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万両(まんりょう)

2009年07月22日 | Weblog
これは、知人が育てた万両である。
お正月でもないのにと思われるかも知れないが、いま時分、真っ赤な実を付けた万両は珍しいので紹介する。

万両、百両、十両は薮柑子(やぶこうじ)科。
千両は千両(せんりょう)科。
・学名 Ardisia crenata (万両)
Chloranthus glaber(千両)
Ardisia crispa (百両)
Ardisia japonica (十両)
Ardisia : ヤブコウジ属
Chloranthus : センリョウ属
crenata : 円鋸歯状の
glaber : 無毛の、平滑な
crispa : 縮れた,皺がある
japonica : 日本の
Ardisia は、ギリシャ語の
「ardis(鎗(やり)先)」が語源。
おしべの形がとがっているかららしい。
Chloranthus(クロランサス)はギリシャ語の
「chloros(黄緑)+ anthos(花)」が語源。

・万両の花は7~8月頃に咲き、
12月頃から冬にかけて実が赤くなる。
万両のなかには実が白い種類もある。
・万両の実はずーっと長い間残る(冬にできた
実が次の冬まで残っていることもある)。
・正月の縁起物に使われる。


・万両と千両の名前の違い。
千両は葉の上の方に実をつけるので 鳥に食べ
られやすく、万両は葉の下に実をつけるので
食べられにくく、
その分、実がしっかり残るから・・。
または、万両は垂れ下がり、千両は上向きに
つくので、万両の方が重い、千両は軽い、
とのことから名づけられたともいわれる。

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