シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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その他民衆音楽・ミュージカル

2012年12月16日 | 独オペラあれこれ
2006年7月21日投稿分__

二枚もの LP「ウィーン民衆音楽の楽しみ Wiener Gold _ Die 24 schoensten Wiener Melodien 」(左上写真) は、オペレッタから映画音楽やポップスまで網羅した、ウィーンの臭いがプンプンしそうなアルバムです (実際 ウィーンに行ったことはないのですが …)。

美しき青きドナウ / ウィーン気質 / 皇帝円舞曲 (シュトラウス) から始まり、メリー・ウィドゥ (レハール)、伯爵夫人マリッツァ (カルマン)、映画「会議は踊る」から「唯一度だけ」(ハイマン)、映画「第三の男」から「ハリーライムのテーマ」(カラス)、ドナウ川のさざ波 (イヴァノヴィッチ)、わが夢の都ウィーン (シーチンスキー) などを、クンツ / セラフィン / ミニッヒ / コロ が歌い、カラスがツィターを弾いています。 早くいえば寄せ集めなのですが、それなりに楽しめます (60~70年代 PHILIPS)。

後に この LP 曲目を再編集して18曲を CD に収めたものが出たので、それも買い求めましたが、ジャケットの作りがチャッチイのでがっかりしましたね。 題名も同じなのに、風情のあった LP 盤のデザインを採用してないのです。 デザイン担当者の質が落ちたのを感じます。

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CD「第三の男~ツィターの世界 Vienna, City of Dreams 」(左下写真) はカラスが自分のホイリゲ (新酒を飲ませる店) で演奏する ヴァイオリンとアコーディオンを加えたスタイルで、十数曲のメロディを演奏します。 ここにも「わが夢の都ウィーン」(シーチンスキー) はしっかりと入り、”ひどいの” は「飲もう 兄弟 Trink, Trink, Bruederlein 」なんていう世界の酒飲み共通ソングみたいのがあります (63年 DECCA)。

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ロンバーグのミュージカル曲集 CD「夢見る頃を過ぎても When I grow too old to dream 」(中央上写真) では、「ニュー・ムーン / メイタイム / 砂漠の歌 / ハー・ソルジャー・ボーイ」を、リングホルツ (S) がハンスバーガー指揮イーストマン・ドライデン楽団の伴奏で歌います (85年 Arabesque)。 オペレッタのミュージカルの橋渡しの時期の曲ですね。

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CD「ミュージカル・デュエット集 Up in Central Park 」(中央下と右下写真) では、「スウィートハーツ / お転婆マリエッタ / アイリーン」(ハーバート)、「砂漠の歌 /セントラル・パークで」(ロンバーグ)、「ローズ・マリー」(ハーバック)、「チョコレートの兵隊」(オスカー・シュトラウス) からの曲を ビヴァリー・シルズ (S) とミルンズ (Br) がルーデル指揮ニューヨーク・シティ管の伴奏で歌いますが、シルズの声は盛りを過ぎたようです (78年 EMI)。

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CD「ギルバートとサリヴァン集 A Gilbert and Sullivan Gala 」(右上写真) では、英国製ミュージカル「アイオランセ / ミカド / 軍艦ピナフォア / ペンザンスの海賊」などから、ヴァレリー・マスターソン (S) シェイラ・アームストロング (S) ロバート・ティアー (T) ベンジャミン・ラクソン (Br) らが歌いますが、曲の印象は薄いものです (83~85 HMV)。 この CD はずっと聴いていると、飽きてきますから、まぁ ... お薦めしません。 やっぱり本場からは遠い “番外地的な曲” なんですね。
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それと この CD ジャケット・デザインもなってないというか、ヒドイのひとことです。 いかにも有り合わせの物をお手軽に採用したかが分かるというようなシロモノです。

__という具合に CD 再発売物に、良くないデザイン物が多くなったように感じます。 恐らく 製作現場に資金が回せなくて、限られた時間で大量に数をこなすことを求められた結果ではないかと想像します。

以上

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