EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

松山市の路面電車 3 平面直角交差「ダイヤモンドクロス」&「架線」

2012年04月30日 | 伊予松山歴史散策
電車の運行に欠かせない施設に、線路(鉄道線路)の保守と架線(架空電車線方式)の維持が大切で、どちらが掛けても運行に支障を来たします。
標題の平面直角交差「ダイヤモンドクロス」も大切な施設であります。
ダイヤモンドクロスが現存するものは、ここ伊予鉄道の郊外電車「高浜線」と市内電車「大手町線」が直角にクロスする大手町だけであり、全国の鉄道マニアの注目の的で多くのマニア達は撮影に来ています。

註:もう一つ「ダイヤモンドクロス」があります。直角でなく斜めにクロスするもので、古町にあり、郊外電車、高浜線と市内電車城北線がクロスします。
 
ダイヤモンドクロスの保守が大変なのは、レールの維持管理よりも架線の保守が大変だそうです。
市内電車が直流DC600Vなのでこれと同じに郊外電車も同じVで電力供給しなければならない。(横河原線・郡中線郊外電車は、DC750V)だから市内電車と郊外電車(高浜線)はDC600V供給なので伊予鉄道は二つの変電所を持つ必要がある。
 
それから、もう一つ大変なのが架線の調整だそうです。
郊外電車は自動高度調整があるが、市内電車にはなく、そのつど手動で調整をしている。定期的には、6月と11月に調整するそうです。「夏の高温時になる季節と、寒くなる冬の時期に」


現存する郊外電車と市内電車が直角にクロスする「ダイヤモンドクロス」で大手町駅のすぐ近くに位置し、画像奥が松山城三之丸西堀端。


中中央の路線は市内電車道後温泉行き線路、左右の線路は郊外電車です。


上下の路線は市内電車道後温泉行き線路、左右の線路は郊外電車です。


「ダイヤモンドクロス」で大手町駅のすぐ近くに位置する。画像奥が松山市駅方向。




真上から見た「ダイヤモンドクロス」。


「ダイヤモンドクロス」を走行する郊外電車。


「ダイヤモンドクロス」上の架線状態でなかなか複雑である。左右が郊外電車、上下に見えるのが市内電車の架線。




クロスする架線を走行する市内電車。


古町駅構内にある斜め「ダイヤモンドクロス」。




古町駅構内の郊外電車と市内電車の架線状態・・ここは複雑ではない。
この路線の市内電車は単線だから。




古町駅構内を走行する市内電車の架線状態。
コメント
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