽路線の顔?




ブラジル人のアルトゥール・シルバ。かかる期待は大きい。


このシルバ、左腕のタトゥがどうやらミッキーマウスっぽく見えるんですが、どうでしょうか。





大金社長、長谷川健太監督を中央に。ナッタウット・スクムは欠席。



 また、背番号に関しては、東が38番から10番に変更。長く“東京の10番”を背負い、昨季で引退した梶山陽平からの要望らしく、東に託した形に。その梶山は普及部コーチとなるのだが、この日参加予定だったがインフルエンザでダウンしたとのこと。やはりスケールがデカいヤツはやることが大胆だ(笑)。
 昨季キャプテンのチャン・ヒョンスは48番から20番に。久保とインスの復帰組は、前所属時と同様にそれぞれ15番と21番。GKの波多野豪は3年連続で1番を“申請”したらしいが、3年連続で却下された模様(笑)。大好きな平山相太がつけていた13番に落ち着いた。


現時点での2019シーズンのFC東京トップチーム選手。


 新加入スタッフは、コーチ兼FC東京U-23監督に昨季に岡山の監督を務めた長澤徹、コーチに佐藤由紀彦、GKコーチに代表経験もある森下申一、アスレティックトレーナーに馬場浩平。長澤、佐藤とFC東京に馴染みの深い面々が帰ってきた。昨季コーチの宮沢正史はFC東京育成部へ。一方、ジョアン ミレッGKコーチ、尾垣孝博トレーナー、石川桂通訳がクラブを離れることになった。

 あと1ヵ月強でJリーグは開幕。さらなる補強状況を含めて期待と不安が入り混じる時期に突入するが、今季は沖縄キャンプも例年より長めで、より高いレヴェルで戦うための準備に努めるとのこと。ホームスタジアムの開催日程など難儀が続く2019シーズンの船出だが、昨季の悔しさをしっかりと糧にして、来たる時に歩みを進めてもらいたい。

 ラストはドロンパのダンスショーで幕。
















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