原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

自分のまわりにバタバタと人が倒れてゆき「これは-…本当に大変なことが起こったのだな」と、気がつく

2014-09-04 02:08:49 | 放射能汚染

自分のまわりにバタバタと人が倒れてゆき

「これは-…本当に大変なことが起こったのだな」と、気がつく

東京に原発を!広瀬隆 集英社版 1986年
第2章 大事故の恐怖 大事故とは何か
http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/genpatsu/genpatsu00a.htm より全文引用

 わが国の業界誌である『原子カ工業』(1981年3月号)に掲載された「原子カ発電所事故に対する緊急医療対策」と題する論文のなかに、次の一条がある。


被曝量が多くてだめなものは、あわてて何かをやっても結局はだめである

 これを書いた放射線医学総合研究所の安本正の見解は、「大事故があれば医療対策などない」という医学的結論を明記している。ニュースに登場しないチェルノブイリ住民の運命こそ、想像するに身の毛もよだつものではないか。国際原子力機関がすべての情報を抹殺した”理由”はここにある。

  事故当日と翌日、キエフで雨が降った、チェルノブイリから北へ三百キロのモギレフには、四人の日本人が滞在中で、この4人も雨にあい、5月一日に帰国して大量の放射能が検出された。このことから、少なくとも数百キロの広大な範囲にわたって、おそらく爆発の熱気と噴出物によって誘発された降雨を招き、ドニエステル川とドニエプル川の両大河に大量の死の灰が流れこんだと思われる。ウクライナの穀倉地帯では、これから収穫を迎えようとしていた小麦、トウモロコシをはじめ、畜産物が手のほどこしようもないほどの汚染を受けたのである。
  次いで二日後の28日朝、それまで数日間異常を記録してきたストックホルムの測定器が、ついに爆発物の気流を受け、アラームが鳴りはじめると、パニックが幕を開けた。ポーランドではすでに、通常の5百倍の放射能が検出されていた。すでにキエフでは、一般市民のあいだでも事故の噂が隠しきれないものになっていた。チェルノブイリ近在の住民の一部が、避難してきたからである。

  翌29日から、われわれも炉心溶融の大事故を知るところとなった。そしてヨーロッパ各国は、今日までほとんど報道されていないチェコ、ハンガリー、ルーマニア、ユーゴスラビア、ブルガリアの東欧圏から、ギリシャ、イタリア、オーストリア、東西ドイツ、スイスまで、実は広大な範囲にわたって汚染されているのである。
  汚染の発表は、その国の産業にとって致命的なものとなる。そのため公式発表は各国とも厳重な報道管制のもとに置かれていると想像される。しかし、野菜の出荷規制が欧州全土に及んだことでわかる通り、各国とも、国内的には手を打たざるを得ない危険な状況を迎えている。
  若い母親たちは、子供に与える飲み物と食べ物に気を遣い、その揚げ句の果て、自分たちがどこを向いても放射能汚染の網にスッポリ包まれている事実に気づく。野菜を洗うにも、水が汚れている。ウクライナの農民は、ついその前の年まで豊かな小麦畑に働き、夏には40度近い気温のなかで陽光を浴び、黒海に遊んだ。だが彼らは今、自分の運命を呪わずにはいられない。

  チェルノブイリの幼い子供たちは、今どうしているのか。若者の未来はどこへ消え去ったのか。わが国の場合、大地震の罹災者はそれだけで地獄の渦中に置かれるが、さらにその上に放射性ガスが襲いかかると、どれほどの苦しみを味わうのか。
  まず口のなかに金属的な味覚を感じ、やがて気持が悪くなり、激しい吐き気や頭痛に襲われる。これはスリーマイル島付近の住民が経験した症状である。自分のまわりにバタバタと人が倒れてゆき、その光景を見ながら、「これは-…本当に大変なことが起こったのだな」と、気がつく。
  動転するなかに臨時ニュースが流れ、道路封鎖がおこなわれ、広大な面積にわたって隔離されたことを知る。一帯には、ガス・マスクを装着した軍隊の姿が見える。

(引用終了)

 

チェルノブイリ 西ドイツと東ドイツにおける事故後の反応
http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20110520/1305887529 より
2011-05-20

私は旧東ドイツに住んでいる。かつての西ベルリンからそう遠くない場所である。

おととい、外食先でばったりと近所の人に会った。こちらのテーブルに移動してもらい、しばらく話をした。私が日本人ということで、話題は自然と原発事故になった。

「チェルノブイリ事故があったときね、ここら東ドイツでは、しばらくの間、正式な報道はなかったですよ。噂は耳に入って来ましたけど。うちの子ども達が学校に言ったらね、教師がこう言ったんですよ。『チェルノブイリで事故があったというのはデマだ。資本主義のヤツらがプロパガンダをしているんだ』信じられますか?

その人はこう言った。そして、続けた。

「ここら辺はご存知の通り、白アスパラの名産地でしょう。でも、分断時代、私達の口には滅多に入りませんでしたね。この辺で採れた農産物のうち、品質のいいものは外貨獲得のために西ベルリンに売っていましたからね。余り物を東独市民が分けるという状態でね。でも、チェルノブイリ事故があったらしい頃、急に市場に農産物が出回ったんです。白アスパラも上等の肉も。後から聞いた話では、西ベルリン市民はガイガーカウンターで放射線を測って、『こんなの食べられない』って、突き返して来たようですね。普段口に出来ない贅沢品に皆が殺到しましたよ。うちは食べなかったけど……」

健康被害の報告はなかったか?と私が質問すると、「さあ。わかりません。調べてもいないんでしょう」

この話に興味が沸き、早速、インターネットで「チェルノブイリと東ドイツ」について検索してみたところ、このような資料が見つかった。

Tschernobyl und die DDR: Fakten und Verschleierungen –Auswirkungen bis heute? 「チェルノブイリとドイツ民主共和国 – 事実と隠蔽 その影響は今日まで至っているか?」

ザクセン•アンハルト州の公式資料だ。これによると、旧東ドイツでもっとも土壌の放射能汚染が酷かった地域はマクデブルク(ザクセン•アンハルト州)で、1986年5月初めには最高で40.000 Bq/kgの土壌汚染が計測された。しかし、これが旧東独の新聞で報道されたのは一度だけ。「汚染は低レベルで安定している」とされた。

一方、この資料から、旧東独内の陸の孤島であった西ベルリンでは全く別の動きがあったことがわかる。事故から二日後の1986年4月28日には、ベルリン医師会長Dr. Ellis Huber氏がサイエンスジャーナリストのThomas Dersee氏に事故の健康上の影響を記録し、見解を発表しようと持ちかている。そして二週間後には、「チェルノブイリ原発事故 – 健康への影響推定」というパンフレットを作成し、三ヶ月で4万二千部を配布した。その中で著者らはチェルノブイリの原子炉からはおよそ広島に落ちた原子爆弾の千倍の放射性物質が放出され、ヨーロッパを超えて広がったと推定したが、西独政府はロシア当局の発表をもとに、被害を過小評価しようとしたらしい。食品の放射線暫定基準値が慌てて引き上げられた。それに不安を感じた西独国民は40余りの自助団体を立ち上げ、独自の放射線測定を始めた。西ベルリンでは、ヴァルトビューネという野外コンサート場でのチャリティコンサート収益を資金に„Verein Aktiv gegen Strahlung e.V.“(ドイツ放射線防護協会)という団体が発足し、„Strahlentelex“という会報を発行して独自の西ドイツ全国放射能情報を提供し始めた。この会報は現在もウェブサイトのかたちで存在している。

Strahlentelex.de

チェルノブイリ事故があったとき、私はまだ日本に住んでいたので、当時のドイツでの報道や国民の反応がどうであったかを知らない。ツイッターでどなたかが「チェルノブイリの翌年にドイツに旅行に行ったら、スーパーの野菜に放射線測定値の表示があった」とつぶやいておられたので、西ドイツ政府の対応はそこまで徹底していたのかと感心したのだが、この資料を読む限りでは、ドイツといえど、やはり原子力ロビーは強力で、東西両政府は危険性をなるべく国民に知らせないようにしていたことがわかる。旧西独で危機感から具体的に動いたのは主に子どもを持つ親達であったようだ。西独政府は「チェルノブイリ事故による放射能汚染はドイツでは極めて低レベルで、健康上の影響はない」と発表していたらしいが、それを覆す様々な調査報告がなされている。例えば、同資料によると、西ベルリンではチェルノブイリ事故翌年の1987年1月にダウン症の子どもが多く生まれた。これが発覚した理由は、周囲を国境で囲まれた西ベルリンでは、ダウン症のほぼすべての子どもが同じ小児科医の診察を受けたためだ。しかし、チェルノブイリ事故によるドイツにおける健康被害の全貌はいまだ明らかになっていない。

参考までに、チェルノブイリ事故後のドイツにおける土壌放射能汚染地図を貼っておく。

(ミュンヘン環境研究所HPより)

(引用終了)

 


===『ダウン症』に関する過去記事=== 

<ダウン症が8倍!染色体異常の増加>

2003年度で、1万出生数あたり11人。

2013年1万出生数あたり、104人。
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/998e1f89a4f294c2a8bd098e4abb95e7
2013-07-18
この世の地獄が出現している。
眼を何回もこすってみて、まちがいでないかと思った。

 


産婦人科に勤務の看護士「最近奇形が多い」

「一番多いのが、口唇口蓋裂、次に多いのがダウン症」
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/14c24612cd717c554904b10b486317ae
2014-02-18


東京出身の女優 奥山佳恵の赤ちゃん”ダウン症、心臓に穴”
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/ab3f1d240784cb8ddca6c1d8e371c9bd
2014-05-12

 

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