ジェッシーの外耳炎

外耳炎から中耳炎、内耳炎、そして脳脊髄膜炎へと炎症が波及していったアメリカンコッカースパニエル、ジェッシーの通院治療記録

6月22日通院日 膿皮症再発

2012-06-24 21:03:35 | 外耳炎・中耳炎・内耳炎
前回より3週間ごとの治療になったジェッシーの耳治療。


この日も、待合室ではアメコカ達が順番待ち。



ジェッシーの耳は日々の消毒の成果か、今回も悪くはなっていない様子。外耳入口に生えてしまう毛をカットしていただき、耳垢腺の凸凹と周囲を丁寧に清拭、注入器で耳の中の洗浄を行って頂く。耳垢腺の凸凹で見えないため、当初希望していたオトスコープは使えない。

しかし耳の側壁を開き、いくつかの腫瘤の切除を行ってもらったことで、ジェッシーは耳を塞ぐ結果となる全耳道切除は行なわずとも、外耳炎が悪化することは免れている。今まで見えなかった耳の中にこんなにたくさんの耳垢腺の過形成が出来ていることも判明した。あとは確実な日々の手入れを行いながら、定期的な診察を受けることで安心感も得ることができている。









耳の中に洗浄液を注入されることが苦手なジェッシー。この時ばかりは暴れるため、看護師さんにも押さえて頂く。そして洗浄液注入後3日程は鼻水を出すジェッシー。


そしてこの日は耳の治療に加え、新たに体の数か所にできた発疹を診てもらった。気温が上昇し、湿度が高くなる梅雨頃になると、毎年発症する膿皮症の疑いが濃厚。

診断はやはり身体に出来た表皮小環が特徴の表在性膿皮症であった。その原因は様々で、ホルモン・アトピー・アレルギー・クッシング症候群など機能低下によって発症するのだそう。

まずは身体の清潔を保つため、バリカンで丁寧に患部を刈り込んで下さった。



コートに隠れ、見えていなかった部分が露わに。



黒く皮膚が変色、カサカサとしたカサブタ状のものが無数に増えていた。


このカサブタ上のものを剥がし、洗浄液をつけて念入りに洗浄。

次に、アルコールの入った清拭用の液で洗浄液を拭きとり、その後軟膏をつけていただく。


ここはいつ来ても、このようにとても丁寧に治療して下さる。


これで本日の治療終了

塗り薬があちこちにつかぬよう、包帯ならぬ綿の防御服を着せてもらったジェッシー

自宅でも処置が出来るよう、皮膚を清潔に保つため洗浄する液、その洗浄液を落とすアルコール含有液、そして塗布軟膏と内服を処方いただくことになった。夜は耳の手入れに加え、皮膚の手入れも加わり、益々時間との闘いの日々となる。

また、前回ようやく三週間に一度の通院となったが、この膿皮症のため次の通院日は二週間後。頑張ろうね、ジェッシー。


さてこの日、いつもにこやかな三枝先生の表情がなんとなく晴れないと思っていたところ、愛犬の体調悪く、北川犬猫病院に入院中とのこと。「自分の犬の具合が悪いと、獣医ではなくただの飼い主。皆さんの気持ちが良く判ります。」と話されている。どうぞお大事になさってください。

入院中の三枝先生の愛犬マルちゃん


さすが先生のワンコ。何か輝きが違うと感じ、艶々と光った鼻がとてもキュート!


ところで先日、ボブとヴァレンシアが交互に胃腸症状を起こしたことを三枝先生にお伝えしたところ、食べると危険な植物や原虫が潜むどろ水などについてのアドバイスを頂いた。身近に潜む危険について、一人でも多くの方に知っていただくため、のちに「衣笠山でおさんぽ」ブログ上で記事にする予定。

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