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空き家

2019-01-29 08:30:00 | 日記
 日曜夜に放送されている「ポツンと一軒家」という番組をご覧になったことがあるだろうか。衛星写真から人里離れた一軒家を探し、実際に訪れて、どんな人が、どんな理由で、どんな暮らしをしているのかを紹介する番組である。どうやってたどり着くのか、どんな人が住んでいるのか分からないドキドキ・ワクワク感と、住人の方達の歩んできた人生、歴史の面白さを楽しませてもらっている。

 番組の中で紹介されている一軒家に住んでいるのは高齢者かつ一人暮らしの方が多い。番組の中では、明るく、前向きに今の生活を楽しんでいる方がほとんどだが、他人事ながら、買い物とかどうしているのだろう、病気のときはどうするのだろう、テレビで一人暮らしと公開されたら泥棒とかに狙われてしまうのでは等々、余計な心配をしてしまう。そうした不便な場所だけに、今住んでいる人がいなくなってしまったら、おそらくそのまま空き家となってしまうのだろう。

 今、日本全国で空き家が増え続けている。1993年時点では空き家件数448万戸、空家率9.8%だったが、2013年に820万戸、13.5%と件数は10年でほぼ倍に、2033年には2,157万戸、30.4%と実に3件に1件は空き家になるだろうと予測されている。人口の減少が進んでいる地方は言うまでも無いが、都市部においても決して他人事ではない。郊外での空き家の増加や住民の高齢化に伴う団地の空き室の増加など、ごく一部の地域を除けば、ほぼ全国でこの問題は進行している。散歩などをして歩いていると、見るからに放置されたままの空き家が多くあることに気づかされる。駅からさほど遠くない、比較的便の良い場所ですら空き家があることに驚く。

 空き家が増え続けていることの原因を想像することは難しくない。複数の原因が絡み合ったものではあるが、少子高齢化、都市部への人口の集中、価値観の変化などが代表的な理由だろう。昔は「家」を守り続けていくということが最も大事なことの一つであった。多くの子供を生み、長男がその「家」を継ぎ、他の兄弟達は新たな「家」を作っていく。今は「家」は住む場所でしかなく、今までのような守るべきものでは無い。そもそも子供の数が少なくなり、跡を継ぐという概念もほぼ無い。一人っ子の場合でも、成人すれば親元を離れ独立する。一昔前であれば、いつかは結婚して、子供を生んで、自分の家を持つというのが、当たり前の価値観であったが、多様化や長引く不況など様々な要因により、そうしたことを望む人達の減少及び望んでも実現することが難しくなってしまっている。

 人口減や空き家の増加に対して、移住制度による各種優遇や空き家バンクによる情報公開などの対策を行っているが、複数の問題が絡み合って発生しているだけに、単体の施策ではなく、複数の施策かつ長期的な視点で実施していくことが必要だろう。時代や、価値観の変化に伴い将来発生することが十分予測されたことを、深く考えず、その時点の軋轢を避け、目先の利益のみを考えて先送りしてきたことのツケが、今の時代になって大きなゆがみとなって出てきている。これは決して為政者だけの問題ではなく、それを許容し、自ら痛みを避けてきた我々自身の問題でもあると考える必要がある。

 空き家を生み出している原因は、そのまま日本が現在抱えている大きな問題でもある。簡単には解決できない問題である以上、今の制度・仕組みを維持していくことを前提とした施策は、時間的にもコスト的にも厳しいのではないかと思う。痛みを伴うことは否定できないが、いままでのしがらみを全く考慮しない新しい価値感に基づいた社会を作っていくことが重要だろう。(池)

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