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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

宇宙

2011-06-23 08:49:21 | 日記
去年の大晦日、もうすぐ2011年を迎える直前。
久々に帰省していた私は家族とテレビを見て過ごしていた。
1年前に比べると体重が劇的に増えた私を眺めながら
母が「少し運動したらどうだい」と聞き飽た提案を持ちかけてくる。
妹も調子にのって賛同してくる。

急に居心地の悪くなった居間から逃げ出したくなり、最愛の家族と戯れるべく外に出た。
しっぽをはち切れんばかりに振りながらじゃれついて来るその家族を撫で回しながらふと空を見た。
メガネを居間に忘れてきたのにも関わらず、裸眼で視力0.4のこの目にはっきりと"オリオン座"を確認することが出来た。
"高層ビルのような遮蔽物もなく、空気が都会よりも少し澄んでいる田舎"というロケーションを差し置いてもこんなに綺麗な星空にお目にかかれることはなかなか無い。
天体観測が大好きというレベルではないが、昔は星座や宇宙の本をたくさん読んだ。
宇宙の広さを知り恐怖で眠れなくなったことがあったのは6歳くらいの時だったと思う。
今では天空を見上げることすら稀になったが、宇宙への興味や憧れというものは微かに残っている。

人は近い将来宇宙へ旅立つべきだと思う。
それも夢やロマンを求めるわけでもなく必要に駆られて。

小学校のころは約60億と習った世界人口は今や70億になろうとしている。
世界の人口時計[http://arkot.com/jinkou/]を見るとものすごい勢いで人類が増えていくのがわかる。
国連の予想している2050年の世界人口は90億を超えるという。
肥沃な大地は限られており、地球の耕地面積は32億haで80億人の人口しか支えられないと言う。(まだまだ試行錯誤の余地はあるらしいが)
食料、水、エネルギーなどの不足、地球環境の悪化、懸念すべきことはいくらでもある。
つまるところ人類が住むには地球は狭すぎるのである。

ここで大きく2つの選択肢が存在する。
1.人口を抑制し、地球環境を改善して地球に居座る
2.さらなる資源と可能性を求めて宇宙に進出する

この40年で2倍に増えている人口の増加速度、新たに農地を開拓して地球環境が悪化するリスクなどを考えると
抑制政策によって地球に留まるのは一時しのぎにしかならないと思える。
何より限りあるリソースを地球規模で分配するということは徹底的な管理社会である必要がある。
開拓をやめるということは人類400万年の歴史以来、初の停滞をもたらす。
そんなことはもうほとんどの人がわかっていて、宇宙に進出する準備を進めている。
現に宇宙開発も有人飛行というパフォーマンス型の計画から実利を生み出す為の計画へシフトしている。
ジャガイモなどは宇宙空間でも育てることが出来、しかも地球より成長が早いらしい。
冷戦時代の副産物であった宇宙開発は現在では各国で予算が削られているが、技術の進歩は歩みを止めていない。
人類が本格的に追い詰められればもっと宇宙に対する意識が高まり技術開発が進むだろう。

しかし、さあ宇宙へ!と言ってもいきなり宇宙に住みたがる人はいないだろう。
最初は棄民政策を強行せざるを得ない。
仕方なく宇宙に進出した人類は生きる為に新たな技術を生み出し宇宙に適合する。
宇宙での自給自足が可能になれば宇宙の民は地球から独立する。
逆に地球は、地球環境の悪化や未だ増え続ける人口を支えるために宇宙からの支援に頼らざるを得ない。
宇宙側の独立を許せば地球は立ちいかなくなってしまう。
棄民政策を強行しておきながら宇宙からの恩恵に甘え続ける地球に対して宇宙の民は独立戦争をしかける。
そう、ここまでの話は国民的人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプロローグである。
ロボットの戦闘を描いているだけではなく、地球を舞台にした近未来というリアリティがこれほどの人気を獲得する理由なんだなぁ。と思いにふけっていたら年が明けていた。
時がたつのは本当に速い。「宇宙に旅立つか否か」の決断の時は思った以上にはやくやってくるかもしれない。
宇宙に人が住むまではいかなくても、スーパーで手にとった食材の原産地が"宇宙"だった。そんな未来ならば少し想像できるかもしれない。
(KS)


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株式会社ジェイエスピー
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コメント
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