JSA-WAKHOK

日本科学者会議・稚内北星学園大学班の活動とメッセージをお伝えします

第3回以降の学習交流会の予定

2006-10-19 15:14:11 | Weblog
■第3回 11月30日(木)
午後7時~8時半
稚内北星学園大学 本館310
中村喜人さん
(市立稚内病院医療支援相談室主管)
『医療ソーシャルワーカーから見た医療の現状と課題』

■第4回 12月18日(月)
時間の詳細は未定、夜です
稚内北星学園大学 新館3階or4階
竹内常一さん
(元國學院大學教授)
『「教育基本法の旅」in稚内』(仮題)

第2回 学習交流会のお知らせ

2006-10-19 15:13:16 | Weblog
と き 10月28日(木) 午後7時~8時半
  ところ 稚内北星学園大学 本館310(参加無料)
  テーマ 浅茅野犠牲者遺骨発掘の報告

いままで、朱鞠内でのタコ部屋労働者・強制連行犠牲者の遺骨発掘を手がけていた人達が呼びかけ人になって「東アジアの平和な未来のための共同ワークショップ」として猿払村浅茅野飛行場の建設工事(第1飛行場と第2飛行場がある)の犠牲者の遺骨発掘の取り組みが今年の夏行われました。報告者は8/19から24までこれに参加していたのでその報告をするとともに文献で調べた朝鮮人・中国人の強制連行の概要についても報告し、憲法の前文と9条の意義を考えます。発掘にたずさわる人々をとらえた写真集も資料として配布します。
<報告者:姫宮利融(稚内北星学園大学・教授)>

第1回 学習交流会を開きました

2006-10-19 15:12:13 | Weblog
 9月28日、稚内北星大学310教室において標記の学習交流会が14名の参加を得て開催された。
 第1回ということで、稚内市内で活動している「九条の会」の経験を話してもらい、全国的な憲法改悪に反対する動向を紹介しようという主旨のものであった。
 話題提供者は二人で、まず、勤医協宗谷医院の野村さんから、宗谷医院九条の会の活動について紹介があった。宗谷医院九条の会は2005年12月19日に当時労組支部長の平岡さんの提唱で設立され、第1回の「会」を旭川の道北勤医協労組委員長の杉原さんの講演でスタートをきった。その後今年になって宗谷教組書記長にお願いして教育基本法「改正」問題で学習会をもった。
 勤医協でなぜ憲法改悪に反対するかというと、「民医連綱領」に「働く人の生命と健康を守る」「戦争政策に反対し、」ということがある。野村さん自身が道都大の社会福祉学部を卒業し、憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活」(生存権)の重要性を学んできた。憲法25条は当然9条と背中合わせになっている。いま、診療報酬の削減がされ、病院の活動自体が困難になっていく中で、病院内でまず、憲法理念自身を学んで行くことが重要になっている。大要、以上のような話であった。
 野村さんの話について、憲法25条に関連した意見がだされた。特に、所得格差によって医療やリハビリで受けられるサービスがランクづけされ、稚内でも生活保護を窓口対応で抑制しているのではないかなどの意見が出された。勤医協宗谷医院では病院の外に広げる運動として10月19日に三上満さんを招いて海員会館で「生命の大切さ」を訴える講演会を計画しているとのことである。
 二人目の報告は、斉藤さん(事務局)でアメリカの単独行動主義の動機とそれとの関連で憲法改定の動きを押さえた上で、世論調査にみる動向、護憲の運動を紹介した。「九条の会」は5000を越えたそうである。ネット上でも「マガジン9条」などの動きが出てきている。安部内閣が発足したことで教育基本法の改定問題が緊急の問題になっている。

第2回は10月26日に姫宮が「猿払村浅茅野犠牲者遺骨発掘」について報告する。なお、第一回学習交流会当日には大学内のアートホールで猿払村浅茅野犠牲者遺骨発掘の写真展示が行われていた。  (姫宮記)
---------------------------------------
■この学習交流会の開催が道新9月30日付の宗谷版紙面で紹介されました。
■文中にある「マガジン9条」はhttp://www.magazine9.jp/index1.html でご覧になれます。