私は、都会の喧騒からかなり離れた郊外の町で、家内と 孫代わりに可愛がっている室内犬と暮らしています。
子供と孫達は遠く県外に住居を構えていて、郷里へ帰省して来るのは年に数回なのです。
私がこの場所を終の棲家に選んだのは、バス停とスーパーマーケットがすぐ近くにあり、さほど遠くないところに
プールを備えたスポーツセンタがあったからですが、そのバス停は、後日現地へ移住してから時刻表を覗いて
見ると、ほぼ1時間に一本ほどしか無く、自分の判断の脇の甘さがショックでした。
しかし、住めば都と言いますが、住み慣れた現在では特に不満も無く飄々と暮らしています。
この辺りの住宅は、各家のブロック塀の使用は制限されていて、生垣か腰ほどの高さの柵で廻らしてありますので
遮蔽が無くて見通しが良く、通りを歩くとその家の住人に頻繁に顔を合わせることになり、何処にどういう人が住んでいるか
何となく分かって来ます。
当時新興住宅で、お互い寄せ集めの住人だったのが、年を経てやっとそれぞれの人たちが馴染んで来たように思います。
この住宅地をちょっと出ると一面に田んぼが広がり、最近、稲の花穂が出てきていました。 九州ですから、花穂が出るのは
他の地区より遅いのかも知れませんが、吹く風とともに秋を感じる様になりました。
今日は、本当に久々の夕焼けが見れて、きっと明日は晴れると思います。
スペインの古都トレドの下書きです。
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