消費者保護。東日本大震災・津波避難・福島原発。子供安全。冤罪。警察不祥事。労働者権利。相川哲弥ブログ

消費者保護。市民意見を議会に反映。子供・おとな安全。大学の選び方。無実市民を有罪にするのを防ぐ。警察の裏ガネと不正。

水難救助訓練中の機動隊員水死、の刑事裁判で指導役の警官・被告「死んだふりと思い静観」と供述。埼玉県警

2016年07月15日 | 警察・検察・裁判・刑務所・弁護士の不正
水難救助訓練中の機動隊員水死、の刑事裁判で指導役の警官・被告「死んだふりと思い静観」と供述。埼玉県警

相川哲弥ブログ。 http://blog.goo.ne.jp/jp280

  1節。相川の意見。
このブログの関連記事
「訓練中水死の警察官遺族が提訴。埼玉県警。「呼吸をさせないまま水中に沈める加害行為が繰り返され」
2015年06月29日
  クリック 
関連記事を10節に追加加筆。

「訓練中の機動隊員水死、埼玉県警幹部ら6人書類送検。訓練を中断しようとした隊員を水の中に押し戻して」
2013年01月17日
  クリック 

  2節。ニュース。
 埼玉県警機動隊プールで2012年6月、水難救助訓練中だった隊員の佐々木俊一巡査(当時26歳)が水死した事故で、業務上過失致死罪に問われた川口市芝、県警巡査渡辺哲範被告(32)(休職中)の第6回公判が14日、さいたま地裁(栗原正史裁判長)であった。

 被告人質問で渡辺被告は、水中で意識を失った佐々木巡査を見て「死んだふりをしているかもしれないと思い、沈んだのを10秒くらい静観した」と供述。訓練隊員を水中に沈める行為について「ほかの指導員もやっていた」と述べた。

 6月1日の検察側冒頭陳述では、現場プールで9人の隊員が訓練を受け、渡辺被告ら少なくとも5人が指導していたとされる。

 被告人質問で渡辺被告は、事故当時、プール内で指導しており、佐々木巡査がプールサイドのはしごをつかむ禁止行為をしたため、「さぼりたいのだろうと思った」という。戒めにプール中央付近に連れて行き、空気ボンベを左手でつかんで数回、水中に沈めると動かなくなり、そのまま沈んでいったが、「訓練をしたくないので、死んだふりをしているのかと思い、10秒くらい静観した」と供述した。

 プールサイドに引き上げられた佐々木巡査にすぐ、救命措置が行われなかった理由について、渡辺被告は「『(死んだ)ふりをするんじゃない』と上司が呼びかけるなど、溺れたという認識の人は周りにいなかったと思う」と述べた。

 被告人質問の供述では、渡辺被告は2009年3月頃、水難救助部隊に入隊し、11年3月頃、指導員になった。渡辺被告自身も新隊員だった当時、訓練中にプールサイドのはしごをつかむなどの禁止行為をして、指導員から水中に沈められた経験が何度もあり、「逃げても余計自分が苦しいだけと学んだ」と述べた。

 水中に沈める行為の目的について、渡辺被告は「現場でトラブルに巻き込まれた際に対応する能力を養うため」と説明。「やめるように上司らから直接注意されたことはなかった」とした。

 事故の約20日前の訓練でも、佐々木巡査は、禁止行為の戒めとして、渡辺被告に1、2回水中に沈められて気を失ったような状態になった。指導員たちは「意識を失ったふりをした」と思っており、渡辺被告は「その影響で(事故当日も)現場に緊張感がなかったと思う」と供述した。
 一方、6月6日の第3回公判で認否を変更した理由について弁護側などから尋ねられ、渡辺被告は「パニックになっているのを見落とし、(佐々木巡査の死亡は)自分が沈めたのが原因だと考えるようになった」と述べた。また、法廷で検察官の後ろに座る佐々木巡査の母親ら遺族に対し、「自分の判断の誤りから息子さんの命をなくしてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 渡辺被告は、佐々木巡査について、体力的に他の隊員より劣ると認識していたものの、訓練の負荷については「特別な認識はなかった」と供述した。

 このやりとりを受け、栗原裁判長は「外形上、『認める』と言っているが、過失について(起訴状と)齟齬そごがある」「否認しているのではないか」と指摘。「これでは判決が書けない」と漏らし、裁判官、検察官、弁護人の3者で19日に協議を行うことになった。

 この日は、被告人質問に先立って、事故当日、現場の訓練責任者だった当時警部補の小隊長も証人として出廷。佐々木巡査が意識を失った時、「溺れたふりをしているのではないかと思った」と述べ、「先入観を捨てて迅速に措置すべきだった」と語った。

 小隊長もプール内にいたが、異変に気付いたのは水中で動かない佐々木巡査を見てからだったと説明。また、戒めとして、水中に沈める行為が当時禁止されていたかどうかは「記憶にない」とした。

  9節。資料出典。
別の記事『インターネット版のニュース記事を、記憶容量が最小のファイルに保存・整理』(2010年02月19日)
 クリック 
を使って、
(記事がインターネットから削除されないうちに)ファイル保存・整理してください

読売新聞  「機動隊員水死、被告「死んだふりと思い静観」。埼玉県警」  2016年7月15日
  クリック 
===================================================

県警訓練中に水死 被告の巡査は無罪主張 遺族「殺された」

東京新聞   2016年6月2日
  クリック 

亡くなった佐々木俊一さんの遺影を手に持つ母親の千春さん=さいたま市浦和区で

 朝霞市内の県警機動隊施設内のプールで二〇一二年六月、訓練中の佐々木俊一巡査=当時(26)=が訓練中に水死した事故で、安全管理を怠ったとして業務上過失致死罪に問われた当時の指導員だった県警巡査渡辺哲範(あきのり)被告(32)=休職中=の初公判が一日、さいたま地裁(栗原正史裁判長)であった。渡辺被告は「おぼれさせる意図はなかった」と無罪を主張した。

 公判は、実際の水難救助で浮上できない場合を想定した訓練の一環として、渡辺被告が繰り返し水中に佐々木さんを沈めた行為の是非が焦点となっている。

 冒頭陳述で検察側は、「息継ぎする余裕を与えなければ、おぼれて死亡する恐れがあることは容易に予見できた」と指摘。弁護側は「(佐々木さんを)沈めた後も浮上するのを待っており、すぐに体を引き上げられるようにしていた。おぼれることは予見できなかった」と反論した。

 起訴状によると、一二年六月二十九日、空気ボンベなど三十八キロの装備を身に着けプール内を泳ぐ訓練をしていた際に、水深約三メートルの場所で、佐々木さんの体力や技術を考慮せず、水中に何度も沈めておぼれさせ、死亡させたとされる。

 公判を傍聴していた佐々木さんの母千春さん(58)は「殺されたと思っている。無念です」と遺影を持ち、目に涙を浮かべた。

 同事件をめぐって県警は、上司ら六人を業務上過失致死容疑で書類送検したが、さいたま地検は一四年九月、渡辺被告以外の五人を不起訴(嫌疑不十分)とした。千春さんら遺族は昨年六月、渡辺被告ら四人と県を相手取って損害賠償請求訴訟をさいたま地裁に起こしている。 (井上真典)
==================================================

機動隊水死公判 巡査「パニック状態を見落とす」 一転、起訴内容認める

東京新聞   2016年6月7日
  クリック 

 朝霞市内の県警機動隊施設内のプールで二〇一二年六月、訓練中の佐々木俊一巡査=当時(26)=が水死した事故で、当時の指導員で、安全管理を怠ったとして業務上過失致死罪に問われた県警巡査渡辺哲範(あきのり)被告(32)=休職中=の第三回公判が六日、さいたま地裁であった。初公判で無罪を主張していた渡辺被告は、一転して起訴内容を認めた。

 この日の公判冒頭、弁護側は起訴内容を認めることを説明。渡辺被告が証言台に立ち、「(佐々木さんの)パニック状態を見落としたことが事故の原因だった」と認めた。

 起訴状などによると、渡辺被告は、訓練中に佐々木さんがプールのはしごを強くつかみ中断を求めたのに中断を認めず、そのまま水中で浮上できない場合を想定した訓練に移行し、繰り返し佐々木さんを水中に沈めておぼれさせ、死亡させた。

 二日の第二回公判では、全国の機動隊で水難救助を指導する専門家が証人として出廷。佐々木さんがはしごを強くつかんだ行為について「パニック状態で、その後の沈める行為はあり得ない」と危険を指摘していた。
===============================================
裁かれる埼玉県警機動隊の“殺人訓練”――何度もプールに沈め溺死に

週刊金曜日   2015年8月6日10:32AM|カテゴリー:社会|admin
  クリック 

写真。 死亡した佐々木俊一巡査の遺影を手に記者会見する遺族と弁護士。(6月29日、撮影/三宅勝久)


水深3メートルのプールの底まで繰り返し力ずくで沈め、動かなくなると引き上げて放置する。殺人、または拷問死というほかない残虐な事件が埼玉県警で起きた。

埼玉県警機動隊「水難救助隊」の新人隊員・佐々木俊一巡査(享年26)は、2012年6月29日、朝霞市の機動隊のプールで潜水「訓練」中、溺死した。遺族の調査で浮かんできたのは、「訓練」に名を借りたリンチだった。

俊一さんは機動隊員の暴行によって死亡したとして、母・千春さんら遺族が、今年6月28日、埼玉県や救難救助隊の巡査、巡査部長、警部補ら4人を相手取り、総額約1億9000万円の損害賠償を求める国家賠償請求訴訟をさいたま地方裁判所に起こした。

「真相を知りたい。被告の警察官たちには正直な話をしてほしい」

翌29日、命日に開いた記者会見で遺族は涙ながらに語った。

遺族や弁護団(野本夏生弁護団長)によれば、主に警察から聞き取った事実をもとに判明した経緯は次のとおりである。

12年6月29日午後4時ごろ、基礎訓練に続き、「完装泳法」の訓練に移った。空気ボンベ、シュノーケル、足ヒレなど重量38キロの装備を身につけたまま、ボンベの空気を使わずシュノーケル呼吸のみで、潜ったり立ち泳ぎをする訓練だ。

俊一さんは変形性膝関節症で足が痛かった。訓練開始からまもなく、プールの浅い部分(水深1・2メートル)に移って足をつき、訓練中止を申し出た。痛みのせいで立ち泳ぎが続けられない。

だが、指揮官のI巡査部長は訓練続行を命じた。俊一さんはやむなく泳ぎ続けた。しかし、やはり痛い。とうとうプール内壁に取り付けられたはしごをつかんだ。そして中止させてほしいと訴えた。

するとプールサイドにいたN巡査部長が、俊一さんの顔を足で何度も踏み「佐々木、つかむんじゃねえよ」と怒鳴った。そして、「無理です」と繰り返す俊一さんを力ずくではしごから引きはがした。俊一さんはパニック状態に陥った。

続いて、水に入っていた指導員のW巡査が俊一さんをプールの深い部分に連れていき、背後から両肩に手を置き、体重をかけて水深3メートルの底まで沈めた。5、6秒かけて浮いてくるとまた同じ要領で沈めた。I巡査部長の指示だった。

俊一さんは水中メガネとシュノーケルを顔に着けたままはずすことは許されなかった。シュノーケルの管内や水中メガネの中に水が入り、呼吸ができなかったとみられる。

4回ほど沈められた結果、俊一さんは水中で動かなくなった。すると、そのまま10秒ほど放置され、ようやくプールサイドに引き上げられた。呼吸や心拍の確認はしなかった。人工呼吸もしていない。そればかりか「死んだふりか」などと言って往復びんたをした隊員もいた――。

119番通報は引き上げから8分後。俊一さんは病院に運ばれたが死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は溺死。両肺に大量の水が入ったままだった。

【私的制裁の疑い】

埼玉県警によれば、繰り返し沈めた行為は、ボンベの空気が吸えなくなった場合の対処法を学ぶ訓練だったという。しかしI巡査部長は、事前に「佐々木をやりますよ」と不穏当な発言をしており、私的な制裁だった疑いは濃厚だ。

現在、W巡査が業務上過失致死罪で起訴されている。

もともと俊一さんは東入間署の地域課に所属し、交番勤務を主な仕事としていた。運動は苦手。水に潜って遊んだ経験もない。機動隊への異動を告げられたのは12年3月。自ら希望したわけではなく、とまどっていた。遺族によれば、訓練は辛そうだった。膝も機動隊に入ってから負傷した。事件直前には「死ぬかもしれない」と漏らしていた。意識を失ったこともあった。そして、辞めたい旨上司に相談していたという。辞意を伝えたことに対する見せしめ的な報復の可能性はある。

(三宅勝久・ジャーナリスト、7月24日号)
===================================================




ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 新潟県警の広域緊急援助隊の... | トップ | 鎌倉の海水浴場で津波避難訓... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

警察・検察・裁判・刑務所・弁護士の不正」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事