EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

 秋山兄弟生誕地 開館12年が経過 

2017年01月20日 | 伊予松山歴史散策

生家の概要は下記の通りです。

 1、 所在地  松山市歩行町二丁目3番地6

        公益財団法人 常盤同郷会「管理運営母体」

2、 敷地面積 829,74平方メートル(250,99坪)

3、 生家    造瓦葺平屋建 95,65平方メートル(28,93坪)

4、 武道場   木造瓦葺平屋建 183,13平方メートル(55,39坪)

寛永12年(1635)第3代将軍徳川家光は、伊勢国桑名藩主松平定行を伊予松山藩主として15万石で転封の命を下した。(松平定行は、徳川家康の異父同母の弟の子供)この時、秋山の祖は、今治藩士であった。

秋山は何故、伊予松山藩士となった詳細は不明です。

現在の生誕地に居住したのは、藩政末期の天保年間(約182年前)といわれています。

 好古が北豫中学校長時代に住んでいたのは、誕生当時の家に(4部屋と土間・台所の質素な家)若干手を加えただけのものだといわれています。当時の設計図は無く、秋山家の子孫の方から伝聞、特に好古が住んでいた当時度々訪問していた親戚の石井悦子さん(群馬県在住)や好古四女・米田治子さん(故人)から聞き取り調査及び当時の写真を参考にして建設しました。建物の位置は、銅像建設の為当時より北側に寄せて再建しています。

秋山兄弟生誕地が開館して1月19日で12年が過ぎます。

坂の上の雲の放映時と比べると来館者は減りましたが、それでも県内外から秋山兄弟を愛する皆さんはお越しになります。

特に何故か関東の方が多い様です。

平成15年当時、関東の方々からよく伺った言葉が、松山の方は正岡子規については、子規記念博物館を建設して顕彰しているのに、秋山好古・眞之の顕彰を何故しないのかとお叱りを受けたことがありました。

また、東京出身で、現在ドイツに在住されているご婦人が、平成17年1月18日、NHKの朝のニュース番組「おはよう日本」で松山の秋山兄弟生誕地の整備が完成し、19日から一般公開の事を知り、ドイツに帰る前にと思い、今朝の羽田発1便で松山に来て、松山空港からタクシーにのり「秋山兄弟生誕地」に行って下さいと告げると、なんと運転手は秋山兄弟生誕地の所在地を知らない・・松山の人は何をしているのですかと、酷く叱られた事を未だに鮮明に覚えている。・・このご婦人は「私は秋山好古さんの生き方に感銘している一人です。」と言われ東京に帰られた。

これからも秋山好古・眞之の顕彰に努めたいと思います。

秋山兄弟生誕地には、現在18名の研究員が奉仕活動で来館した方々をご案内しています。

12年前の秋山兄弟生誕地を画像で振り返ってみました。

秋山好古騎馬像。

好古は生前記念碑や銅像等々の建設はしないようにと告げて没した。

しかし輝かしい功績を後世に伝えようと、関係者が昭和12年道後公園に建設した。

昭和19年、大東亜戦争の金属供出により潰されました。今回の整備事業として復元しました。

秋山眞之の胸像。

大正14年9月30日、秋山眞之が海軍大学校の教官時代、教え子たちが醵金をしてイタリアの彫刻家に依頼し、制作されイタリアから送られて来た秋山眞之胸像の贈呈式が横浜で行われた。

眞之胸像は、秋山眞之の季子夫人に贈呈され、その後季子夫人は海軍に寄贈された。

大東亜戦争開戦前に海軍は、秋山邸に返還し、戦前、戦中は秋山邸で保管をし、戦後再び海上自衛隊に返した。現在は、東京都目黒の自衛隊幹部学校の4階に保管展示してある。

秋山生誕地の秋山眞之の胸像は、防衛庁(現、防衛省)の許可を得て複製したものである。

東京都目黒の自衛隊幹部学校の4階に保管展示してある「秋山眞之の胸像」。

室内用に制作されたので台座は木製で、秋山兄弟生誕地は屋外に設置するために台座は花崗岩にしました。

平成17年5月12日、自衛隊幹部学校の許可を得て撮影しました。

秋山宗家第10代、秋山哲兒氏の揮毫で、秋山兄弟生誕地入口に掲示してある。

一時期伊予鉄バスが運行していた「松山回遊ループバス」のバス乗り場であったが、数年前に廃止となった。

ご来館者の皆様にお知らせも12年前の事となった。

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」ロケが決定。

秋山眞之を演じる「本木雅弘さん」が平成19年10月11日来館されました。

本木さんは、礼儀正しく、言葉遣いが丁寧で、字が綺麗(書道7段)そして3年間「坂の上の雲」一筋であられた事にビックリでした。

本木さんは凄いお人です。

平成19年10月11日来館されました時に書かれた本木さんの書です。

平成20年2月12日、秋山兄弟生誕地で、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の番宣ロケを行った時の記念写真。

 

 

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