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日曜日の夕刊

2012-05-21 09:24:15 | 日記
 5月18日の朝日新聞夕刊トップには『東証急落 8700円割れ 長期金利、9年ぶり低水準』という見出しと、その左少し下に『景気、4年ぶり「回復」表現 月例報告 復興需要受け上方修正』という見出しが併記されている。
 
 景気が4年ぶりに「回復」して来たように見える、という政府の観測が発表されたその日、9年ぶりの株価大幅下落が襲ってきた、とそういうことのようだ。株価急落はギリシャの選挙結果とスペイン銀行の格下げなどに起因する欧州経済の先行き不安が形をなしたものらしい。事実を並べているだけではあるが、政府発表ぐらい当てにならないものはないと言わんばかりの皮肉な紙面作りではある。ま、実は夕刊ならではの洒落かもしれないが。夕刊はたまに大胆な遊び心を前面に出した紙面作りをしてくることがあり、朝刊にはない心意気を感じることがある。朝刊に比べるとモノが言いやすいのだろう。
 
 その夕刊も日曜日には発行されない。あるようで無いもの。そこに目をつけて重松清という作家が『日曜日の夕刊』という短編集を出している。ほんのり温かい家族のぬくもりを12編の短編が静かに明るく伝えている。平日は夕刊を眺めるふりをして家族の話を聞き流しているお父さんも、日曜日には夕刊が来ない分、真剣に家族と向きあわなければならない。リアルな世界でちょっと疲れてしまったという子育て中のお父さんお母さんにはおすすめの一冊だ。読み終わるころには温泉に行ったようにのほほんと癒されて前向きになっているだろう。「お父さんお母さんには」と言ってしまったが、どちらかと言うとお父さん向きだろう。常にシビアな世界で現実と向き合っている女性にはもっとパンチの利いた徹底的にとろける話しでないと受けないかもしれない。
 
 家族の中のお父さんの位置付けは昔も今も実際にはそう変わらないと思っている。だが、広い社会との繋がりを背負っている唯一の存在では無くなってしまったことは事実だ。お母さんも子供たちも自分たちなりの接し方で広い世界と繋がりを持っており、世界の情報は父親以外の誰からでも自由に手に入る。長い間、父は食料と社会情勢情報の両方を家族に供給する唯一の供給源だったが、今や経済的基盤の一部でしか無い。そのせいで、どことなく軽い存在に成り果ててしまってはいる。
 しかし、父が向いている方向は少なからず家族の全員に影響を及ぼす。軽い存在だから影響力が無いかと言うとそうでもない。家族全員が実はそっと父の存在を確認し、知らないうちに父の向かっている方向の、その先にある世界に目を向けて自分の進む道の助けにしている。わざわざ逆に向かおうとする者もいれば、近くを、決して交わらない平行線に沿って進もうとする者、父の歩いた道をまっすぐにたどる者、様々だが知らないうちにそんな生き方が出来あがる。やはり家族にとって父親は大切な存在なのである。
 
 そして職場でもやはり同じことは言える、と思う。その職場職場で中心になっている人は鮮明に自分のキャラを打ち出したほうが良い。その人となりを見て周囲の人は自分の方向性を明確に決めて行ける。リーダーがリーダーらしいことを実施しなくとも、ただ何かに対する強いこだわりを持っているだけで知らないうちに組織はまとまって行ってしまうものだ。
 あなたがリーダーになりたいと考えている人なら是非自分なりの前向きな「こだわり」を持ってみてはどうだろうか。そうすることによって、どんな時もこだわり続けるのは本当にしんどいことを実感するはずだ。それでもこだわって一つの方向を向き続けていると、やがてあなたは本当のリーダーになっていることに気づくだろう。自分のこだわりを、めげずに貫くのは勇気のいることだ。周囲の人たちもそんな勇敢な姿に脱帽するからこそ、あなたのこだわりを尊重したくなる。
 あるようで無い夕刊もいいが、無いようである勇敢も、悪くない。(三)
 

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