先日、YNAC(屋久島野外活動総合センター)の小原さんのお声掛けのもと、写真家の大沢さん、ケータリング料理屋さんの羽田さんとで、昔の屋久杉伐採基地だった旧小杉谷集落へ行ってきました。
小杉谷は荒川登山口から縄文杉に向かうトロッコ道の途中にあり、大きな看板は目に着くものの、縄文杉・帰りのバスの時間もあるので、縄文杉登山をされるほとんどの方は通り過ぎてしまうと思います。
大正12年に屋久島国有林開発の拠点として開設され、屋久島の森と人を語るうえで欠かす事のできない集落で、最盛時の昭和30年代には人口500人以上が住んでいた屋久杉伐採の前線基地でした。
この集落の少し奥には、鹿児島刑務所(分室)の跡地があって、近くにはウイルソン株に匹敵するくらいの大きさの屋久杉切り株もあります。
かって、屋久島に刑務所あったんですね。びっくりです。
それにしても小原さんの博識といったら、すごいこと。
森・樹・苔・川・動物・歴史・文化など、屋久島の事ならほとんど全般なんでも知っているのではないかなと思います。
私の突飛な質問にも、ほとんどの場合、頭のよろしくない私にも分かるような説明で答えてくれます。
屋久島の場合、どうしても目的地に行くことやアクティビティを楽しむことがエコツアーの目的になってしまいますが、今回のような屋久島の文化・自然をテーマとしたアカデミック的なエコツアーも良いと思います。
初めての屋久島を訪れる場合は、まずは縄文杉・白谷雲水峡を選択するのが普通だと思いますが、こうした少し違った角度の屋久島に触れるエコツアーも『あり』ではないでしょうか。
【YNAC(屋久島野外活動総合センター)さん】
http://ynac.com/
屋久島で最初にエコツアーを始めた会社で、各ガイドさんさんの知識・経験に裏打ちされた説明・お話は、いつも感心するというか、満足しちゃうのです。
もちろん、ホスピタリティもバッチリです。
【写真家・大沢成二さん】
http://f32.jp/
こう言っては何ですが、屋久島の写真集はたくさんあるけれど、初めて自分で購入したいと思ったのが、昨年発売された大沢さんの写真集「屋久島」でした。
屋久島への想いが伝わってきます。