あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

日本人が全米OPで優勝雑感

2018年09月14日 00時35分54秒 | 国際
 本日は、珍しく「海外反応系」の話。

【どんぐりこ】海外「認められてる!」大坂なおみ選手を日本人として受け入れる日本人たちに海外が感動
http://dng65.com/blog-entry-5601.html

 俺はテニス観戦が実はワリと好きだったりして、ランキング急上昇だった大坂なおみさんの事は前から注目していたのだけど。まさか日本人がグランドスラムで優勝できる日がくるとは信じられなかった。

 初めて彼女を見た時、明らかにハーフとわかる容貌で、俺は彼女の事をすぐさま調べてみた。中南米のハイチ共和国の父とのハーフである事はすぐにわかった。
 わかったんだけど、俺としては彼女を同じ日本人として応援し、そして全米で決勝に進んだ事が報道された時、職場だったのだが興奮気味で仕事仲間に、彼女の決勝進出と、その強さ、初のグランドスラム優勝の可能性について、語ったものであった。

 そして、全米オープンで、彼女は決勝も圧勝での優勝。

 俺はこの時、もちろん嬉しかったし、この事についていっぱい、いろんな人に話をしたのだけど。心の中で少しだけ…。

 「こんな時だけ…」と考えている自分がいた。
 こんな記事を見つけたのだけど。まさにこの記事の筆者の心理が、ほんの少しだけ、自分にあった事は否定しない。

【ハフポ】大坂なおみ選手は"日本人"なのか。
https://www.huffingtonpost.jp/naomi-iwazawaa/osaka-naomi-20180911_a_23522169/

どうしても「こういうときだけ......」とひねくれた感情を抑えることができないのです。

 別に、ハーフの彼女に、日本人としてなんら含むところがあるわけではない。
 韓国人のネタとして、例えば「手塚治虫は実は韓国人だった」とかの、かっこいい事をなした人を「実はあの人は韓国人なんだよ」と言いふらしたりする、いわゆる「韓国人認定」を、日本人として嫌悪していた心理の反動というか。

 こんな事で日本人は喜んでしまって。調子がいいんじゃないの?とか、浅ましいんじゃないの?と、自分を含めた大坂なおみさんを応援していた側の節操のなさに、ちょっと「恥ずかしい事なのかな…」という気持ちがあったのだ。

 そこで、見つけたのが冒頭の海外反応系ブログのエントリ。

 そこには、日本人が純粋に大坂なおみさんをマジで応援しているのを見て、「ハーフの彼女を同じ日本人として応援している!」との、外国人達の驚いた姿があった。

 ああ。本当に日本には人種差別が少ないと思う。相対的に。
 だって、そこに外国人が驚けるって事は、おそらくは白人社会では、黒人とのハーフは自分と同じ国籍であっても、同国人のように応援できない人もいるという事なのだ。

 相対的に、日本では人種差別が少ないと、わかる話だろう?

 それで、よくよく大坂なおみさんの国籍をネガティブにとらえている記事をいくつか読んでみると…。
 その記事を書いているのが、まあ上記のハフポも含め、リベラル系なんだよね。

 日本人は、大坂なおみさんを日本人として心理的に受け入れ、純粋に応援できていたと俺は思うのだけど。
 どうも、リベラル系はその様子がお気に召さないように思う。

 それで彼らは自らが率先し、「大坂なおみさんは純粋な日本人ではない」みたいな記事を書いてくる。朝日新聞の元記者が、どっかで出したコメントを俺は覚えているのだけど。新聞は、基本的に世論を善導する為に、記事を書いているのだそうだ。

 つくづく思った。日本型リベラルこそ、俺は多様性に欠けると。
 そして、改めて思った。大坂なおみさんを心から日本人として応援する事は、ぜんぜん悪い事ではなく、むしろ世界から称賛されるような心理なのだと。

 遅くなってしまったが、優勝おめでとう!大坂なおみ選手。

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