Weblog by JS1CYI

アマチュア無線に関する話題,日々の出来事などをボチボチ書き綴っています.

富士山5合目に D-STAR 1DVRCの様子を見に行ってきました

2011-08-22 23:01:15 | 日々の出来事

ちょっと前(6月18日)の午後,D-STAR DVモード・シンプレックス・ロールコールのセンタ局が富士山5合目で運用するということで,取材を兼ねて見に行ってきました.D-STARの世界では,レピータを使ったロールコールが毎週土曜の夜におこなわれていますが,それとはまた一味違ったロールコールで,雰囲気的にはフツーのロールコールです.もちろんモードはD-STARデジタル(F7W)で運用されます.

ときより,D-STARのGPS機能を使って飛距離コンテストというなんとも斬新な企画が飛び出します.
詳しくはMixiなどで案内されていますので,関東圏の皆さまはトライしてみてはいかがでしょうか?
開催日時などは以下のサイトやメーリング・リストで知ることができます.

Mixi   http://mixi.jp/view_community.pl?id=5267168
Yahoo ML  http://groups.yahoo.co.jp/group/d-star-dv-rc


↑センタ局(JF1IKVさん)はD-STARに対応した固定機アイコムIC-9100でロールコールをオペレートしていました.これを見て,思わず私もほしくなってしまった.もしかしたら買っちゃうかも(笑)
それはそうと,このIC-9100のおかげで29~1200MHzまで時間を決めて同日中に複数のバンドでロールコールを開催しているそうです.複数のバンドにわたって楽しめるロールコールは珍しいです.


D-STAR「こまえDVレピータ,JP1YJO 」停波中

2011-08-15 14:33:55 | D-STAR

439.29MHzで運用している狛江DVレピータ(JP1YJO)ですが,2011年8月15日午後よりしばし停波することになりました.理由はレピータ装置本体のメンテナンスとインターネット回線を増強するための工事です.早ければ2週間位で復活する見込みです.


電車内での情報ツール

2011-08-10 20:13:34 | 日々の出来事

タイトルカットは最近の電車の中で愛用している情報ツール.
なぁーんだ,ハンディ機じゃん.という感じですけど(笑)
あの大地震が発生してから,ハンディ機を積極的に持ち歩くようになりました.電車の中で消防無線とFMラジオと鉄道無線(JRはデジタル化されて聞けません)をヘッドフォン一つで聞けるように,このハンディ機を使っています.気分でVX-3とかID-91とかに変わりますけど(笑)

 電車の混雑は相変わらずヒドくて,本や雑誌が読めない.ケータイもいじれない.朝はそんな感じで,情報ツールはイヤホンから入ってくる音だけです.最近は人身事故(電車に人が飛び込むパターン)がひんぱんに発生するので鉄道無線からの情報は重宝します.
 まぁ,そこで飛び交っている情報というのは電車が遅れているだとか,カバンがドアに挟まっているだとか,客同士が喧嘩しているだとか,酔っ払いが暴れているだとか,もう荒れに荒れた世の中の縮図をあらわしているような情報がほとんどですけど,運転士と指令が無線で喧嘩をおっぱじめる時代もあったそうですから,それに比べればだいぶマシになったという話を聞いたことがあります.

【参考情報】
■ハンディ機ユーザを対象としたAPRSデジが高尾山に開局
ハンディ機ユーザーを対象にしたデジ・ピータが八王子市の高尾山で運用を開始しました.周波数は431.09MHz 9600bpsです.周波数は統一すべきという話はもっともな話ですが,144.64やら144.66はハンディ機では力不足でコミュニケーションしづらい.どうせできないのなら別周波数でトライしてとりあえずできる方法を模索してみるのもひとつの方法かもしれません.
430MHz帯のデータ区分は違法局がとても多いので,奇数チャネルを使っているそうです.電車の中からはキツいのですが路上だと多摩地区を中心に結構イケるはずです.ちなみに山手線に乗りながらハンディ機+付属ホイップでビーコンを出しましたがさすがに無理でした.

■東京消防の受令波はFB
東京消防の受令波ですが,山手線とかからもハンディ機付属ホイップでも結構FBに受信できます.さすがです.災害時,ラジオとかよりもすばやく情報が入手できたりするので,電車通勤のかたにお勧めできそうです

まぁ,何だかんだ言っても,色々な意味でハンディ機が手放せない今日この頃です.


地震と地磁気の変化

2011-07-16 14:40:26 | 日々の出来事

地震が起きる前とかにアマチュア無線やっててノイズが増えて困ったとか,APRSマップに異様なほどの震源地マークが出ていたとか色々な前兆現象があったようです.
 前兆現象とかいうと,なんだかミステリアスな雰囲気が漂い,眉唾ものっぽい感じがしてしまいますが,自然科学的な眼で見てみると,一部に興味深い現象があることがわかります.

今回は,そのうちのひとつである,東日本大地震発生前後の地磁気の変化の様子を調べてみました. この「地磁気」って火山の噴火でも変化することがあったりするようですし,最近は地磁気が弱まってきているとか報道されたりしています.
 確かに,地球は大きな磁石なのでしょうから,その一部が変化しようとしたり,変化したときは何らかの反応が起こるのも当然のような気がします.


 以下は,(独)情報通信情報機構 = Nictに公開されている地磁気のグラフで1枚目が最近のもの(7/1~7/16)で,2枚目が3/11の東日本大地震発生前後のもの.いずれも北海道女満別で計測した地磁気のグラフです.
 以下の2枚のグラフの横軸のメモリは1日単位.左端から右端まで15日ぶんです.地球の自転との関係で地磁気は1日周期で変化するそうです.その関係からか,計測値が一日周期で一定幅で変化しているようすがわかります.

まずは平常時(最近)のグラフから・・・

(↑最近のグラフ7/1~7/16)

次に地震発生前後のグラフです

(↑地震発生当時を含むグラフ 3/1~3/16)


地震発生当日と翌日未明まではデータが欠損してしまっていますが,3/1~3/2まで異様な振れ幅になっていて,明らかに地震発生の10日位前に地磁気が乱れているようすがわかります.

続けて,もっとビジュアル的に判りやすくなっているのがアラスカのHAARPという研究施設がリアルタイムに公開しているグラフです.

まずは,地震発生当時のグラフ(3/9~3/12) 


次に地震発生10日前のグラフです(2/28~3/3)


なんだか地震計のグラフのようにも見えますが,地磁気のグラフです.女満別,アラスカいずれの観測所でも3/1(地震発生10日前)にグラフが振り切れる程の勢いで,地震発生前後でも地磁気が変化している様子がわかります.

その他の最近の余震みたいな地震とのつながりはありそうか調べてみました
大きな地震が発生する10日前位と1日位前そして当日に振り切れるほどの変化があったことはわかりました.さらに最近頻発している小さな地震とコレを観察していると・・・以下のような傾向があるのかな?と思っています.次のグラフはごくごく最近のもの(7/14前後)です.



見ると7/14 11:00UTC頃(JSTだと 7/14 20:00頃)に「ぴょこん」とグラフに変化がありますが,その約1日後の7/15の20:00JST頃(だったかな???)に,栃木で地震が発生して,東京でも震度4位でした.確かその前の日も地震がありましたが,このような「ぴょこん」があったようです.このような小さな変化の場合,翌日にちょっとした地震が発生するという事なのでしょうか?
地震が起こるグラフの変化の特徴は青(H)と黒(Z)のラインに注目すると良いようです.そのHZが「ぴょこん」した場合,地震がおこっても,大地震ではなさそうだな,という目安にはなるかもしれませんね.

当然ながら,どこで発生するかとかは良くわからないようです.日本(女満別やその他)とかアラスカとかで変化が観測されるのは,位置的な関係もあるのかもしれませんし,今,日本の周辺が最も不安定なエリアだから,たまたまアタルのかもしれません.そのあたりの研究が進んで,地磁気の変化と地震との関連性がハッキリしてくれば,ある程度の予測ができる時代が来るのかもしれませんね.

 しかし,日本は残念ながら理科離れが進み,このあたりの自然科学系の研究分野に興味をもつ人はアマチュア無線の衰退と同じく減っているのが現実でしょう.
 一方であの大地震が発生したあと,地震自体をスピリチュアルな側面から語ったり,HAARPを地震兵器(電離層を刺激して間接的に地球を刺激することで地震を誘発する兵器と疑っているらしい?)という話題があったり・・・色々な話が出てきています.別に誰がどう考えようが自由なので否定するのは良くないと思いますしそうと思うかは情報を取捨選択する側の話なので何とも言えませんが,もっと色々なデータを集めて科学的に検証する試みにチャレンジする方法もあるのでは?と思いました.表に出てこないだけで,研究しているところではちゃんと研究しているかもしれませんけど.いずれにせよ参考までという話で...

参考サイト・参考文献:

地球科学の世界/地磁気の役割
Nict 地磁気データのプロット
HAARP Fluxgate Magnetmeter


東日本大震災:被災地で医療と通信網確保に尽力された JA1LRT 岡崎医師が急逝

2011-07-16 10:17:56 | おしらせ



残念なお知らせです.
岩手県一ノ関市で,災害支援用の室根山レピータの立ち上げに尽力し,太平洋沿岸のアマチュア無線の通信網構築と具体的なオペレーション活動に力を注がれていたJA1LRT 岡崎 先生(写真)が逝去されました.

 7月9日(土)の午後に通信網の状況を確認しながら,東北自動車道を東京向けに走っていたところ栃木県内で体調が悪くなり、サービス・エリアに入りそのまま息をひきとられたそうです.

 岡崎先生の活動は極めて激務で,勤務医としての仕事に従事しながら,「ひがしやま無線ボランティア・センタ」を立ち上げ,岩手県および隣接県(被災地)の沿岸と内陸部,遠隔地との情報交換やボランティア・チームへの案内,支援物資輸送の円滑化にアマチュア無線の通信網と人的ネットワークを生かしながら日々推進しておられました.
 我々,アマチュア無線家の間でも,ここまで具体的かつ効果的な活動ができるかたは少ない.すごいリーダシップと行動力だ!と,多くの人が岡崎先生に敬意を表しサポートしていました.

 お亡くなりになる直前,まるでご自身の運命をご自身が悟られていたかのように,活動内容を整理し資料化し,万が一,先生自身が現場を離れても大丈夫なように準備をされていたそうです.

岡崎先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます.
岡崎先生の意思は地元そして全国のアマチュア無線家有志がしっかりと引き継ぎ,推進してくださることでしょう.


【参考】
※岡崎先生と地元アマチュア無線家の活動は地元の新聞を中心にマスコミで報道されていました
その一部です→連絡調整円滑化へ アマ無線で被災地支援
※岡崎先生の活動は CQ Ham radio誌 2011年6月号に掲載されています


 

 


無線設備の免許の単位

2011-06-05 12:42:48 | 日々の出来事

さる2011年5月29日にJARL総会が開催されました.
私も大阪池田市に赴き,始まりから終わりまでずっと見て(聞いて)いたのですが,VoIPやAPRSの分野と関連する気になる質疑応答(というか要望?)がありましたので,触れておきたいと思います.

 内容は,質問者さんが「要望」したもので,移動局免許1枚しか交付されていない人が,同じコールサインで「ノード局」と「移動局」というカタチで同時(同時期)に異なる場所から2波の電波が発射されている問題にふれ.現状をふまえた解決策として「包括免許の実現」という要望で結んでいました.
 これらの根拠となる条文は「無線局免許手続規則」第2条にあります.要約すると,無線局の免許は送信設備の設置場所ごとに送信機単位で免許されるものであり,アマチュア局(など)に限っては送信機の設置場所が同じであれば合理的に2台以上の送信設備でも1枚の免許で済む(単一の無線局として申請することができる)という内容と読めます.
 この問題は免許の単位上の問題で,それ以上でもそれ以下でもなく,デジピータやノード局などを運用する場所にはそれぞれ固定局免許,そして移動局免許を得ておけば解決できる話ではないでしょうか.現に私は「狛江」で固定局免許.「大和」で移動局免許を得て,狛江でデジピータを運用し,それをモービルから使うことができています.そのためのコストは免許申請時の費用と年間300円の電波利用料のみです.

 なので,移動局免許しか受けていない局で,自宅などでノード局を運用し,それを同じコールサインで自宅外からアクセスする場合には「自宅など」の場所で固定局の免許を受けておくと良いと思います.根拠は,しつこいようですが「無線局免許手続規則 第2条」だと考えることができると思います.さらに社団局の開設も解決策のひとつです.JQ1YDAサイトに社団局開設方法を書いた記事も参考になります.

 無人運用については,免許制度上は普通と変わりなく,実体として管理や混信を回避する「手法」が通常と異なることではないでしょうか.それらの諸問題の発生を最低限に収めるために,アマチュアバンド使用区別(いわゆるバンド・プラン)にて,無人運用が想定されるレピータ局・パケット通信等のデータ通信・公衆網接続通信(VoIP)は通常の運用形態とは「隔離」されるに至ったと解釈しています.そもそもレピータだから無人運用ができるとかできないとかいう条文もないはずです.

 この免許の単位の考え方が合理性かという点に関しては疑問をもたれるかたは多いかもしれません.なので,実態を示して包括免許実現のひとつの動機付けとしてアピールするのは,包括免許を希望されるかたにとっては心強い話ではないかと思います.
 それより,(話は飛躍しますが)メーカー製のトランシーバを使うのがほとんどである今,学術的な試験を通らないと合格できない4アマは合理的ではないと思いませんか? 多くの方は4アマの試験に合格して程なく電子回路やら法則類なんてすっかり忘れてしまうのではないでしょうか,「コンデンサ」と言ってもしばらくすると「何それ?」状態になる.で,試験に通っても実運用できる人も少ないようです.
 そんな中で総務省は災害時等のアマチュア無線の社会貢献に期待をかけています.その一環からか,社団局の構成員の立会いなしで無線従事者ではない人がその社団局をオペレートできる制度改定もありました.そこまでやるのですから,4アマの試験はもっと実運用に即した内容にして,即現場で活躍できる「有資格者」を増やす試みをするのもひとつの方法だと思います.そして上級資格は学術的な試験内容をちゃんとキープすればよいのではないでしょうか.


WiRES 0510 ルーム管理者,JQ1YDAの組織変更のお知らせ

2011-05-03 15:36:34 | おしらせ

以下のとおり変更がありますので,お知らせいたします.
ほとんど内輪の話ですので,今までどおりで,皆さまへの影響はほとんどないと思います.

■WiRES 0510ルーム の運営代表者が変わります
 私が代表となり企画・運営していましたが企画・運営ともに現管理チームに全面的
 に引き継ぎます(事実上,運営方法については変化はありません)私は関与しなく
 なりますので, 私に直接お問い合わせいただいても対応できなくなります.
 管理チームあての連絡先メールアドレスなどは変わりありません.

■JQ1YDA 東京WiRESハムクラブの代表者が変わります
 私が代表となり運営しておりましたが,次世代を担うかたがたに引き継ぎます.
 WEBサイト(http://jq1yda.org)は引き続き継続します.(引き継ぎ作業が完了
 するまでWEBサイトの更新は停止します)

■ケータイ電話用,ノード検索,アナログ・D-STARレピータ検索サイト
 は引き継ぎ継続します
 http://jq1yda.org/i/
 引継先は決まっていて,詳細協議中です.プロが引き継ぎますので,将来的にもっと
 高度な検索システムを構築できる可能性があります.ご期待ください.

■イベントやメーリングリストの運営・開催について
 ・WiRESキッズディについてはリニューアルして再出発します(A50PJと協議中)
 ・WiRESオン・エァ・ミーティングは今までどおり実施します(センタ局募集中)
 ・YahooのWiRES-2 ML については廃止する見込みです
 
■このブログは継続します
 
個人のブログですので今後もアマチュア無線に関する内容を中心とした幅広い情報
 や意見を発信してゆきます.引き続きよろしくお願いいたします.


雑誌へ寄稿および連載記事終了のお知らせ

2011-05-03 13:27:02 | おしらせ

アマチュア無線の総合情報誌,月刊「CQ ham Radio」誌において「VoIPでアマチュア
無線」というコーナーを約7年,実質6年担当してまいりましたが,6月号(5月19日発売号)
をもって終了させていただくことになりました.
 個人としての単発記事の執筆や企画も,ただいま発売中のCQ ham Radio 5月号の
別冊付録を最後に終了させていただきます.

 「VoIPでアマチュア無線」という連載ページは,「WiRES最新情報」という連載をリニュー
アルして引き継いだもので,その流れからWiRESの情報が中心となっておりました.
 WiRESがスタートした頃は,VoIP無線のノード局から発射される電波が「アンカバー・レ
ピータ」だとか「異常伝搬」と間違えられたりすることが珍しくなく,普及が進むにつれそれ
らの誤解も解け,その他,さまざまなトラブルもバンド・プランにVoIP区分を策定することで
軟着陸しました.
 今はVoIP無線が幅広いアマチュア無線の中でのひとつのジャンルとして確立されたと
言えるのではないでしょうか.

 そのような背景もあり,私の活動も区切りを付けることにしました.今後は,後ろのほうの
ページにちょっとだけ文章を書く立場となります.VoIPやAPRSというジャンルにとどまら
ず,皆さまの活動をまた違った角度で幅広い視点からバックアップし盛り上げ役に徹する
ことができればと思っています.

VoIP無線やAPRSユーザーの皆さまのご理解ご協力,そしてご愛読にあらためて感謝
申し上げますとともに,今後ともご指導ご鞭撻,ご協力のほどよろしくお願い申し上げます.


JE7YYFの活動が報道されました

2011-05-03 10:09:57 | 日々の出来事

 岩手県の臨時レピータJP7YEPの立ち上げに尽力され,活動を続けているJE7YYFが
asahi.comで報道されました.
http://www.asahi.com/national/update/0428/TKY201104280199.html

 運用開始直後に地元のTV局や新聞社などから取材をうけ,それがきっかけとなり,
活動にさらに拍車がかかったといわれています.復興には時間がかると予想され,余
震もない訳ではありません.そんな過酷な環境の中で,地元の局はもちろん1エリア
(関東)などから駆け付けた無線仲間たちも,これらの活動を支援しています.

 JP7YEPはWiRESネットワークにもRFリンクというカタチでつながっていますが,そ
の運用趣旨などを勘案し,詳しい情報は積極的には流していません.
 ところが,関係者からの情報によれば,このリンク局が接続されているルームにおい
てこれらの活動とは関係ないノード局からノイズが流れてくるなどの症状が発生
し困ることがあるそうです
.原因はノード局に使っているトランシーバの設定不備
によるものがほとんど
であると思われます.
 ワッチするだけという動機なら,トラブル防止のためHRI-100をパソコンから外して,
パソコンのスピーカでワッチするなどの工夫をお願いします.HRI-100をパソコンに
配線しなくても「聞くだけ」ならできますので.
ご理解とご協力のほどお願い申し上げます.

なお,JP7YEPの状況については6月19日発売のCQ Ham Radio誌の連載コラム
の記事として概要をまとめ入稿済です.多忙な現地スタッフに負担をかけてはと思
い,1エリアのスタッフに取材させていただきました.この場を借りて御礼申し上げま
す.


臨時レピータ開設情報

2011-04-08 09:51:11 | 日々の出来事

東日本大震災後の臨時レピータについては,以下のとおり2局開設され
運用されています.震災対応を意識して臨時に設置されたことは明らか
であるため,その趣旨を意識した利用が求められます.
以下,JARLの関連委員会向けの情報からの抜粋です.

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●JP7YEP
設置場所:岩手県一関市室根町
周波数 :FM 439.44MHz T 88.5Hz
運用開始:4月2日(臨機の措置による免許)
運用期間:概ね1か月とし、状況に応じて1か月ずつ延長予定。
 ※レピータ装置は、JARLで非常災害用に保有していたものです。
 ※現地の医療関係者(アマチュア無線家)から情報連絡に期待
  されています。
 ※当初、JR7VKの場所(福島県田村市)で開設を計画し、原発
  20km圏内からの避難ルートで運用する予定でしたが、JR7VK
  の439.74MHzが復旧したので一関に設置することになりました。

●JP1YKF
設置場所:茨城県那珂郡東海村
周波数 :FM 439.76MHz T 88.5Hz
運用開始:3月26日(臨機の措置による免許)
運用期間:概ね1か月間を予定。
 ※レピータ装置はJP6YDJからの予備機提供の申出によるものです。
 ※当初、停電や津波などで原発災害も心配され、開設しました。
  しかし、復旧が順調なので1か月で運用終了の見込みです。

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本件についての全般的な情報は以下に解りやすく掲載されております.
http://cacplan.jp/ja3lxj/tizueq-jititai.html

ツイッターやML,独自にメールで頂戴した情報からですが,
JP7YEPはWiRESでもおなじみの7K1NAQ他数名のかたがたの作業
によるもの.JP1YKFはEchoLinkでおなじみのIbaraki-netの皆様の
活動を通じて現地への設置に至ったものとうかがっています.

震災直後やその後の復興活動にレピータが威力を発揮するのは今ま
での震災で実証されています.今回はJARLの活動と無線機メーカー
の機材提供などで,ハードは整いつつあります.ただ,現地で実際に
オペレートできる人が少ないという情報もありますが,関係各位のご
対応・と努力には本当に頭がさがる想いです.

まだまだ余震もあり,対応は長期にわたるかと思いますが,これらの
活動も功を奏し,被災地の皆様が元気を取り戻せる日が一日も早く
到来することを願ってやみません.