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インド旅行 9月21日 ブッダ・ガヤ滞在 前正覚山へ

2011年11月10日 | インド旅行
                                       前正覚山

夜中、奥の部屋で、木の様なものでドアを叩く音がした。
大麻でもして錯乱状態で暴れているのか? うるさいな!と思いながら寝てしまった。
また、ドアを叩く音がして、近付いて来る。
私のドアも叩かれ、通り過ぎて行った。すべてのドアを叩いている様だ。
静かになった。

6時に起きた。
大菩提寺(マハーボディー寺院)に行く為、6時30分に部屋を出ると、廊下にシーツが出されていた。
私の部屋以外は、ドア前にシーツがあった。
他の部屋を覗いて見ると、広い部屋が多かった。

7時前に大菩提寺に着いた。

 大菩提寺
 
 人は少なかった。
 静かにゆっくりしたいと場所を探したが、良い場所は僧侶が瞑想や座禅をしていて、見付からなかった。

 菩提樹
 
 韓国人団体が30分ほど座って参拝していた。

 菩提樹内の金剛座
 
 ブッダが座して悟りを開いたところに金剛座が置かれている。

 チベット仏教徒の生活の場
 
 菩提樹脇で歩かない五体投地をするチベット仏教徒が生活している。

1時間ほど居て、大菩提寺を後にした。
途中、小さな食堂に入った、テーブルが屋外に並んでいた。
ブラック・コーヒー&トースト、目玉焼きを頼んだ。Rs55(100円)
衛生的に不安であったが、火を通しているので大丈夫だろう、テーブルに常設しているナイフ&フォークはペットボトルの水で洗った。目玉焼きは両面焼いてもらった。

列車予約センターに行った。
ガヤ駅からバラナシ駅までの列車のチケットを買うためだ。
昨日は見付からなかったが、大通りから見れば窓口が見えた。
入口は大通りには無く、通り側にあった。
窓口が1つしかなく、窓口前に5m×5mのコンクリート床があるだけの小さなチケット売場であった。
3人が窓口にへばり付いている。後から窓口に「予約フォーム」と叫ぶと少しいて予約フォームが回ってきた。
予約フォームは、1度コルカタで記入した経験があるので、戸惑う事無く書けた。
3人の後ろに並んだ。2人が横入りして10枚ほどのチケットを受取った。2人は旅行業者の様だ。
前にいるにいちゃんが予約フォームを持った手を窓口に突っ込めと言ってくれた。
間もなく、私の予約フォームを受取ってくれた。
3人が前を空けてくれ、格子戸のある窓口から覗いた。
私の希望列車は、6日後の27日まで満席だと言われた。
第2希望の列車No.を言うと、コンピューター端末で調べ、ウェーティングリスト2番と言われてしまた。
困っていると23日の列車No.12801でバナラシの1つ手前のムガル・サライ駅なら空席があるとの事でOKした。
予約フォームを確定内容に修正をしなければならず、ムガル・サライのスペルが分からない、みんながスペルを合唱、言ってくれて記入した。
23日ガヤ駅14時5分発、ムガル・サライ駅17時10分着チケットをgetした。Rs333(590円)であった。

考古学博物館に行った。
門を入ってもチケット売り場がない、売場を通り過ぎして様だ、手前にチケット売り場があった。入場料Rs20(40円)。
小さな博物館で30分も掛からず見終わってしまう。
大菩提寺にあった紀元前1世紀ごろの欄楯(らんじゅん)が目を引いた。
1部屋を占拠する様に紀元前1世紀の欄楯で囲い、所々に小さな鳥居の様なものが立っていた。
欄楯とは、装飾をほどこした囲い(垣)とある。
 欄楯 (大菩提寺の菩提樹前)
 

考古学博物館の庭で小説を読んだ。
私の宿泊している部屋は、寝るだけなら良いが・・・・!
庭のベンチに座ると小雨が降って来た。大きな樹の下に移って小説を読んだ。小雨はすぐに止んだ。
インドに来て1週間になるが天気が悪い、晴天は1度もない、雨、曇り、曇り時々晴れである。9月末まで雨季である。

1時間ほど本を読み、宿泊施設に戻った。
ロビーに客引きCが日本人2人とソファーに座っていた。
関わりたくなかったので手を振って通り過ぎた。
客引きAが前正覚山への出発時間14時を確認してきた。

13時過ぎ、ロビーに行くとバイクの運ちゃんが寝ていた。
運ちゃんを起こすと、食事はしたのかと聞かれ、まだだがいらない。
コーラーでも飲んで出発しようかと言うと、OKとの事。
ブッダ・ガヤの外周を回り込む様に走り、ナイランジャラー川に出た。
川向こうに2つこぶの山が見える、それが前正覚山だろう。
川沿いにガヤ方面に向う。
バイクは、ゆっくり走り安全運転であるが、時々携帯電話を運転しながら使うので不安全、私が前方を見る羽目になる。
ナイランジャラー川に掛かる橋を渡った。
この辺りでは、2つこぶの山に見えた前正覚山が、人が寝ている様に長く見えた。高くは無いが独立峰だ。
橋の前後辺りは、車が多くなっていた、ガヤに近いのだろう。
水田の中の舗装道路を走っていたバイクが、あぜ道、いや農道に入って行った。バスも走るそうだ。

前正覚山の麓に着いた。バイクであれば途中まで上がれると言うのが運ちゃんのバイクの売り込みであった。
 前正覚山
 
 ブッダが悟りを開く前、6年にも及ぶ苦行を行なったのが、この前正覚山である。

バイクを降りて登った、急な坂道であったが白い建物を目指してゆっくとを歩いた。
 

断食の苦行をしていた小さな洞窟があった。
下右写真の人が集まっているところに人1人が入れる小さな入り口がある。
  
 骨と皮ばかりの痩せた姿になるが悟りを得る事が出来なかった。

 前正覚山からの眺め
 

バイクで来た道を戻った。
ナイランジャラー川越しに前正覚山の白い建物が見えた。近いのだ。
ブッダ・ガヤの外れにある橋を渡り、セーナー村に行った。
悟りを開く前のブッダは厳しい苦行だけでは悟りを得ることが出来ないと前正覚山を下山して、ここセーナー村へ来る。村の娘スジャーターから乳粥供養を受け、やせ衰えていたブッダは心身ともに回復した。そしてブッダ・ガヤの菩提樹に向かい、やがて悟りを得たそうだ。
村近くのバンヤン・ツリーの下にスジャーター寺があった。
 スジャーター寺
 
 スジャーターから乳粥供養を受けるブッダの像がある。

スジャーター寺を後にして、ナイランジャラー川に掛かる橋を渡ってブッダ・ガヤに戻るものと思っていたら、渡らずに更に北へ向った。
畑の中にカジュマルの巨木があった。
子供2人が子牛を散歩されていた。
 ガジュマルの巨木
 

ブッダ・ガヤに戻り、昨日行ったホテル・ルンビニのレストランに向った。
まだ、16時30分であったが昼食を抜いていたので早い夕食にした。
ビール大、焼きそば、ミックスカレーを頼んだ。
料理が出てくるまでバイクの運ちゃんとビールを飲んだ。
運ちゃんは、明日、ラージギルに行かないかと誘ってきた。
車で片道2時間、Rs2,000(3,500円)との事。

インド旅行の当初計画は、「四大仏跡」、「仏教の聖地を巡る」に行く積りであった。ラージギルも「仏教の聖地を巡る」に入っており、訪問する予定でいた。
しかし、ブッダの生誕地ルンビニがネパールにあり、旅程がインド→ネパール→インドとなる。
この場合、インド入国に数次観光ビザが必要であるが取れなかった。
ネパールに行けない為、インド旅行のテーマを世界遺産に変えた。

明日の予定は何も無いが、ラージギルに行く気にならず断わった。
ビールを追加して2人で飲んだ。
焼きそば、ミックスカレーが出てきた頃には運ちゃんはいなくなっていた。
食事が終わり、Rs460(810円)支払って出口を出るとインド人家族が待っていた。
レストランは、私だけで他のテーブルはガラガラであったが、何故???

外はまだ明るい、歩いて帰った。
18時ごろに着き、ロビーで客引きCが待っていた、前正覚山への料金の残金Rs600を支払った。
深夜、ドアを木の様なもので叩く音がした、私のドアも叩かれた、何の音だと彼に聞くと、ドアを叩いて、それこそ叩き起こしているのだろうとの事であった???
23日14時発のバナラシ行き列車のチケットが取れたので3泊すると伝えた。
宿泊時、列車のチケットしだいでは2泊になるかも知れないと言っていたので連絡した。
3泊分の宿泊費は支払っているので問題ない。

21時に寝た。

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