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昭和天皇 「拝謁記」 国民の目を気にする姿も克明に。。「拝謁記」。昭和天皇と田島道治・初代宮内庁長官

2019年08月18日 | 市民意見を議会に反映
昭和天皇 「拝謁記」 国民の目を気にする姿も克明に。。「拝謁記」。昭和天皇と田島道治・初代宮内庁長官

相川哲弥ブログ。 https://blog.goo.ne.jp/jp280


  2節。 ニュース。
昭和天皇との対話を記した初代宮内庁長官の「拝謁記」には、
昭和天皇が国民の目や国民との距離を気にして、
自らの暮らしぶりが贅沢(ぜいたく)に見えないかや、
皇室についての報道に神経をとがらせる姿が記されています。

「拝謁記」を記していたのは、民間出身の初代宮内庁長官だった田島道治で、
戦後つくられた日本国憲法のもとで、昭和23年から5年半にわたり、宮内庁やその前身の宮内府のトップを務めました。
在任中、600回余りのべ300時間を超える昭和天皇との対話を詳細に記録していました。


田島長官が仕えた時期は、
昭和天皇が象徴として歩み始めた一方、
退位の問題もくすぶっていて、
「拝謁記」には、昭和天皇が国民の目を気にする様子がたびたび記されています。

終戦から4年がたった昭和24年8月30日の拝謁では、
住まいとして使い続けていた防空施設の「御文庫(おぶんこ)」の増築が話題に上ると、
昭和天皇は、
「今ハ皇室 殊ニ 私ニ対シテ 餘(あま)リ 皆 ワルク思ツテナイ様デ
一部ニハ退位希望者アルモ 大体ハ私ノ退位ヲ望マヌ様ナ時ニ
私ガ住居ヲ大(おおい)ニ新築デモシタ様ニ誤伝セラルレバ私ハ非常ニ不本意デ、
イハバ(いわば)一朝(いっちょう)ニシテ 信ヲ失フ事ハ ツマラヌト思フ」
と述べたと記されています。

さらに、昭和26年12月19日の拝謁では、
昭和天皇が葉山御用邸での静養について、
「退位論など唱へる人達、
生活ニ困つた人
特ニ軍人など戦争の為ニひどい目ニあつた人
から見ると
私が葉山へ行くなど贅沢の事をしてると思ふだらう」と懸念を示し、
「行つていゝか」と田島長官に尋ねたと記されています。

これに対し田島長官が
「退位其他の事を云々(うんぬん)する人ハ葉山へ御出掛などをそう八釜(やかま)しく申しハ致しませぬし、
大切な御位置の方の御健康上 御よろしい事ハ結構な事であります故
よろしいと存じまして」と述べると、
昭和天皇は「そんならそれでよろしい」と述べ安心した様子を見せたと記されています。

一方、皇室についての新聞報道に神経をとがらせる様子も記されていました。

昭和28年11月4日の拝謁では、昭和天皇が
大手新聞の報道に触れ、
「『菊のかーてん』などと書き出してハ誠ニ困る」と述べたと記されています。
これに対し
田島長官が
「内容を読みますれば宮内庁のやり方の批難ではありませぬがどうも標題がわるうございまして」と述べると、
昭和天皇は
「見出しだけで中を読まぬ人も多く『菊のかーてん』といふ言葉で想像して皇室が国民ニ接近したがらぬとの印象を与へる事ニなつてハ困る」
と述べたと記されています。

分析に当たった日本近現代史が専門の日本大学の古川隆久教授は
「国民の総意に基づく象徴天皇である以上は、
いかに国民に受け入れてもらえる形を作るか
、国民との関係をきちんと考えなくてはいけなくなった
ということが読み取れるのではないか」と指摘しています。
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  9節。資料出典。
別の記事『インターネット版のニュース記事を、記憶容量が最小のファイルに保存・整理』(2010年2月19日)
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NHK  「昭和天皇 「拝謁記」 国民の目を気にする姿も克明に」  2019年8月18日
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