い~すと の 愚痴

ある鉄道会社で車掌をしている"い~すと"が語る愚痴

携帯電話ルール変更

2015年10月01日 16時17分44秒 | 鉄道員の愚痴
本日から首都圏をはじめ東日本関東甲信エリアの鉄道事業者で車内での携帯電話のルールが変わりました。
従来優先席付近では常に電源をお切りいただいてましたが、今日からは優先席付近では混雑時のみ電源をお切りいただくようになります。

これは携帯の世代交代などにより総務省指針が携帯電話とペースメーカーなどの植え込み型医療機器の離隔距離を15cm以上に改定したことを受けて今回の変更となりました。
また携帯電話が通話だけでなくメールやインターネットや緊急情報の受信など情報収集のツールとしても活用されるようになったことも理由です。

携帯電話のルールについては、一律で電源OFFや号車により電源OFFなど各社で取り組んでいましたが、首都圏では平成15年に優先席付近では電源OFFで統一しました。
すでに関西圏では昨年7月から同様の変更を行っております。関東圏は一歩遅れた形となりますが平成15と同様に事業者の枠を超えて統一した変更となったことは利用者にもわかりやすくていいですね。

このルールにおける混雑時とは、お客さまの身体が触れ合う程度です。
これは医療機器の装着している場所が人により異なり外見からは判断できず、医療機器を使用する方の中には携帯電話が近づくことに不安を感じている方もいることに配慮したためです。
混雑時という表現に曖昧さが残るかもしれませんが、お客さま同士が触れ合う程度ですので、あとはお客さまの判断に委ねざるをえません。

車内のステッカー表示やドア上のモニター表示も新しいルールのものに変更となりますが、今日から順次切り替わるそうです。しばらくは古い案内が残り、車内放送などで対応することになります。
今日からスタートした新ルールが早く浸透するとともに医療機器を使用する人もそうでない人もすべての利用者がより使いやすい車内環境になるといいですね。