第62回マスターズスイムフェスティバルの200m平泳ぎで大会新記録をたたきだし、みごとベストマスターズ賞を獲得した新田芽里さんです。
実はこの大会でねらっていたのは大会新記録ではなくなんと日本新記録。7月のジャパンマスターズであと3秒という悔しい思いをばねに12月に行われるこの試合までの4ヶ月間猛特訓し続けました。
とはいっても社会人でもある身分。限られた時間の中では、練習時間の確保そのものが難しい中、11月には勤務時間外の朝10時から11時2回、そしてお休みの日を練習にあてて手塚コーチの厳しくも愛ある練習内容をこなしました。試合前日には日本新記録と同タイムがでていたとのこと。
がしかし、試合当日ゴールタッチしたとき見た電光掲示板には2分49秒92!日本新記録まであと0.3秒の文字が・・・・
あー!
ほんとにー!
なんでー!
信じられない!
あと0・3秒だったのにー!
と思ったそうです。
まあこれには後日談があるのですが、実は日本新記録は9月に他の選手が更新していて、あと3秒があと5秒までになっていたそうです。それを知ったのが競技当日。しかも泳ぐ前。
どこかで「あと5秒は無理かなぁ」という気持ちが
「あと3秒も切れない泳ぎをしてしまったのかもしれません(笑)」と少々残念そうに語る新田コーチでした。
「来年は年齢区分もあがり、どの種目のタイムもハイレベルなので、タイムというより大会新をねらって楽しく参加していくつもりです」と。
3歳から大学生になるまで水泳を続け、社会人の今も楽しく泳いでいる新田コーチは自分の目標のもち方が上手な人だと思いました。今の自分にあった目標設定って以外と難しいものです。しかも楽しく泳ぎ続けるためにですから。うーん見習いたい!