ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ発(datelined Germany): protests sweep across Russia

2018-05-05 22:29:50 | 日記
2018年5月5日(Sat.) 子供の日の今日、天気も良く、いつものサイクリング・コースを ”散歩” しました。 そして、休憩の為に立ち寄った cafe は、想定外のライブ・ハウスでした。 久しぶりにマスクをしないでの散歩で気持ち良かったのですが、ジャズ・バンドも結構楽しめました。 ちなみに、この cafe は 「カーデン( Car-Den)」 と言います(愛知県みよし市)。 ほぼ毎週の土・日にライブがあるようなので、お近くで、且つ、気になる方はネットなどで検索してみて下さい。

さて、個人的に、ロシアの政治的な歴史にも関心を寄せている昨今なのですが、プーチンに対するロシア国民の動静の一部が窺えるのではないでしょうか。 ( ニュースソース: DW-DE 5月5日発 )

<原文の一部>
Anti-Putin protests sweep across Russia
反プーチンの抗議がロシア全土に亘っています。

Under the banner "He is not our tsar," Russians have taken to the streets to decry a fourth term by President Vladimir Putin. Police have arrested opposition leader Alexei Navalny along with dozens of other protesters.
(抜粋)「彼は私達の皇帝ではない」 のバナーの下、プーチンの4期目の大統領を批難するため、ロシアの人々は街頭に出ています。 警察は、反体制派のリーダーや多くの抗議者達を逮捕しています。



Russian police on Saturday arrested dozens of protesters rallying against President Vladimir Putin ahead of his inauguration on Monday.

In central Moscow, police arrested Navalny along with several other protesters. "Navalny appeared on Pushkinskaya Square and was quickly detained," said opposition politician Leoni Volkov. "The detention was absolutely illegal."

(抜粋)土曜日、ロシアの警察は、この月曜日に大統領に就任するプーチンに抗議する多くの人々を逮捕しました。 モスクワの中心街で、反体制側のリーダーや抗議者が逮捕されましたが、これは全く不当な拘束であると反体制側の人は述べています。

At least 15 people including a journalist were detained in the Siberian city of Krasnoyarsk, according to an independent monitoring group. "Detentions were conducted in a rough manner," said the monitor OVD-Info.

An additional ten protesters were arrested in southern Siberian city of Barnaul, according to opposition leader Navalny's team.

In St. Petersburg, hundreds of people crowds gathered, chanting: "He is not our tsar."

(抜粋)ジャーナリストを含む少なくとも15人が、シベリアの Krasnoyarsk で拘束されています。 さらに、南部シベリアの Barnaul では10人の抗議者が逮捕されています。
サンクトペテルブルグでは、多くの人々が集まり、彼(注: プーチン)は私達の皇帝ではないとシュプレヒコールしています。

・・・ 原文はこちら ・・・

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ソ連を含むロシアの政治体制は、ロシア革命(1917年2月・10月)以降、激変の経緯を歩んで来ていますが、その手法・手段には、あらゆる陰謀・策謀・策動・陽動作戦・歪曲報道、さらには、時の権力による不当逮捕・圧政・粛清(殺戮・銃殺・毒殺など)などが繰り返されているようです。

そして、現在のプーチン政権下に於いても、陰謀や暗殺などは行われていると考えるのが客観的な見方であると思われます。 従って、民主的な考えを持つ人々は、こうした強権的な政権に抵抗の意志を示そうとしているのでしょう。

一方で、ロシアの人々の性向として、強い指導者を支持する考えもあるようで、こうした人々は、時の政権・権力におもねていた方が楽であると考えているようです(ロシア関係専門書による)。



こうした専門書に触れると、これだけ不祥事を続ける安倍政権であるにも拘らず、一定の支持者が現実的に存在していることからして、彼ら支持者は、時の権力におもねいていた方が楽と考える連中なのだろうと考えるに至っています。

さらに、こうした人たちは、権威主義・形式主義・教条主義でもあり、物事の本質を見極めようとはしない一般大衆の一部であると思われます。



右翼だろうが左翼だろうが、やはり寡頭政治(少数による政治)は、独裁そのものでもあり、政治の私物化や権力の暴走を許すことにもなりますので、排除しなければならない政治体制なのでしょう。 つまり、議会が形骸化してしまい、多くの良識ある国民が圧政に苦しめられることになるからです。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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