JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

OP-MB4000 修理

2024-09-23 | Weblog
ユピテル製 OP-MB4000 の修理です。

息子が使っている、ドライブレコーダーの調子が悪いとの事。
エンジンをスタートして数十秒で録画が切れてしまうらしい。
それは、本体が壊れたんじゃない?

が、しかし話をよく聞くと、エンジンを切っても
設定時間は延長して録画を続けるように、バッテリーを追加しているらしい。
なんじゃそりゃ?
便利なものがあるものですね。




私は新車の時には、助手席に鉛蓄電池を置いて、そこにコネクタを付けて
エンジンがかかっているときは、車のバッテリー側につなぎ、駐車中は鉛蓄電池から録画するように
手動で切り替えをしていました。
そのうちPICにプログラムを書いて、タイマーで切るようにしようと計画していましたが
完成する事無く、車が古くなってしまったので、その計画は中止となりました。HI

メーカーに修理料金を聞いたらしいのですが、結構な金額のようで、今まで使った1年半を考えると
新品を購入した方が良いと判断したようで、同じ物を購入したようです。
保証期間内に壊れれば、無料で直してもらえるのでしょうが
1年半で壊れられたのではねぇ。ちょっと壊れるの早いよなあ。
まあ「はずれ」を引いたと言う事で、あきらめてもらいましょう。


新しい電池が届いたので、捨ててくれとの事だったので遠慮なく分解。
最近の電子機器は、はめ込み式や接着してしまっていて、分解修理は考慮されて
いないものが多いのですが、これは割と簡単に分解できました。




バッテリーが寿命かと思いましたが、測定して見るとそんな事はありません。



安定化電源から電源を供給して、フロントパネルのランプの確認をします。
「電源供給ランプ」は点灯しますが、「電源チャージランプ」が点灯しません。
回路図も無いし、多分ワンチップマイコンで制御されていますので
なぜ「電源チャージランプ」が点灯せず、充電が開始されないかは分かりません。
考えられるのは
・バッテリーがつながっていないと判断している
・バッテリーがNGと判断されている
・過電流で危険と判断して充電が開始されない
など色々ありますが、分かりません。

基板に焦げた跡とか、部品がさく裂した後など異常がないか目視で確認します。






問題はなさそうなので、部品が静かに壊れたか。

無線機の修理で覚えた 「怪しい部分の再半田」を実施。
NGだったら、バッテリーだけ頂いて、あとは燃えないゴミだな。

が ビンゴ! で復活してしまいました。
息子は既に購入しているし、余ったので私の車に付けますかね。

あまりにもBLOGの更新をしないので、無線機の修理はしていないのか?
とツッコミが来そうです。
やるにはやっていますが、交信が忙しすぎてBLOGを書く時間がありません
2,3年は交信に没頭して、またコンディションが下がったら修理をして遊びます!






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今年は.....

2024-01-04 | Weblog
昨年から無線機の修理時間が極端に減っています。

・本業が忙しい
・QSOが忙しい
の2点が原因です。

本業は飯代を稼ぐためには仕方ないとして、QSOが忙しいって何?

サイクル25でコンディションが良いうちに、QSOして遊んでおかないと
コンディションが悪くなってQSOに目覚めても、QSO数は伸びませんので
無線機の修理はサイクル25が下火になって再開しましょうか。
と、言ってもボチボチは修理しているんですけど、QSOが忙しくて
BLOGを書く時間も無くて放置していたら、どこを直したんだっけと忘れてBLOGも
書かないと言うQSO三昧の毎日を過ごしています.....

BLOGを書く回数はコンディションに反比例するのです!




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オゾン発生器 修理 その2

2023-03-25 | Weblog
オゾン発生器 の修理の続きです。

明らかに不良であったトランジスタを交換したのに、まだオゾンが発生しないのはなぜ?
基板を眺めます。

ん?

この線がここに入って、基板に電源が入るんだが。
あ、基板に電源が入っていない。
あーー、やられた。ネオンランプと思っていた部品が、ヒューズだったと言うオチ。
見た目がネオンランプだったので、疑う事なくネオンランプと言う思い込みでした。
1円でも安く作らないといけないのに、こんな所に電気が来てますよなんて
サインのネオンランプなんて実装するわけはありませんよね。

やられた!

「ヒューズなら交換ね。」となりますが、じゃあ 何A のヒューズ?
刻印、印刷が無いのでさっぱり分かりません。
定格300Wとの事ですから、最低でも3A、突入を考えるとまあ5Aってとこですかね。
また仮組をして、おそるおそる電源を供給。
クランプメーターは、何と850mAを示しています。ゲゲ5Aのヒューズをはんだ付けしちゃた。



くっさーーーーー。
魚をさばいた時の内臓の臭いみたい。
オゾン発生パネルがみるみる青くなってきました。



あまりの臭さに、とっととパワーOFF。


ヒューズが大きすぎるので、2Aに交換したいのですが、何度も基板を起こしたり、窪みに押し込んだりしていると
高圧発生ユニットらしき部分が超固い樹脂で固められているので、電線が根本付近でポッキリ行くと一巻の終わりです。
そこで基板へ取り付けた5Aのヒューズは残して、外にヒューズホルダーを付けて2Aのヒューズを入れました。
これでダブルヒューズですから安心です。
これによって、従来はファンの故障ではヒューズが飛びませんでしたが、ファンも含めて全体を保護出来るので安心です。



あまりの臭さに、連続通電による耐久試験はしておりませんが、多分大丈夫でしょう。
耐久試験はそちらでお願いしますと言う事にして、返却いたしました。


無線機以外でも、色々なものを直さされます。
・まつげくるん
・電子レンジ
・テレビ
・CDラジカセ
・掃除機
・電動シャッターのリモコン
・TVのリモコン
・DVDレコーダー
ほかにも色々BLOGをさかのぼって行くとあります、あります。
次の謎の故障品は、何でしょうね!



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オゾン発生器 修理

2023-03-18 | Weblog
オゾン発生器 の修理です。

友人からの依頼で、ビール1ケースと共に届きました。
待て待て、まだ直ってないし、先に貢物を頂いても。
困ったぞ。

それに、送料をかけて、重いビールまで送っていたら、新品を購入した方が安いですよ!

とりあえず、状況確認を。
その前に、オゾン発生器と言う物の動作自体を知らないので、どうなったら正解かが分からないのです。
音がするのか、光るのか、臭いがするのか......



さっそく 「物知り」 のGoogle先生にお尋ねを。
すると、生魚の内臓を出した時のような臭いなんてのもありましたし
森林のような臭いってのもありました。
えーっ、生魚の臭いと森林の臭いじゃあ全然違うじゃん。
まあ、とにかく何か臭があると言うのと、イオン発生パネルらしき部分が
ブルーに光るというのが分かりました。

では、早速通電します。
スイッチONでファンが回りますが、
・臭い 無し
・イオン発生パネル 光らず

うーん、動作していないみたい。

銘板が無いので、定格がわかりません。スペックをGoogleで調べると、同じと思われる
画像の消費電力が300Wらしいので、クランプメーターを装着してパワーON。
あらら、ほとんど連流は流れず、FANだけの消費電流っぽい。


動作しないものは分解しかありませんが。オゾン発生器はかなりの高電圧を
オゾン発生パネルに供給しているみたいなので、たまった電荷が抜けてから作業をします。


基板を見た感じ、交流を直流に変えて、高い周波数で発振させて.....
フィードバックさせない版のスイッチング電源の高圧仕様かぁ。
なんてごそごそやっていると、トランジスタが放熱板に固定してあるのですが
ネジの締め付けがゆるゆるで締まってないじゃないですか。これじゃ放熱なんて期待できません。
外してトランジスタチェッカーで測定すると、内部ショートで壊れています。
もう1つも外して測定。同じように壊れています。



組み立て者が電源ON。よしよし動作OKとほんの2,3秒の検査で合格。
これくらいなら、トランジスタは壊れるくらい熱くはならないでしょうけど
放熱のきいていないトランジスタなんて、数分通電してりゃ壊れるでしょうね。
と、言う事で2個共フルモールドの同等品に交換。
放熱グリスをタップリ塗って、ネジの締め付けもグイグイとしっかり。
その周りのダイオードなどもチェックしますが、測定器でチェックする限りは問題無さそうです。

分解した時に、  おお怖っ!    と思ったのが、基板は固定されておらず
窪み部分に押し込んであるだけでした。まあ、パチンはなさそうでしたが
気持ちが悪いので、金属物である放熱板に高温に耐えるテープで保護しておきました。
粘着が弱くなったら、パランと剥がれてと言う心配もあるのですが、放熱板とケースで
テープを挟み込む構造ですので、テープを長めにしておきました。これで挟み込まれて
剥がれ落ちる事はないでしょう。



ここで仮組をして、直っているか確認をします。
パーーーーンと言って、部品が飛び散ったら怖いので、遠く離れて
クランプメーターで確認しながら延長コードで電源を投入。

パワーON



ブーーーーーーーン。ファンの音のみで、最初に測定した時の電流値と
変わりがありません。

おや?

この続きは、また次回。



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TS-940S Limited 修理 その2

2023-03-11 | Weblog
TS-940S Limited 修理の続きです。

やっと電源が入りました。
ファイナルユニットに電源を供給して、異常が無いか確認をする準備です。
AVR ユニットの電圧調整ボリュームを交換しておいたので、DC28.0Vに調整です。
しかし、20V付近からほとんど電圧が変化しません。
ボリューム交換で何かやってしまったのか?

いやいや、ダイオードがショートしていて、28Vの安定化回路がちゃんと動作して
いませんでしたので、壊れた部品を交換します。
これでやっとDC28Vが出てきました。

それでは、恐る恐る送信試験でもやるかと思いながら、フロントパネルに目をやると
LEDがボーっと薄暗く点灯しているのが見えます。
何、何?

あ、そうか。以前修理した時にフロントパネルの AT と言うLEDが、オートチューナーOFFの時に
ボーっと薄暗く点灯するのを確認していたのですが、修理依頼部分ではなかったので
修理していなかったのを思い出しました。
ATのLEDが点灯していても、オートチューナーが動作するわけではありません。
LEDだけの問題ですので、気にしなければ良いのでしょうが、OFFで点灯するのは
気に入らないので修理しておきましょうか。



この時、オートチューナーをONにすると明るく点灯
この時は、ちゃんとオートチューナーが動作します。



回路図を見ると、このLEDの制御は ATユニット で行われています。
どの回路が壊れているのか。
オートチューナーユニットを取り外して、ATユニットを測定します。



調べてみると、AVRユニット に逆戻り。
またAVRユニットか.....

DC21Vの安定化回路が故障していて、正常な電圧が出ていませんでした。
ファイナルユニットに行くDC28Vが異常だった時は、ここの電圧が下がっていましたので
LEDも消えていたのですが、DC28Vを修理して正常電圧となると、DC21Vが異常で
電圧が設計値から大きくはずれるので、LEDがボーっと点灯するのです。
なるほど、そう言う事かと納得したので、安定化回路を修理。
このDC21Vは他の回路にも供給されていますので、修理して正解でした!


消えました。



せっかく ATユニット を分解したのだから、チューナーを経由するか、経由しないかを
制御するリレーの接点をクリーニングしておきます。



ついでにオートチューナーのギヤにも注油します。



注油ついでに、電源の放熱用FANにも注油。



ついでにFANが低温から回るように、そして回転数が若干高くなるように抵抗値を変更しておきました。


確認すればするほど、あれこれと不具合箇所が発見されます。
先は長そうです......

この時代の無線機は、こうやって遊べますから良いですね。



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TS-940S Limited 修理

2023-03-04 | Weblog
TS-940S Limited の修理です。

この無線機は、以前こちらで修理した無線機です。
修理・返却後は運用を楽しまれていたようなのですが、先日電源スイッチを入れても
電源が入らなくなったそうです。
ある理由があって、重い無線機を所有するのが難しくなったので、私の持っている軽い無線機と
交換と言う事となりました。
もう一台、故障した無線機をお送りいただいたのですが、これもやはり電源が入りません。
1台だけなら、自然故障かなと思うのですが、2台となるとそんなに電源が入らない
のがたまたま重なるか?と疑ってしまいます。

落雷だったら、ケースを開けると焦げ臭かったり、部品が砕け散っていたりしますが
今回は2台共そういう事はありませんでした。
誘導雷なら、きれいに壊れている可能性もありますので、落雷品かもしれないというのを
頭に入れて作業を進めて行きます。

まず、ヒューズを見ると激しく飛び散っています。



そしてダイオードブリッジを確認すると、4素子のうち2素子がショートしています。
1素子が壊れているなら、自然故障かと思いますが、偶然2素子は壊れないだろうと
言う事で、ほぼ誘導雷確定です....

ダイオードブリッジを交換して、その周りの部品をテスターで確認して、異常が無さそうですので
高価な部品の乗っているファイナルユニットを切り離して電源を入れてみます。



ん?電源が入りません。
交換したヒューズを確認すると、また激しく飛び散っています。
え、なんで???????

回路図を広げて、一人作戦会議を開きます。

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーつ。

電源基板に電源スイッチからのコネクタが刺さっているはずが何も刺さっていません。
何も刺さっていないのにヒューズが飛ぶ????

あーーーーーーーーーっ。

そうです、電源スイッチのコネクタが違う所に刺さっています。
他も調べてみると、小さいトランスからのコネクタも違う所に刺さっています。
合計3つも違う所に刺さています。
同じ形をしたコネクタだからって、適当に刺しても動作しないばかりか
ますます被害を拡大してしまいます。

うっそー。
これはやばい!

何処からの電線をどこに間違えて刺してあったというのをメモします。
それらを調べて、何が壊れているかを調べないと恐ろしくて電源は入れられませんし
さらに不具合箇所を作ってしまう可能性がありますので、納得のゆくまで
回路図と にらめっこ して、壊れた部品を交換して行きます。



電源スイッチを入れても電源が入らないと言うのは聞いていますが
ケースをあけて自分で直そうとしたという話は聞いていません。
それならそうと教えて頂ければ、コネクタの確認をしてから電源を入れますが
聞いていないと、いちいち全てのコネクタが間違いなく元の所に刺さっているかなんて
調べはしませんからね。

壊された部品を交換して、やっと電源を入れられます。



やったぁ!入りました。

と、言ってもまだやっと電源が入っただけで、感度の確認、送信できるか
各種機能の確認など、やらないといけない事がたくさんあります。
何をどう触られているのかが分からなので、慎重に作業を
進めて行きます。

この続きは、また次回。



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R-5000 修理

2023-02-18 | Weblog
KENWOODの受信機 R-5000 の修理です。

昨年は半年間も何もご依頼が無かったのに、年末から年明けにかけて
連続3人からご依頼がありました。

このR-5000は修理を断られたそうで、メーカーなのかそれ以外の業者なのかは聞いておりませんが
そう言う訳あって私の所へ相談いただいたようです。
壊しても知りませんよ!



ご依頼内容は
・PLL不良(受信できず) 
・時折周波数の表示が消えて受信できなくなっていたが、電源入れ直しで復旧していた
 しかし、ついに電源入れ直しでも復旧しなくなった
との事。

回路図を見ると、良く壊れるTS-790の1200MHzユニットに使われているPLLのICが
2個も実装されているので、こいつだな!とR-5000が届くまで妄想修理をしておりました。



R-5000が届いたので、さっそく電源を入れて動作確認。





周波数表示が消えて、PLLのUNLOCK表示が出ておりましたので
4つあるPLLのICの状態を調査。
え、何か変。あれ、ICに電圧がかかっていないじゃないか。基板が動作していないので
当然PLLがLOCKするわけがありません。



基板を引っ張り出して調査。





分かりました。不具合箇所を処理して、はいLOCKしました。





オプションのVHFのコンバーターも入れられていますので、こちらも確認。
問題ありません。





SGを接続しようと、VHFのコネクタを見るとセンターピンが開いています。
ちゃんと接触するように修正しました。





パッと見た感じがTS-440なのですが、基板も流用ではなくちゃんと
R-5000専用にしっかり設計された物でした。
今まで見たことも触ったこともなかったので、てっきりTS-440の送信部を除いたものかな
程度にしか思っておりませんでした。



フロントパネルの機能も、受信に特化した物に変更されていますね。





調整後しばらく通電試験をして、問題が無ければ返却です。

まだBLOGに書いていないのがいっぱいあります。
FT-1021Xの続きはどうなった?って言われそうですがコンディションが良くて、交信が忙しいので
BLOGまで手が回らないのです。

1日24時間じゃ足りません.....






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IC-706MK2GS 修理

2023-01-08 | Weblog
IC-706MK2GS の修理です。
ん、修理? 修理と言えば修理ですが、はっきり言うとLCDの偏光板の交換です。


届いた無線機を確認すると


なるほど、これじゃVFOをグルグル回して周波数の変化を見ながら運用しているとイライラしますね。
交換は良いのですが、あの匂いは嫌です。
自分で修理された方は、「あー、あれね」とうなずいていただけると思います。

でもこの機種の匂いはまだ軽い方でした。以前やった某社のデジタルオシロスコープの匂いは
強烈で、この10倍は臭かったですから。本当に毒ガスかと思いましたよ。

で、いつものように集中するとカメラの事はすっかり忘れで、途中の工程の画像が一切ありません。


いきなり仕上がった画像。


半田ごてやオシロスコープのプローブを持つ修理は達成感がありますが
接着剤を剥がすと言う、ただひたすらそれだけに熱中する作業は
達成感が今一つです。

さあ、次だ!





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2023年

2023-01-07 | Weblog
今頃になって
「本年もよろしくお願い致します」


HFハイバンドのコンディションが良くて運用時間が増える一方で
無線機を分解してつつき回す時間が減少しているので
BLOGのネタが無くて。

xxとxxMHzで交信できましたなんて書いても
「テメーの交信した記録なんてどうでもよいんだよ」
といわれるだけでしょうし.....

昨年は修理のご依頼は4件か5件だったと記憶しています。
古い無線機を修理して使わなくても、10万ちょい出せばスコープ付でおまけに
1年保証も付いた最新の無線機が買える時代ですので、またいつ壊れるかわからない
古い無線機にお金をかけて直そうという御人は減りつつあります。
おかげで運用の合間の時間は、自分の無線機の修理に没頭できました。
自分の無線機なんて、急いで直さなくてもよいので自然とゆっくりモードに入る訳で。
特にFT-1021Xなんて4か月もかかりました。おかげで目をつむっていても
基板が外せるようになりましたよ。嘘、嘘

ってな訳で、今年もボチボチしか更新しないBLOGですが1か月に一度ほど
訪れて見て頂ければ、きっと1つぐらいは新しネタが上がっていると思いますので
よろしくお願い致します。

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TS-440V 修理

2022-12-17 | Weblog
TS-440V の修理です。

半年以上誰からも修理依頼がありませんでしたので、久しぶりの依頼品の修理です。
HFのハイバンドのコンディションが上がって来ていますので、運用に割く時間が多くなり
盆前に購入したFT-1021Xもまだ調整が残っていますので、誰からの依頼も無い方がFBでした!

久しぶりの依頼品ですので、壊す事の無いように慎重に進めて行きたいと思います。

ご依頼内容は
「受信部に不具合があって、メーカーに問い合わせたら修理・調整をしてくれて動作良好だったが
 先日突然送信出来なくなった。オートアンテナチューナーをONにするとCWのランプは点灯するが、パワーが
 全く出ていない。」
と言う物です。
なぜもう一度メーカーに修理依頼しないのか?という疑問はありましたが、そこはお聞きしませんでした。
素人のお前に任せてみるよと言うオーナーさん、太っ腹ですね。壊すかもしれませんよ。

ここまで知らせていただくと、症状を把握するには十分です。
しかし現物を見てみないと、ファイナルのトランジスタがぶっ飛んでいるのか
RFユニットの不具合なのか、IFユニットの不具合かまでは分かりません。
何度も書きますが、ファイナルのトランジスタの不良であった場合、某国でトランジスタの
型式を削って、人気のあるトランジスタの型式を印刷するという荒業で仕上げた
偽物が流通している現在では、本物を入手するのは宝くじを当てるようなもの
ですから、部品の入手が出来ないので修理不可ですとお返しするしかありません。

さっそくお送り頂く事となりましたが、そこにはうれしい一言が。
「修理が不可能なら、修理の部品取りとしてお使いください。」と。
私は、もう1年ちょっとで還暦ですから、修理をして遊ぶというのも
あと10年前後でしょう。老眼が進行すれば、はんだ付けが怪しくなるので
毎日運用して遊ぶしかなくなると予想しております。その前に
それまで元気で生きているかですけど.....

部品取りばかり溜まっても、半年に1台のご依頼と、たまに購入する自分の技術試しで買う
動作不良の無線機の修理では、せっかく頂いた部品取り用の無線機を活用できないでしょうから
どうにか頂く事の無いように修理を完了させて返却する必要があります!

届いた無線機を早速通電試験です。
届いた状態では
・受信は正常
・3.5MHzから10MHzまでは10W程度出ている。
・14MHz以上は周波数が高くなるにしたがってパワーが下がり
 28MHzではほとんど0W
・1.8MHzは0W

確認
・ファイナルユニットの不良かその前かを切り分けるためにRFユニット出口で測定。
 RFユニット出口では、すでに出力が低かった。よってパワーアンプは生きている可能性が大。
・各部を測定すると、IFからの信号が既に減衰しているのを確認。
・IFユニットを追いかけて電線の束をごそごそしているとパワーが復活。よって半田不良の疑い。

処置
 IFユニットをひっくり返し、半田クラックを探しましたが、目視(ルペーで)ではこれと言った半田クラックは
 確認できなかったため、送信回路の半田の怪しい半田部分を片っ端から再半田しました。
 さらに、コネクタ部分の再半田を行いました。





 ここでもう一度動作確認。うん、よしよしちゃんと全バンド、パワーが正常に戻っている


 念のため、RFユニットも同じように処置をしました。





処置後、1週間通電試験を行いましたが、全バンドパワー低下は起こりませんでしたし
オートチューナーも快適の動作しております。
しかし、この部分の半田不良ですと言うのではなく、怪しい部分の処置ですから
もしかしたら的外れで、たまたま良くなっているだけかもしれませんので
電線をゆすったり、引っ張ったり、無線機に振動を与えたりを1週間繰り返しました。


数か月前にメーカーさんで調整されておりますので、下手に手を出すのはやめておきました。
メーカーさんの修理報告書には「出力約12W」と記載されておりますが、私のパワー計ではいずれも10W程度でした。
メーカーさんの測定器は校正されているはずですが、私のパワー計は購入してそのままですからね。





無線機のPOメーターは写真では10Wに見えますが、斜めから撮影しましたので、正面からの画像を。
約12Wと読めます。





パワー計のエレメントは50Wですから、約10Wを示しています。
BIRD43のスペックは誤差はフルスケールの±5%ですから、10Wを正確に測定するには無理があります。





メーカーさんで、出力を確認されて、POメーターも調整されていて12W程度振れていますので、
次からも私の測定器で10Wに調整しておけば、12W程度出ているはずですから、皆さん大好きな
1Wでも多くのご希望に答えられます。HI


明日の夜まで試験して、異常がなければ返却したいと思います。





部品取りにならなくて良かった!!!!

さあ、次だ。



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FT-1021X 修理

2022-10-15 | Weblog
FT-1021X の修理です。

前回のBLOGの書き込みが7月23日ですので、約3か月修理で盛り上がっていたのです。
何度もBLOGに書いている通り、修理で盛り上がると写真は撮らないし、BLOGの更新もしないのです.....
ひたすら一人作戦会議なのです!
今日現在、まだ完全には直っていません。受信が正常に出来るようになっただけで
送信部にも異常が見つかっています。


前置きはこの辺にして、いよいよ本題に。

このFT-1021Xは、お盆休みの暇つぶしにと無線機屋さんの中古コーナーに出ていた
ジャンク品を購入したものです。
「表示が点滅して送受不可です。音も出ません。」
と言う事でしたのでこれは面白そう、お盆休みをフルに使えば修理が終わって調整も出来るなと
勝手に修理予定を頭に描き、思わず購入してしまいましたが、現実はそんなに甘くない物でした。
途中、もう部品取り用に回してしまおうかとも思いましたが、それでは技術屋としては
面白くないので、どこが悪いのでここであきらめると言う明確な答えを出してからあきらめようと
意地になって不良個所の特定に励みました。

まずは届いた無線機の動作確認ですが、いつもの事ながらいきなり電源を入れるのは危険ですので
まずはケースを外してすぐに分かる改造箇所は無いか、外れた部品は無いかなど目視で確認をします。
早速、目に飛び込んできたのは、SUB側の基板に行くアンテナからの来る信号コネクタが外されています。
「表示が点滅して送受不可です。音出も出ません。」との故障個所の文章でしたが
この分だとSUB側の基板も動作していないと思います。
じゃないと動作するSUB側の受信機能を殺してしまう意味がありません。
違う無線機で送信して隣のアンテナにつないであったこの無線機の初段辺りを
焼いたのか?なんて想像してしまいます。
SUB側が故障して、修理をしようと思ったが修理できなかったので
それなら外しておけとコネクタを外して運用していたけど、メイン側も故障してしまい
メーカーに相談したら修理してくれなかったか、修理してくれても見積もりを取ったら高額だったので
諦めたと言うのが私の推測です。

ここでようやくパワーON。
周波数表示が点滅しています。それと同時に何やらリレーのカッチカッチと言う表示の点滅に同期した音がします。
この時に、PLLのUNLOCKだなと気づけばよかったのですが、リレーのカッチカッチにだまされてしまいました。
これが初日の修理時間を3時間も奪われようとは.....
他の機種でPLLのUNLOCKは何度も経験していますが、それはULとCWのビープで知らせてくれたり
表示の点滅やドット表示で知らせてくれるものであり、リレーが表示の点滅と共にカッチカッチなんてのはありませんでした。
そこで勘違いしたのはUNLOCKでは無くて、CPUが立ち上がってはリセットされ、また立ち上がってはリセットされと
その繰り返しをするからではないだろうかと思ってしまったのです。
それだったら、表示の点滅に同期してリレーがON/OFFすると言う動作になりますからね。
そこでCPU基板の測定を3時間にわたってやってしまったのです。
いや、異常なさそうだと思った次の瞬間、そうだったFT-1021Xにはソフトウエアのバージョンを表示する機能が
あったんだと言うのを思い出しました。遅いよ!
それを表示させる間にリセットがかかってしまうなら、リセットがらみのトラブルだぞと考えたわけです。
やってみると、色々な表示が出て、バージョンを表示、そしてしばらくすると通常の動作に移ります。
そしてまた表示の点滅とリレーのカッチカッチが始まりました。
そんなに長い時間リセット待ってくれるわけはありません。これはリセットがらみのトラブルではないと言うのが
証明されました。
なーんだ、3時間損しちゃった。

じゃあ何?測定して行くとPLLのUNLOCKです。あーあやられちゃった。
リレーにだまされてしまいました。
PLLのUNLOCKなんて簡単と思ったのですが、これが地獄の入り口であった話は次回に。




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IC-820D コンデンサ交換

2022-07-23 | Weblog
IC-820D の部品交換です。

先日、保有するIC-820D 2台の内、1台の表面実装の電解コンデンサを
全て交換しましたが、もう1台も漏れた電解液でパターンが腐食してしまう前にと
交換をしました。

文章にすると、「全て交換しました」の一行ですが、これが地獄の作業と
言うか忍耐の作業と言うか、もうやりたくない作業です......
何しろ面白くないってのが正直なところ。
外しては漏れた電解液をクリーニング、そして新品を半田付けするを
繰り返すこと200回弱。

何か壊れていて、それを探すのだったら回路図とにらめっこしながら
あーでもない、こーでもないと頭の体操になりますが、ひたすら
外す、清掃、取り付けるの繰り返しですからねぇ。

交換後のメインユニット



メインユニットはまだ良いとして、PLLユニットなんて本当に大変。
1台目のBLOG参照
https://blog.goo.ne.jp/jr4gpa/e/fbf12b3d34234dd30d15de07deafe8b4

シールドボックスが邪魔になって。半田ごてが入りませんので、まずそれらを
外して、部品交換そしてまた外しておいたシールドボックスを元に。
もう、どんなにおもしろそうな壊れたIC-820が出て来ても購入しないと
心に誓った一日でした!

最後にフロントパネルのつまみ類をクリーニング (2台分)


さて、最後に通電試験をしますか。
ハンダブリッジ、半田不良などで動作しないなんて オチ は無いだろうなあ。

今回は、楽しく遊べました とは絶対に言いません。
苦痛な修行でした......





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TS-850D 修理 最終

2022-07-02 | Weblog
TS-850D の修理の続きです。

全バンド 25Wの TS-850D を 50Wにして欲しいとの事。
このTS-850Dのファイナルの構成は、TS-850Sと同一ですので
25Wに抑え込んでいる部分の回路を50Wで抑え込むようにすれば
良いのです。

手持ちの回路には、V D S 各モデルの部品実装の違いが
表にしてあるのですが、今回の無線機の回路とは違っていました。
WEBで調べてみると、TS-850S では、28MHzが最初から100Wの
タイプと旧最大パワーの50Wタイプがあったようで、回路も当然変更されているので
もう一つ違った回路図が存在するはずです。
このTS-850Dはそのもう一つの回路の方で製造されているようです。

手元のTS-850Dに適合する回路図が無いので、持っている回路図を頼りに
部品変更をしてみます。
改造して、送信して見るとそれらしいパワーになっておりましたので
内部ボリュームを調整して全バンド50W前後になるように調整しました。

送信してすぐに気付いたのですが、送信するとファイナルユニットを冷やす為の
FANが回転を始めるはずなのですが
「チーーーーーーー」
と言うだけで回転しません。
手で補助してやると、力なく ゆるり ゆるり と回転しますが、とても
冷却できるような風を送る事は出来ません。


犯人はこのFANです。



最大パワー100Wを冷やす能力で設計されているはずですので、パワー半分の50Wで
放出される熱を冷やせば良いよう、手持ちのFANの中から選んで交換しました。
同一品は製造中止ですし、同じものが入手できたとしても、そのうち同じように壊れるはずです....
交換後、
・基準周波数
・PLLロックレンジ調整
・PLLレベル調整
・感度調整
・Sメーター振れ
他、多数調整して通電試験を行いました。

その後、不具合も無く問題なしと判断しましたので、返却いたしました。







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TS-850D 修理

2022-06-18 | Weblog
TS-850D の修理です。

何か月も修理して欲しいと言うご依頼は無かったのですが、
先日、久しぶりにご依頼のあったFT-900に続いて、今月2台目のご依頼です。
FT-900を返却したあとは、修理デスクが空きましたので自分の無線機をバラバラにして
メンテナンスしていたのですが、再び片付けてすぐに修理が出来るよう準備をしました。

TS-850S の100W機と言うのは多く販売された機種ですが、TS-850Dは25W機と言う
昔、3アマの最大パワーが25Wになった時に販売されていたモデルで、今となっては中途半端な出力です。
あまり中古市場でも見かけない機種ですね。
と、言ってもファイナルは100W機と同じ構成で、出力を絞るようにハードで調整範囲を制限しているだけ
それを100Wや50W仕様に変更すればパワーアップが可能です。
25Wとして使うには余裕の塊で、50Wにしても余裕のある運用が出来ます。
フロントパネルの型式の印刷部分のTS-850Dと言うのがレアですね。

ご相談内容は、保管されていた無線機に電源を投入して見たら、不具合が発見されたと言う物。
ご依頼内容は
・受信音が極端に小さく、大きくならないので修理して欲しい (受信自体は出来ている模様)
・キャリアユニットの電解コンデンサに液漏れ跡が多数あるので対処してほしい
・出力を50Wにパワーアップしてほしい
と、言う事です。

この機種は、基板間をFFC(フォレキシブルフラットケーブル)で接続されており
何度も抜き差しすると、ケーブルの補強版が剝がれてしまうか、基板側のコネクタが
破損する可能性があるので、TS-940などの様に何度も基板を外してなんて
作業は遠慮したい所です。
ご依頼内容が部品交換だけで、そこまで何度も基板をひっくり返して
信号を追いかけるような作業ではなさそうでしたので、お受けしました。

電源を入れて動作確認したい所ですが、電解コンデンサの液漏れは目視で確認できるレベルですので
通電はまずこれの対処をしてからとしましょう。
受信音が小さいとの事ですので、お決まりに電解コンデンサを外します。


成大に漏れてますね....



基板を洗浄して電解液を流します。テスターで測定すると、パターン切れはしていませんでしたが
念のため、電線でジャンパーしておきました。


せっかく基板を取り出したので、半田クラックが起きやすい外部スピーカー端子の
再半田もしておきました。



基板を外す時、元に戻す作業でコネコネクタってどこ挿すんだっけ?ってなったらいけませんから
しっかり確認をするのですが、この機種は、同軸ケーブルのコネクタに色分けしてリングが挿入してあるので
赤がシルク印刷のRED、緑がGRNよしよし、次は黒 えーーーーーーーーーーーーっ


基板のシルク印刷がBLACKではなくBRACK、スペル間違えちゃったってヤツですね。



BRACKを物知りのGooleさんで調べると、どこかの辞書がヒットして 乾燥フルーツ入りケーキ だそうで。
修理の間に楽しませてくれるネタでした!


次はキャリアユニットの電解コンデンサの交換です。


中央の電解コンデンサの右に液だまりが見えます。ヤバイヤバイ



11個の電解コンデンサを交換 & 基板洗浄をします(交換前の画像)



基板を元に戻して電源を投入。
スピーカーからしっかりと音が出ていますので、SGから信号を入れて
DDSの動作を確認します。感度、復調音に問題はありません。
次に、パワー計とダミーロードを繋いでモニター受信機で送信音の確認です。
パワーは各バンド25W前後出ていて問題ありません。
送信音も良さそうですので、DDSも問題なさそうです。

長くなったので、最後のご依頼部分の50Wにパワーアップと調整、返却までは
次回のBLOGで。

自分の無線機は、壊したら部品取りなんて気楽に出来ますが、ご依頼品は
緊張しますね。

あー疲れた。









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IC-R71 修理

2022-06-12 | Weblog
IC-R71 の修理です。

「モードによって受信できない」と言う動作不良の受信機を購入。
あれだけ片付けろ命令が出ているのに、買ってどうする。
いやー、壊れていますと言われると、どこが、どこが、知りたいよなーって
ついつい購入してしまう悪い癖が出ます。
別冊CQ ham radio QEX Japan No.43nに書かれている
世界のアマチュア無線家事情 ブラジル・ハム仲間のゴミ屋敷
には勝てませんが!(CQ出版社の回し者ではありませんが、見たらびっくり)

電源を入れて動作確認をすると、AMは受信出来るようですが、CW,LSB,SSBでは
メーターは振れて、何か音は出ていますが、全モードAMで受信しているような音です。
BFOがうまく動作していないようで、回路図を見ながら測定器で追いかけます。



程なく不良部品を見つけましたので交換。
うーん、あんまりおもしろくない修理でしたね.....
受信機はいつもの無線機と比べて、ボリュームが半分ですので
割と簡単に直せます。


メーターのバックライトが消えています。



当時は電球を点灯してバックライトとしておりましたので寿命が短かったですね。
同じ電球に交換すると、長時間受信しているとまた切れますのでLED化します。
しかし、問題はこの機種にはDIMMERスイッチがあります。
DIMMMER ONで周波数などの表示部が暗くなり、メーターのバックライトも
一緒に暗くなります。
電球と違って、LEDにかかる電圧を少々下げても暗くはなりません。
データシートの電流ー照度の曲線を見ればわかると思います。
そこで、DIM回路をチョイと変更して、DIMでLEDも暗くなるような回路に
変更しました。
写真では分かりにくいのですが


DIMMMER OFF



DIMMMER ON



最後にサービスマニュアルに従って、各部調整。
文章にすると、たった一行ですが、測定器を多数ONにして受信機と共に
安定するよう温まって安定するまで通電して、それから調整開始。


調整途中にキャリアとノッチのトリマが接触不良で安定していないので新品に交換。



サービスマニュアルの最後ページがの終わるまでに結構な時間がかかりました。
海外の短波放送をWIDEに切り替えて聞くと、良い音ですねぇ。
小学生の頃、こんな受信機を持っていたら、どんなに楽しかったでしょう。
当時はラジカセの3バンドド受信機(MW,FM,SW)で周波数なんて
6(MHz)とか9とかしか書いていないので、例えばBCLの本に6.285MHz
なんて書いてあったら、6よりちょっと上で、この辺かな?これか?
?いや、日本語じゃないから違う、もうちょい上か?なんてやっていましたが
IC-R71は直読ですからね。
時代は進歩したもんだ!

そんな事は置いておいて、SSBやCWも受信して見ますが問題はありません。
いっちょ上がり。



楽しく遊べました。
次だーーーーー!








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