和歌山県東牟婁郡北山村

和歌山県の飛び地、北山村は北山川と山の間にある山間村。

村全体が斜面にある感じで確かに国道169号しか道がない（川の対岸に県道が走っているがそれはほとんど三重県熊野市）、というか作りようがない。新宮市まで45Kmあるとすると熊野市までは20Km。ちゃんと協定を結んで救急搬送を熊野市に向ければ、新宮市まで行く時間（一時間半）の半分以下で済むでしょう。北山村－熊野市を結ぶ県道34号に近代的なBPトンネルもある事だしね。


歴史的には新宮市との結びつきが深いが、ダム建設に伴う道路整備で熊野市との結びつきが強くなっているらしいし（Wikipedia）。

わざわざ新宮市を持ち出したのは巧妙なトリックかもしれない。

国道169号（隣の熊野川町）の峠道は大規模なBPが整備されているし、熊野市と繋ぐ県道もBPが作られている。これ以上の近道といったらやはりヘリしかないだろう。

もっとも周囲の町村を見ても冬季通行止めの路線もあるので、一定の道路整備は必要かもしれない。せめて除雪費用は確保したいところではある。ただし高速道路は全く必要ないだろう。


全国唯一の飛び地の村を売りにし、かつて栄えた筏下りを観光で復活。花粉症に一定の効果があるという「じゃばら」という柑橘類の世界一にして世界唯一の産地。人口536人ほどの村。

それが北山村。