3.5MHzの受信向上のため12mのアンテナワイヤーを17mの同軸ケーブル(3C)に張り替えダブルバズーカもどきにしてみました。
敷地の関係から、2箇所でガイシを使って折り曲げて張らなければならず、若干効率は悪くなるものと思いますが、こればかりはどうしょうもありません。
ついでにアース10本(ラジアル)もすべて4mに切りそろえました。
ワイヤー長を延長した結果としては、3.5MHzはバンド内すべてSWR1.3以下になり、受信感度もS2~3程アップしました。
そのかわり、7MHzのSWRが少し悪くなってしまいましたが、ワイヤー長が長くなったせいか少し受信感度が上がったような気がします。
14MHz以上のハイバンドもすべてチューニングがとれましたが、どうゆう訳か今回も10MHzだけがでした。
3.5MHzの飛びは比較していませんのでわかりませんが、7MHzは少し飛びが良くなったような気がします。
確認のため7MHzで国内のそこそこのパイルに参加してみました。気のせいかも知れませんが、コールバックが少し早くなったような気がします。
また、ループアンテナの時は、S5以下の局はコールしてもだったのですが、ロングワイヤーにしてからは、弱い局ともQSOできるようになり、たいへんFBです。
AH-4を購入してからいろいろと実験したところ、予想通りハイバンドの場合はループアンテナや短いエレメントでもOkでしたが、ローバンドはある程度エレメントの長さが無いとストレスが溜まるという事を実感しました。しかし10m以上のワイヤーを張れればAH-4等の機器を使って7MHzと14MHz以上のハイバンドは50W以上の送信出力であれば、CW、SSB共に充分楽しめます。
ローバンドをストレス無く楽しむのであれば、ワイヤーを折り曲げてもできるだけ長く張るようにした方がFBです。
よく言われているように、ATUは魔法の箱ではありませんが、正規なアンテナそのものと接地(アース等)を理解し間違ったセッティングをしなければ、フルサイズのダイポールと同様の性能を発揮してくれます。少なくとも極端に短縮されたアンテナやモービルホイップよりは、数段上であることは間違いありません。