サロン中央アジア

中央アジアの自然と人々

アラル海植林地への旅・シルダリアを渡る

2007-11-13 00:17:27 | 中央アジア日誌
 ノボカザリンスク市は人口4万人ほどもある都市であるが高層ビルはない。すべての建物は平屋で、市役所のみが2階建てである。バザール(市場)で飲料水や食料を買い、ロシア製のジープ(ワジック)でシルダリアの最河口域の村カラテレンに向かう。荒野沙漠に延びる自動車道は悪路である。ノボカザリンスクはシルダリアの右岸にあり、カラテレンは左岸にあるから一度は渡らなければならない。写真はシルダリアに架けられた浮き橋である。鉄製の小型ボートを固定した浮き橋がこの地の唯一の橋である。カラテレン村からノボカザリンスク市への唯一の公共交通機関であるバスとすれ違った。乗っているのはほとんどが老人で、街の病院や市場に行くのであろう。夕方には村に帰ってくる一日一便である。この辺りまで来るとシルダリアは川幅が数十メーターの川となる。上流では数百メーターの大河とおとなしい静かな流れとなって小アラル海への流れて行く。浮き橋を渡りカラテレンへと砂塵を巻き上げてジープは走る。

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