EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

第19回 SHFバンド愛好者の集い・松山 最終回

2013年10月20日 | 伊予松山歴史散策
平成7年9月30日から始まった表記の集会も今年で幕を閉じることとしました。
一時期は、北海道、東京、横浜、愛知、大阪、滋賀、神戸、岡山、広島、福岡、鹿児島、大分県各地から参加頂きマイクロ波帯のアマチュア無線活性化に一助を果たしてきました。
日本アマチュア無線連盟愛媛県初代支部長、JA5AH・松本純一氏は、四国ではマイクロ波帯を運用する局はいなのでなんとかしようと、平成4年9月5日、西日本地区初の5600MHz帯トランスバーター製作講習会を松山市でJARL愛媛県支部主催で開催、講師は横浜市のマキ電気社長、JH1UGF、槇岡寛幸氏の指導で行われた。
平成6年7月3日、全国初の10,1GHz帯のトランスバーター製作講習会を開催、平成7年1月8日、松山地区にマイクロ波帯の研究同好会「松山地区SHF研究会」が、代表JA5JSU、久山 出氏を中心に発足、呼び出し符号は、JH5ZHRであった。
平成7年1月13日から全国初となる「松山5,6GHzロールコール」を毎週金曜日にスタートさせた。
平成8年9月29日、JARL愛媛県支部主催で24GHz帯のトランスバーター製作講習会を全国トップを切って開催。平成10年10月25日、松山地区SHF研究会企画、JARL愛媛県支部主催で47GHz帯のトランスバーター製作講習を開催。同日、愛媛におけるマイクロ波帯のパイオニア達が延べ123局に達した。平成11年5月1日、日本アマチュア無線連盟(JARL)第41回通常総会が松山市県民文化会館で、道後総会として開催され、この時運用された、道後総会特別記念局、8J5DOG運用バンドにマイクロ波帯(2,4G・5,6G・10,1G・24G・47GHz)の記念運用を行った。特に47GHz運用は全国初であった。
平成12年10月には、75GHz帯のトランスバーター製作講習を開催してきた。そして製作講習会の前日に行ってきたのが、E/SHFバンド愛好者の集い・松山集会であった。この集会は、次なる製作講習会の準備手段となった話し合いの場であった。
また、平成13年6月24日、西日本初の5600MHzレピータを設置、コールサインは、JP5YCKを開設した。この局は、機器の劣化で平成21年7月14日廃局とした。
以上のようなマイクロ波帯の振興と活性化に寄与してきた松山集会も、激変する情報伝達社会の対応の波に耐え切れずアマチュア無線界との格差が大きくなった。
しかし集会活動は、閉幕するが、個々の局の無線通信伝播電波技術は、各地で今まで通り行い、通信機器の点検と通信技術を継続し災害時には、社会に少しでも貢献出来るよう日々切磋琢磨していかねばならない。

画像は、10月19日(土曜日)午後6時から松山市大街道「すし丸」で開催しました。
最後の松山集会です。

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