「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

シリーズ「黄金世代」(1999年U-20代表)のドキュメンタリーレポートを読んで

2018年01月02日 18時19分58秒 | サッカー選手応援
このタイトルをご覧になってピンとくる方は、このシリーズをお読みになっている方だと思いますが、お読みになっていない方も多いと思いますので、簡単にご紹介します。

「黄金世代」とは、日本サッカー史に不滅の金字塔を打ち立てた、1999年U-20世界選手権(於・ナイジェリア)で、決勝進出を果たした日本代表の世代を指しています。(準優勝=銀メダルだから銀字塔でしょ、なんてツッコミを入れられそうですが・・・)

そのメンバーの多くが、長い間日本サッカーを牽引し続けてきたタレント軍団。その中心となってきた選手たちの心の旅路を、丹念にレポートしているドキュメンタリーシリーズです。

「サッカーダイジェストweb」に昨年(2017年)4月から連載されたシリーズ企画で、12月まで5人の「黄金世代」メンバーを取り上げています。各選手の最初のレポートをご紹介しておきますので、まだお読みになっていない方は、タイトルをコピペしてアクセスして見てください。

【黄金世代】第1回・小野伸二「なぜ私たちはこのファンタジスタに魅了されるのか」(♯1)
【黄金世代】第2回・遠藤保仁「それは、桜島からはじまった」(♯1)
【黄金世代】第3回・小笠原満男「誕生、東北のファンタジスタ」(♯1)
【黄金世代】第4回・稲本潤一「浪速の風雲児、ここにあり!」(♯1)
【黄金世代】第5回・本山雅志「その疾きこと、赤い彗星のごとし」(♯1)

各選手のタイトルの末尾に(♯1)とマークがありますが、選手によって(♯3)とか(♯5)とか、レポート回数がいろいろです。

あの快挙から、まもなく20年の歳月を数えます。明らかに歴史のひとコマになりつつある時の流れです。

それでも、多くの選手たちが今なお現役で頑張っています。これも「黄金世代」のもう一つの特徴です。

このシリーズですが、本山雅志選手の項をもって完結という告知はありませんでしたので、今年も続くものと思っています。

私も、それが当然だと思っています。
取り上げるべき選手が少なくともあと二人はいると思います。高原直泰選手と中田浩二選手です。これで7人です。同じ世代でこれだけの逸材が揃ったチームというのは奇跡的です。

しかも、彼等だけではありません。GK南雄太選手、DF石川竜也選手、DF加地亮選手、MF酒井友之選手、FW永井雄一郎選手、いずれもU-20世界選手権で輝き、その後のJリーグでもチームの中心であり続けた選手たちです。

私は、男子サッカーで彼らの偉業を超えるチームがいつ出てくれるか楽しみにしています。おそらく予測もしない時に出現してくれるに違いありません。元祖「黄金世代」は、まだ伝説と呼ばれるには早いかも知れませんが、おそらく第二次「黄金世代」の出現によって、元祖世代が伝説になるのではないでしょうか

余談ですが、女子サッカーすなわち「なでしこジャパン」における「黄金世代」は明らかに2011年女子W杯制覇のチームです。年齢幅が広いとはいえ、澤穂希選手をはじめとしたメンバーは、どの選手たちも輝きに満ちた活躍でした。

ところが女子の場合、時をおかずして第二次「黄金世代」と呼ばれる可能性を秘めた世代があります。それは2014年U-17女子W杯を制したメンバーを中核とした前後1~2歳程度の世代です。

この世代のことは、近日「なでしこ高倉監督と、そのファミリーたち(仮題)」ということで取り上げたいと思っています。

では、また。
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