海外から東京23区西部に帰省。
東京都府中市 救急車や消防車の音が一日中聞こえる。
20日間の東京 (チーズケーキ)
2012-07-22 18:22:09
海外から東京23区西部に帰省した。
成田からバスに乗ったが枯草や枯れた木がやや多く感じられた。植物全般になにか勢いがない印象。町に西洋人が散見され、ちょっと安心。それでも以前よりは確実に少ない。
私は高額な西の野菜BOXを手配した。道の駅で見るような野菜がちょこちょこ8種類入って3000円。(送料込)また、唯一の理解者母が西の食材を集めてくれたことに本当に感謝。ただ、高齢ゆえ3週目からは東の食材も食べた。暑い中、食材を探して自転車を押す丸くなった背中に申し訳なく思ったから。
さらに旅行に行き、関東の海の魚を食べ、温泉を楽しみ、外食をした。今のところ何も身体症状がないので後悔まではしていない。美味であることに変わりはないのだし。家族の素晴らしい思い出になった。しかし、そう思わないとやってられないのも確かだ。
東京では放射能という言葉はすでに風化しており、いわゆる高学歴で暮らし向きの良い人たちも大して気にかけていないように感じた。野菜をえり好みすることは福島の人たちへの差別につながると、母から聞かされたし、父からは放射能ノイローゼ、夫からはキチガイと言われた。
マスクをしてミネラルウォーターを飲んで西の食材を貯金崩して買うのは簡単だ。それよりも周囲の人間関係がギクシャクし、異常者扱いを受け孤独になるのがつらい。
テレビは何事もなかったように那須でも福島でも観光地として紹介している。ドトールコーヒーの桃ドリンクに一瞬驚いたが飲みたいといった息子を止めることはできなかった。声に出して言えない雰囲気なのだ。
府中ではイチョウの葉や植え込みの木に奇異な形を認めたが放射能のせいとは言えないだろう。救急車や消防車の音が一日中聞こえるのも高温のせいに違いない。そしてのどがいがらっぽいのも鼻腔がヒリヒリするのも、きっと気のせいだろう。
今は海外の自宅に帰ってきてパソコンの前にいる。もう、いちいち汚染マップを前に説明する必要もないし、喧嘩もない。私のような心臓に毛が生えた人間でもこのデリケートな問題については無力だった。私だけ黙れば旅行もレストランもおいしくみんなで楽しめるのだ。そう思うと緊張感がなくなり、防御の気持ちは瓦解してしまった。
海外在住者や西日本在住者の皆さんは関東・東北に滞在するときはせいぜい2,3日にすべきだ。理解者は本当に少ないので・・・
くちき ぺんぺん @kuchikipenpen
海外から東京23区西部に帰省。東京都府中市 救急車や消防車の音が一日中聞こえる。きっと気のせい・・ http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/9715024683c9890eebbc1255a3d0db08 … @poz_v01東京は常にこんな感じ、気のせいではない。もう慣れてしまったのが怖い。